10月7日苫小牧西港アナゴ2

  • 2020年思い出の釣行記No.17
  • 釣友の怪我回復祈願釣行
  • 10月7日 苫小牧西港南埠頭
     アナゴ2(63㎝、59㎝)ソイ1
  • 渋い中でも2本釣れた
  •  地元アングラーと称する方からメールが届いた。
     箸別川河口付近は私有地なので違法駐車だというのだ。箸別橋付近はサケ釣りのための路上駐車が多かったため増毛町や警察署が看板を立てたりして規制し注意を促していた。その効果が上がったのか路上駐車はほとんど見当たらなくなっていた。私がいつも使っている駐車帯は新箸別橋から国道を500m程進んだ増毛港に抜ける三叉路の向かいにある空き地だ。ここは、「つりしん」で紹介されたところなので、釣り人はここを利用している。しかし、そこも私有地だという。地元のアングラーさんには丁寧にお礼のメールした。
     あーあ、何処でサケ釣りをしたら良いのだろう。サケ釣りは年に2回ほどの釣行だが、箸別川と幌川の河口ぐらいしかサケを釣ったことがない。箸別が駄目だとすると幌にしようか。幌川は海岸沿いの私有地を500円で開放してくれている。この方が気楽でのびのびと釣りが出来るのでではないか。しかも、重いサケを持って500mも歩かなくてよいのだ。
     先日、釣り具店でルアーを物色していると、MORIGEN「超貫通秋アジ、マツカワ」というサケとタカノハの両方を狙えるぶっ込み仕掛けが置いてあった。最近はマツカワを狙って釣りに行くことがあるので、この仕掛を使えばサケが掛かるかもしれないと2組買った。今回はそれを使ってみよう。
  •  夕方から苫小牧西港でのアナゴ釣り、そして翌朝は日高方面の海岸でサケとタカノハの二刀流で挑んでみようと思う。苫小牧西港では今週の「「つりしん」に
    【フクラギの強烈な引き堪能 立て続きに3匹釣る人も】
    と掲載された。そこで、釣りの合間にそのフクラギを狙ってみようとルアー竿と以前揃えておいたジグミノーを用意。40㎝ほどの大サバが釣れたとあるから投げサビキもと大型のサビキ仕掛も用意した。
     しばらく雨が降り続いていたので、まずは明るい内に様子を見に行こうと慶能舞川河口に向かった。以前、一度だけタカノハを狙って入ったことあるが、雨後で海水が泥水状態だったのだ。今回も黄土色に濁っておりとてもサケ釣りの出来る状況ではない。早々に諦めて苫小牧西港に向かった。前々回、シマゾイを釣った西埠頭の角は釣り人が入っていたので南埠頭へと向かった。前回、初アナゴを手にしたフェンス横にも釣り人がいたので、停泊している貨物船と貨物船の間に入った。そこには先客のサバ釣り師が3名いた。小サバが中心だが時折20㎝ほどのものも釣れている。
  • 貨物船と貨物船の間ではサビキ釣り師が小サバを釣っていた。私はその左端で竿を出した
  •  その左端で三脚を設置した。係留杭から手前の貨物船に向かって係留ロープが張られていたため、それを跨がないように竿を立てた。アナゴが掛かっても抜き上げることは出来そうだ。しかし、何のアタリも無い。エサもそのままの状態で戻ってくる。
     夕闇が迫ってきた頃、サビキ釣り師が引き揚げた。イワシだろうか?海面がボイルしながら移動している。フクラギがそのイワシを追っているのではないかとボイルに向かって28gピンクのジグミノーを投げてみた。しかし、何の音沙汰もない。そんな時、隣にアナゴ釣り師が来たのでフクラギ釣りは諦めた。
     すっかり暗くなったので竿先ライトを装着してアナゴ釣りに集中する。いいアタリが出た。しかし、その主は大きなドンコだった。更に道糸がフケるアタリが出た。静かに道糸を張り詰めていくとゴン、ゴンと竿先が刺さり込んだ。60㎝近いアナゴだった。
     隣もアナゴを掛けた。私より大きなアナゴだった。午後8時頃、ピョコンと竿先が跳ね返るようなアタリが出た。次のアタリを待って竿を握り構えているとグググググッと竿先が入った。これは60㎝を超えるアナゴだった。
     その後、また静かな時が過ぎ去った。車に入って竿先を見ながら日ハム対楽天のラジオ放送を聞いた。バーヘイゲンと涌井の投げ合いで1-0の僅差で負けている。6回裏1点を追う展開で1死1塁から5番に入った王伯融が左中間を深々と破る二塁打を放って同点に追いついた。2死後に樋口が四球で出たところで、先発を離れていた中田と渡辺を代打で投入。ともに四球を選んで押し出しで勝ち越した。1点リードで継投に入った7回、公文が順調に2死を奪ってから制球を乱し、連続四球で玉井にスイッチ。あ~あ、なんだか聞いていることが苦しくなってきてラジオを消し外に出た。次の日の新聞を見ると「ハム勝ちきれず」とあった。残ねーん。
     その野球中継で日ハムの湿った打線に触れたせいか、釣りの方もアタリが出ずに諦めムードだ。10時を回ってクロゾイが来たところで終了とした。
     次の日、重篤な怪我からの復帰を目指している釣友の堀部安兵衛宅に「アナゴが釣れたら持って行くから」と約束していたこともあり、煮穴子にして持って行った。リハビリに精を出しているようで回復が早く、来年には一緒に竿を振ることが出来そうに思えて嬉しかった。
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