思いがけず3位入賞 えりも岬漁港
- 2025年思い出の釣行記No.15
- これだから釣りは止められない!
- 大 会 日:8月24日(日)
大会範囲:東洋漁港~目黒漁港
入釣場所:えりも岬漁港
天 気:晴れ 波風穏やか
釣 果:クロガレイ 380 ㎜ 1/2
アカハラ 354 ㎜ 1/沢山
カジカ 1/1
ハゴトコ 2/2
ソイ 1
重 量 240 0g
成 績 合計点数 974 点
年鑑累計点 19点(⑦ ⑦ ② ① 8 ②)
本日の釣果:ソイと小クロガレイを除いた5匹を審査に出した
- ヘソでは茶釜を沸かしただけ
大会日は、明け方の4時頃満潮を迎えるので、岩場に前進しての釣りは出来ないと考えてえりも岬漁港、庶野漁港、目黒漁港を釣り場にと考えていた。そんな時、目黒漁港ではサケが上がりだしたと「TURISIN」に掲載された。そうなるとサケを狙った釣り人と釣り場が競合することになり厄介になることだろう。そして、庶野漁港が竿道会では一番人気となり、新参者の私では釣り場を探すのに苦労するだろうと、菅原信幸氏に相談した。幸い、えりも漁港に入るのは、彼ぐらいで「一緒に竿を出したらいいっしょ!」と勧められた。彼と一緒だと何かと心強い。
入釣時は、右に見えるヘソの先端で菅原氏とともに竿を出した。
- 2号車のバスを降りると、すでに1号車で先に着いていた菅原氏が右角で準備を進めていた。その左隣で竿を出した。しかし、アタリは全くでない。菅原氏が40㎝弱のアカハラを上げた。そして、続けて30㎝ほどのクロガレイを釣り上げた。それからしばらくして菅原氏がため息をつきだした。そして呟く「竿先を引っ切りなしに揺らすのは極々小さなアタリばかりで小サバやフグが悪戯しているのかなぁ。しばらく放置しておくとエサはかじられて無くなっているし・・・?」
私にはそのアタリさえも出ない。バケツに汲んだ海水で手を洗うと生温かいのだ。港内なので茶釜でお湯を沸かしたようになっている。喉が渇いてきて、熱中症になっては大変だと、大谷翔平が張り付いたお茶を飲んだ。しばらくしてから竿先をチョコンチョコンと揺らしたのは25㎝ほどのウグイだった。外防波堤の根元に向かってロケットカゴ仕掛けで打ち込んでみた。それによいアタリが出て期待したのだが、これも25㎝ほどのソイだった。
昆布漁の磯舟がひしめく中で
外防波堤の内海側でヘッドランプの光が揺れ出した。先端部は誰もいないようなので、そこに向かってみることにした。途中で、軽トラに乗った漁師に会った。「今日は天気もよいので昆布取り漁が出来る。最近、港の中でサケが上がった情報があったので、それを目当てに釣り人がやって来ているのだろう。漁が始まると、防波堤先端部は引っ切りなしに磯舟が通るので釣りにはならないと思うよ。」
その漁師にお礼を言って、昆布取り漁の前の僅かな時間でも竿を出したいと、やはり先端へと向かった。しかし、現場について見ると、港口が狭くて、とてもじゃないが竿を出せそうにもない。
舟の往来の邪魔にならない、港口から少し戻ったところで竿を出した。その内にサケを狙った釣り人が両隣に入った。私が出した3本の竿にはアタリが全く出ない。
港の中で磯舟が待機し始めた。そして「今日は、昆布漁があります。間もなく開始の時間です。」との放送が入りサイレンが鳴った。港内で待機していた磯舟は船外機のエンジン音を轟かせて舳先を上げて猛スピードで出て行った。そして、それが30分もしないうちにまた戻ってきた。磯舟には昆布が満載に積まれている。それが港に横付けされた軽トラにクレーンで引き上げられた。すると、すぐさま、昆布漁へと戻っていくのである。港内の喧噪は尋常ではない。ひしめき合った磯舟同士が衝突しなければよいのだが・・・。
とても釣りどころではない。港内にいるクロガレイは身を潜めているのだろう。エサは投げたときと同じように付いて戻ってくる。右隣がサケを掛けた。港内に入ったサケには影響がないようだ。そして、付近では何本かサケをネットで取り込んでいる様子が窺えた。
高みの見物に望みあり
防波堤の一段高くなったところに登って昆布取りの様子を見てみようと向かった。すると、胸壁の高いところが防波堤の根元まで続いており、幅1mほどの所を伝って空身で歩いてみた。途中の角は広くなっており、そこに下りればあずましい釣りが出来そうである。釣り人がつけたであろうコブのついたロープがぶら下がっていたが、自分の体力ではそのロープを伝って下りることは出来ても上ることは無理であろう。幸い胸壁の上も2m以上の幅がある。そこで、釣りをすることにした。
荷物を取りに戻り、3本の竿を胸壁の角に立て掛けてから荷物を運んだ。竿は上から引き上げた。
沖から伸びる沈潜根の横の溝を狙い撃ちにした。ここで、クロガレイ、カジカ、ハゴトコを釣り上げることが出来た。その内の38㎝ほどのクロガレイが婿になった。 外防波堤が折れた角で竿を出した。停泊している磯舟の下にはウグイが群れていた。胸壁の上からそこを狙って仕掛けを打ち込むとすぐにアタリが出てウグイが10匹ほど掛かった。その内の1匹は35㎝ほどもあったのでそれが本日の嫁となった。
- 審査は、エリモ港で実施した。皆さん不調のようで余り釣果がなかったようだ。それで、私は、思いがけなくも3位に入賞してしまった。
あちゃー、3位に入賞してしまった・・・。こんなこともあるから釣りは止められない
左から準優勝:小林朋貴、優勝:越智靖基、第3位:鹿島釣狂