アナゴは温暖化に関係ない?

  • 2024年思い出の釣行記No.11
  • アナゴは温暖化に関係ない?
  • 釣 行 日:9月3日(火)
    入釣場所:苫小牧東港
    天   気:晴天 波風とも穏やか
    釣   果:アナゴ 580 ㎜ 以下5
          小サバ アカハラ
  • 本日の釣果:うーん。もう少し釣れると思っていたのに・・・。
  • 「黒潮に乗って函館にカツオ」という記事が道新に載った。なんでも、函館市の南茅部地区などの太平洋沿岸で、通常ではほとんど漁獲されないカツオがまとまって水揚げされ「こんなことは初めて」と水産関係者を驚かせているという。カツオは例年、餌のイワシを追い、暖流の黒潮に乗って8,9月に三陸沖まで北上する。それが、何らかの要因で黒潮の勢いが強く、たどり着いたのではないかと識者はみている。
     私自身もフクラギやカンパチ、サバ、サンバソウ(石鯛の幼魚)をこの苫小牧港で釣り上げるようになった。そして、地球温暖化による海水温の上昇が私達の愛する釣りの世界でも広がってきているのを感じていたことだった。
     そして、続けて「支笏湖ヒメマス最多。今期漁獲初の20万匹突破」「花咲港 サンマ8月漁獲前年同期比4.3倍」「オホーツク サケの不漁は今年も続く」と記事は続いた。全く地球は今後どうなっていくのだろう。

     9月3日、4日となにも予定が組まれていない。それに釣り日和でもある。午前10時に出発し、12:00には苫小牧東港に着いた。フェンス前では、例の如くカンパチやフクラギを狙っている釣り人が入っていたが、エサとなる小サバやイワシの群れは入っていないようで不調のようだ。唯一、サヨリ狙いの釣り人が型のよい30㎝ほどのものを次から次へと釣り上げていた。一瞬、触手が動いたが私には技術的に無理なようだ。
     なにもせず、漁港区を覗いてからアナゴ狙いで場所を移した。夕方にならないとアナゴは無理だが、クロガレイがいるかもしれないと竿を出すことにしたのだ。暇に任せて4本の竿を出したが、アタリは出ない。それはそうだろう。この明るさだ。
  • 天気は上々、後はアタリを待つだけだ
  •  小さなアタリが出て、何かと思って引き上げたが小サバだった。それが、何回か続いた。ぶっ込みにはサバがまぐれで釣れることはあっても、こんなに釣れることはなかった。更に、釣れた小サバを食いちぎっていったヤツがいた。途中まではいい刺さり込みだったのに、飲み込む前に放してしまったらしい。いっそのこと飲み込んでくれたら良かったのに。
  • 何ものかがハリにかかった小サバを食いちぎっていった
  •  夕方になってから砂浜の方に、釣り人が二人現れた。様子を伺いに行ったが、あまり芳しくなかった。今日は不調であるとのこと。港の方からやってきて車を横付けにしている。どこから入ったのと聞いても期待した応えは返ってこなかった。
     それでも、アカハラの合間にポツン、ポツンとアナゴが釣れた。もう諦めようかなと思い始めるとアナゴからのアタリが出るのだ。それで、引き上げるきっかけを失って結局午前2時まで釣り続けてしまった。