4月28日美国導流堤マガレイ44㎝

  • 2018年思い出の釣行記PART.7
  • 4月28日
    美国導流堤
    マガレイ新記録
    ミズクサガレイ
  • マガレイ44㎝以下 7枚
    ミズクサガレイ
    (ムシガレイ)40㎝
    ホッケ45㎝以下7本
    クロガシラ、スナガレイマガレイ新記録樹立
  •  前回流れた前野氏との美国川導流堤への釣行を実行することにした。天気予報では、波は穏やかで雨は降らず、1日目は風が強いが、2日目は穏やかになってくるという見込だ。
     28日午前中、孫とイオンへ買い物に行った。子どもの日のプレゼントを買うためである。戦隊シリーズ最新作『快盗戦隊ルパンレンジャーVS警察戦隊パトレンジャー』の変身に用いる「VSチェンジャー」という基幹アイテム本体は婿の実家からプレゼントされたということで、それに対抗心を燃やした婆~ばが自家製券を発行したのだ。この券はお年玉にも威力を発揮していて、ガチャポン券、おやつ券だけのものだったが、絵本券、おもちゃ券(2,000円以内)も付加されたのだ。孫の誕生日にはプレゼントをあげていたのだが、クリスマスや子どもの日にはあげておらず、婿の方からはもらったということで、やむなくおもちゃ券の発想に至ったのだ。
     ホーマックにはイソメが1パックしか置いて居らず、つり具センターでイソメ150gを2パック購入した。ガソリンも満タンにした。午後2時に前野氏宅に迎えに行くと準備は整えてあり、一路美国へと向かった。連休中だったので車の混雑が予想されたが、意外にもスムーズに進むことが出来た。美国には夕方の5時半にたどり着いた。導流堤の付け根にある海水浴場にはキャンプのテントが張り巡らされ、焼肉のよい香りが漂っていた。トイレも完備されており家族連れで釣りをするには絶好の場所である。
  • 美国漁港海岸キャンプ場には立派なトイレが完備されてあった。
  •  防波堤先端部に何名かの釣り人が見えるが、釣り場を確保出来ないというほどのものではない。早速荷物を担いで先端に向かった。先端左角にある灯台を挟んで北広島からの2名が竿を出していた。その左横手前側には、主のいない三脚が4台並べられているが、釣り人の姿はない。先客に聞くと、少し前に三脚を設置していったということで、その間になんとか1名分の場所を確保した。前野氏は防波堤の延長線上に竿を設置した
  • 前野氏は防波堤延長線上に、角の二人を挟んで私が3本の竿を出した。
  •  私の右に入っていた釣り人は右斜め前方に打っていたこともあり、オマツリの心配はないのだが、左隣の釣り人の道糸が私の前方を塞いできて何度かオマツリをしてしまった。それでもめげずに打っていると、前野氏が左隣に「真っ直ぐに打つように」と声を掛けてくれた。それで、気分を害したのか、左隣の釣り人が竿を移動していった。こちらとしてはあずましく釣りができるというものだ。右隣が30㎝ほどの真ガレイをダブルで抜きあげた。期待が膨らんだ。しかし風が強くアタリがよく分からない。
     陽が落ちてからも私達は釣り続けたが私に掛かってきたのはダブルのギスカジカだけだった。約束の午後8時になったので3本の竿の仕掛をあげて三脚に置き、翌日に備えて車に戻ることになった。私は竿が吹き飛ばされないようにと更に念を押して三脚のバーに道糸を一巻きしておいた。海水浴場では、テントを張った団体客が焼肉のよい香りを漂わせ、子どもたちが花火に興じていた。私達は、まず釣り場を無事確保できたことを缶ビールで乾杯し、日本酒に切り替えて遅い夕食を済ませた。車を揺らすような強い風が吹いていたにもかかわらず午後10時は深い眠りについたようだった。
     翌朝、2時に一旦目が覚めたが、その後は眠ることが出来ずに、3時には釣りをすることになった。左隣の三脚が風に煽られて倒れて竿が落ちていたのを元に戻しておいたが、私の竿は無事だった。風は前日と打って変わって穏やかである。まだ暗いので竿先ライトを付けて釣りをした。まずは、20㎝に満たない真ガレイが釣れた。ギスカジカの大物もダブル、ダブルで釣れてくる。竿先ライトが必要でなくなってくるとアタリが頻繁に出だした。ギスカジカのアタリも少なくなり、左の方では40㎝上の真ガレイが上がった。私の竿にギスカジカのものとは違う竿先を引き込むような明確なアタリがでた。大きく煽ると魚が掛かった。途中から下へ下へと潜ろうとする真ガレイ独特のものに変わった。道糸がナイロン2号だったこともあり、フェンス下に竿を向けて力糸がリールに巻き付いたところで竿を煽って取り込んだ。防波堤の高さは海面から6m程でタモは届かないのだ。40㎝を超える真ガレイが上がった。メジャーを当てると44㎝を指していた。私には初めての40㎝超えだ。
