8月4日入船漁港タカノハ43㎝以下3、クロ44㎝

  • 2017年思い出の釣行記PART.17
  • 癌に効く薬草
  • 【8月4日(金)】
    【新ひだか町入船漁港
  • タカノハ43、40、35㎝
    クロガシラ44㎝
  • タカノハとクロガシラのダブルにご満悦
  •  前回の入船漁港入釣から1週間が経った。またぞろ釣り虫が動き出し出掛けることにした。前回は先客にポイントを押さえられていたこともあり,今回は彼に習って前日から場所を確保することにした。
     接骨院に通院の女房の帰りを待って、入船漁港に向けて出発した。場所の確保ができない場合も想定して、少しずつ上向きなっている苫小牧西港のアナゴもあるぞとイソメやイカを購入した。入船漁港に入る高台から外防波堤先端を見下ろすと釣り人の影はなかった。前回の釣りでは問題のなかった監視小屋の横に駐車させてもらい、キャスターに道具全てを積み込んで先端に向かった。
     防波堤上には釣り人の姿が全くないので、竿6本を出した。CX竿にはナイロン5号道糸(サーフファイター ロングレンジ 4色 600m)に植田式ネット仕掛、棒ナマリを繋ぎ、カツオ、バナメイエビをつけて根があるという右斜め前方に近投した。EX竿には、PE2号道糸(ヤマトヨ PEサーフファイター 200m4色)にロケットカゴ仕掛、前回の弾丸オモリではコロコロと潮に流されたこともあり小田原オモリを繋ぎ正面、左前方に中投した。小田原オモリは25号でも潮に流されなかった。念のために三角オモリも用意していったのだが使う必要はなかった。
     いったいどの組み合わせがタカノハには効果的なのだろう。今回は植田式ネット仕掛とロケットカゴ仕掛に黒ハリス5号、発泡スチロールのフロートを通してチヌバリ8号を結んだ。竿2(EX、CX)、道糸2(ナイロン5号、PE2号)、仕掛2(ネット、ロケット)、錘2(棒、小田原)だけでも2×2×2×2で16通りの組み合わせだ。それにハリの種類や大きさ、エサの種類などを加えると∞の組み合わせになる。
     癌に患った男が、様々な民間療法を試してみた。効くと言われた様々な薬や薬草をいっぺんに何十種類も服用してみたところ、病気の進行が止まった。男は喜んだが、果たしてどの薬が効いているのか、どの組み合わせで効果が上がっているかがどうしても分からない。結局、男はその何十種類もの薬をずうっと飲み続ければならなかったのだ。ということになってしまいそうだ。
     アタリは少なかったが、チョコチョコと竿を揺らしたのはデップリと太った40㎝ほどのアカハラだった。アカハラもタカノハのよい餌となることを聞いていたので、切り分けて確保した。左斜め前方に打っていた竿にツンツンとしたアタリが出たので竿を手に持ち次のアタリを待つとグックと引き込んだので竿を煽ると下へ下へと引き込むカレイ独特の引き込みである。海面に姿を現した魚は、なんだかタカノハではなくクロガシラのようにも見える。抜きあげてみると45㎝ほどの身の厚いクロガシラが上バリにつけたカツオを銜えていた。口先には8号のチヌ針がガッチリと貫通していた。
  • 釣れたのは思いがけずクロガシラだった
  • 次にフグが釣れた。ガシガシとハリを噛み切ろうとする音を立ててからプックラとお腹を膨らませた。海面にもじっている魚はおそらくキュウリだろう。フグやキュウリがいるとなると苦戦するかも知れない。
  • フグに悩まされそうだ
  • 暗くなってから襲ってきたのはドンコだった。右から「ハピソン竿先ライト赤」3、「ぎょぎょライトLED赤」2、「ハピソン緑」1ハピソン緑は真新しい電池なのに暗かった。
  •  夕闇が迫ってきた。潮が込んでくる時間帯だったので、竿先ライトを付けてもうしばらく様子を見ることにしたが、今度はドンコに悩まされることになった。ドンコはハリ掛かりしやすいのか、なかなかいいアタリが出た後に竿先を引き込んだ。根の方に打ち込んだ竿に同じようなアタリが出て、今度もドンコかなと思いながら竿を煽ると刺さり込むカレイの引き込みだった。35㎝に届いているかどうかというタカノハだったが、アカハラのエサを飲み込まれていたこともあり、フラシの中に入れた。
