ヒメッチ参戦
- 2025年思い出の釣行記No.3
- ヒメッチ参戦
- 釣 行 日:2月1日(土)9:00~13:00
入釣場所:砂川遊水地
天 気:晴れ
釣 果:143匹(ヒメッチ含む3人で) 私が一番沢山釣ったんだよと、お母さんとハロタンにアピールするヒメッチ
-
女房が旭川近郊に住む娘に「父さんがワカサギを452匹釣ってきたよ。」と連絡した。女房からすれば、その情報を聞きつけた孫たちが我が家に訪問してくれるかもしれないという希望を抱いたからなのだろう。もちろん、娘もそれにすぐ反応した。ハロタン(孫息子)やヒメッチ(孫娘)に伝えたところ、行きたいと言いだしたのだ。
私は、その受け入れ体制に万全を尽くす。前日、少なくなったサシや、最近では使っていないブドウ虫を購入した。さらに、前回失敗した7本バリ仕掛けではなく5本バリ仕掛けを5組購入した。様々な状況に対応すべく小物も揃えた。また、ハロタンやヒメッチが退屈しないようにとおやつもどっさり仕込んだ。
しかし、来るのは当日の砂川遊水地まででわが家には訪問しないというのだ。しかも、その日、ハロタンは熱を出した。ハロタンの世話は娘が、そしてヒメッチの世話は婿殿がすることとなった。それで、婿殿が砂川遊水地までヒメッチを連れてくるというのだ。
私は、前回、遊水地到着が遅くなってしまったので、駐車場が開く7時までには間に合うようにと我が家を出発した。しかし、遊水地近くまで来ると、駐車場に向かう車がずらりと並んでいた。駐車場から1㎞ほどにある西豊沼橋の更に奥の方まで続いていたので、その最後尾に付けた。今日は土曜日である。何台ぐらいが待っているのだろう。駐車場は184台分のスペースがある。無事に入りきることができるのであろうか?
駐車場開放の7時を回った頃、前の車がのろのろと進み始めた。スタッフの案内で何とか7:30には駐車することができた。8:00頃、荷物を池に下ろしてテントを張ろうとすると婿殿から「今着いた」と電話が来た。
私が全て準備して迎え入れようと考えていたのだが、間に合わなかった。よく気の利く婿殿と一緒にテントを立てることになった。このテントは入り口を開くと、油圧式シリンダーが働いて自動的に開いていくものだが、購入から年数が経っているので、二人掛かりでないと広げられなくなっていた。しかも、上部の留め具をはめるのに力が要る。結局、それも婿殿に任せてしまった。私はテント周辺の整備をすることにして、婿殿には氷穴を開ける重労働をしてもらい、ヒメッチには釣り道具をテントに入れてもらったり、穴に浮いた氷を掬ってもらったりした。なんだかんだで、釣り始めることができたのは9時頃だった。
まずはヒメッチの道具を私が準備して、それを渡すとすぐにワカサギが食いついてきた。ヒメッチが第1号である。婿殿も自分で道具を準備してワカサギを釣り上げた。ヒメッチの世話をしながら私も釣りをすることにした。 2匹連なって釣れたよ
- ヒメッチが頻繁に釣り続けている。ヒメッチが釣り上げたワカサギを私がハリから外してタッパに入れていくだけなのだが、私の準備が進まない。その内に、ヒメッチが自分で釣り上げた魚をハリから外したいと言いだした。私が、ワカサギの掛かったヒメッチの仕掛けを持って、ヒメッチが魚を掴もうとするのだがなかなか上手くいかない。ワカサギが暴れる度に手を引っ込める。ワカサギの元気がなくなってきたのか無事に掴めたようだ。ハリも何とか外せた。
しかし、私が竿を出したときには釣れ方が怪しくなってきた。ヒメッチが「ジイジ、釣れなくなってきたね。」というので、ヒメッチの仕掛けに小ウキを付けてあげた。その小ウキに出た小さなアタリに合わせるようにワカサギを釣り上げることに成功した。こういう勘の鋭いところは父親似かもしれない。何とか飽きずに頑張っている。
私が、ヒメッチが釣り上げたワカサギを外してからタッパではなくて、間違えて氷穴に入れてしまった。そうリリースしてしまったのだ。この間違いは、よくあることなのだが、ヒメッチが釣り上げたワカサギだ。釣れ方がまどろっこしくなってきているので、その1匹が貴重なのだ。今度は、ヒメッチが私の手を借りないでワカサギを外し始めた。しかも、釣れたワカサギの仕掛けが絡まないように雪の上に置いて、上手に自分でワカサギを外してタッパに入れたのだ。そして、得意そうにカウンターをポチッと押した。
ジイジのすることが少なくなってきた。休憩しておやつを食べるかと誘っても夢中で竿を上下させて誘いを掛けている。そして竿先で円を描くようにして誘い出した。それにワカサギが掛かった。また、得意そうに今度は「父さんはなかなか釣れないね。私のようにやってごらん。」と宣った。婿殿は、「お前の穴の方が随分釣れるようだね。」と返したが「穴には関係なく私の誘い方がいいからだよ」と更に宣った。婿殿の仕掛けにも小ウキを付けてあげた。更に、刻みを入れたブドウ虫も付けてあげた。婿殿もその度に釣果を上げるようになった。そして、親子で微笑ましい会話をしながら楽しんでくれているようだ。本日の釣果を確かめる親子。ヒメッチはちゃっかりと父親の座っていた椅子に腰掛けていた
- もういいだろう。私は、カップ麺にお湯を注いだ。それを3人で啜りながらヒメッチの成長ぶりについて話すことになった。私が用意したおやつやおにぎりは、結局、留守番を余儀なくされたハロタンのお土産としてヒメッチに持たせた。最後にヒメッチがカウントしたワカサギは143匹となった。一番釣ったのはヒメッチだった。前回の娘家族とのワカサギ釣りは、3年前の2月12日のことで、101匹だった。(👇2022年思いでの釣行記No.2「ジイジ、顰蹙を買っちゃった」👇参照)