     右隣がタコを掛けた。フェンスから身を乗り出して覗いてみると、タコがユラユラと8本足を漂わせ、時折水を吐き出しては突っ込んでいる。仲間が出したタモは届くはずもなく、導流堤を回り込んでフェンスのないところまでタコを導いていくしかないのだ。その内にタコが岸壁に張り付いてしまって道糸を切ることになってしまった。
    小型のホッケも釣れだした。そして、バタバタと竿先に出るホッケのアタリが途絶え大きく道糸がふけた。かなりの大物と分かるホッケの引き込みだ。先ほどと同じように力糸がリールに巻き付いたところで竿を煽って取り込んだ。赤みをさした45㎝ほどのホッケだった。その後、40㎝を超える真ガレイをもう1枚追加した。
  • ホッケが空を飛んだ
  •  漁船が目の前を通過していった。右隣の道糸を何本も引っかけて沖に行ったかと思うと、スクリュウに絡まったのかそれを解くために船を停めて漂っている。私の投げている方向に近づいてきたので、2本の遠投竿を手に持って備えたが無事だった。
     2隻のカヌーが近くを通った。ゴムボートも出てきて沖に停泊して釣りをしている。観光船グラスボートが港から出て行った。前野氏に言わせると宝島周辺にある溝を通過して戻ってきているということだ。ゴールデンウィークで満杯のお客を乗せて何度も出航していっては戻ってきた。
    8時頃にはアタリが止まってしまったので、朝食とクーラーを取りに車に戻った。温かくなってきたこともあって、スキーウエアーを脱いで車に積みこんだ。釣り場に戻ると、2本の竿先にアタリが続いていた。どちらもホッケだった。今まで釣り上げた魚をクーラーに入れて、そのクーラーにどっしりと腰を据えた。砂ガレイも釣れた。
     姿のかわった40㎝程のカレイが釣れた。真ガレイとは違って体側に着いた黄色い線がなく透き通った水色に近い色だ。背中の方には虫食いのような紋様が出ている。家に戻ってから調べてみるとムシガレイ(ミズクサガレイ)という魚だった。
    右隣が川ガレイを釣り上げた。何という魚だろうと聞くので「川ガレイ」と応えておいた。それでも怪訝な顔で釣り上げた魚を真ガレイの隣に置いている。顔の向きが川ガレイと違うのだ。川ガレイはヒラメと同じように左向きに顔がある。それが真ガレイと同じ方向を向いているのだ。スマホで調べて忍路カレイと認定されることになった。
    右隣の二人が帰った。其処に前野氏が移動した。その途端、大きなアタリで釣り上げたのは、大きな真ガレイだった。メジャーを当てると46㎝だった。前野氏にも記録ものとなる真ガレイだということだ。
  • 前野氏も記録モノとなる真ガレイを釣り上げた
  •  前野氏の入っていたところに新たに親子連れが入った。男の子は中学2年生ということだ。打ち込みを終えると早速スマホを手にしてなにやら覗き込んでいる。12時を回った。私達も片付けることにした。クーラーにしまい込んでから新たな釣りものはバケツに入れておいたのだが、ホッケ2、砂ガレイ2、真ガレイ1,ミズクサガレイ1が入っていた。私達の入っていたところには親子連れが入った。中学生は素晴らしい遠投をしてみせていた。
     今日は、楽しい釣りができた。眠気がこないようにとコーヒー缶をのみ、安全運転に心がけながら帰路についた。しかし、カーナビの設定が悪かったらしく、札幌新道に入り込んでしまった。渋滞を心配したがさほど混むこともなく岩見沢に着くことができた。
  • 本日の全釣果。ギスカジカは2尾だけ味噌汁の出汁とり用に持ち帰った
  • ミズクサカレイ(ムシガレイ)
  • ホッケがコオナゴを吐き出した
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