     午後9時を回ったので、車で休むことにした。釣り人は誰もいないので竿は三脚にそのままにしておいた。4時に目覚ましをセットして、眠ったか眠らないかよく分からないうちに小便タイムで車外に出たときはまだ3時だった。もう少し横になっているかと思ったが、防波堤からこちらに向かって歩いてくる人がいる。話し掛けると釣り人だった。監視小屋横の駐車はやめておいた方がよいというので、彼がいつも停めている舟揚場横の道路に駐車した。壊れかけた「漁業関係者以外駐車禁止」の看板が立て掛けてあった。
     彼と一緒に防波堤先端へと向かった。途中キャップライトを忘れたことに気付いたが、もうすぐ夜明けを迎える時間帯なので、そのまま進むことにした。彼(北川氏:札幌手稲)は、赤灯台の左に竿3本を出した。私はゆっくりと準備して4時には1本目の竿を打ち込んだ。
     北川氏が次々と話し掛けてきた。「今日は先端で竿が出すことができてよかった。これまで4度ほどこの場所に入釣しようとしたがいずれも先客がいて、竿を出すことができなかった。「つりしん」に記事が出た後だったので釣り人が押し寄せたのだろう。いつもは赤灯台の右と左に二人で竿を出していることが多いのだが、前回は一人で6本のスピンパワーを出していたのでやはり入ることができなかった。先端が空いても手前にいた釣り人が順次入ってしまうので、諦めて内防波堤の白灯台で竿を出したところ4枚のタカノハを釣ることができた。
     65才を迎え、働いているので土・日しか釣りに行けないが、毎週のように釣りに出掛けている。石狩新港がメインの釣り場だが、樽川埠頭で58㎝のクロガシラを釣ったことがある。冬はカンカイやチカを釣っている。豆イカはウグイを生かしておいて泳がせ釣りをしている。昨年は歌別漁港に6度かよってようやくサケを手にすることができた。8月末には伊達方面にサケを釣りに行く予定だ。キャンピングカーにヨットを牽引して釣りをしながら日本一周するのが夢だ。この竿は娘が誕生日プレゼントに買ってくれたもので成績が一番よい。道糸は5号ナイロン、仕掛は14号流線バリ、エサはイソメで対応している。お宅はカゴを付けているがその方がよいだろうか。」
     今日は、フグがやたらと釣れた。アタリがあるのはフグだけのようで、アタリがないとエサはほとんどそのままの形でかえってきた。フグを上げていると、隣の竿の道糸とフグの付いた仕掛が絡んでしまった。フグを外してリリースし、絡んだ道糸の方の仕掛をさびこうとすると、道糸がひらひらと舞っている。おそらく道糸が絡んだときに、フグの歯に当たり切れたのだろう。新品の道糸30m程を失うことになった。
     7時になったのでソーセージをおかずにしておにぎりをほおばった。北川氏にもソーセージをあげると、お返しにバナナをいただいた。潮止まりの8時にきた40㎝上のタカノハは北川氏が掬ってくれた。
    雨がぱらついてきた。本降りになるような空模様ではないが、北川氏がスマホを見ながら雨の確率70%と言ったので、先日買った椅子に装着できる傘をとりに車に戻った。端から見たら風情のある釣り姿だろうなと思った。
     途中、釣り人が様子を見に来た。「7月中旬に入ったときは友達とタカノハを大釣りした。35㎝以上を20枚ほど釣り上げた。リリースを含めると30枚ほどだった。その再現を夢見てきたが、今日は先客がいるので他に向かおうと思う。その時の友達から今メールが届いて55㎝のタカノハの画像を送ってきた。」とスマホを見せてくれた。そして、その友達を捜して引き上げていった。20㎝ほどのキュウリが釣れた。北川氏にもらっていただいたが、エサにすればよかったかもと少々悔やんだ。北川氏が釣ったのは15㎝ほどのイシモチガレイ1枚だった。
    11時を回ったので片付けることにした。1本ずつ竿を片付けて5本目を手にしたときだ。2本バリ胴付仕掛を遠投したに竿にはチョコチョコとアタリが出ていたので合わせをくれてからリールを巻始めるとなにやら重たい。38㎝ほどのタカノハだった。昨日からためておいたフラシを引き上げ、魚をぶちまけると北川氏が友達に送るといってスマホで写真を撮った。ついでに私のデジカメで写真を撮ってもらった。
  • 本日の釣果
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