10月7日浜荻伏、釣遊会アブラコ47㎝優勝

  • 2017年思い出の釣行記PART.23
  • 岩見沢釣遊会第6回大会
  • 浜荻伏優勝
  • 大会日:10月7日(日)】
    【入釣場所:浜荻伏
  • アブラコ470㎜2
    カジカ370㎜3
    【成績】1290点 W優勝
  • 第1回大会以来の優勝を果たす
  •  今回の入釣場所候補は、浜荻伏、幌島・月寒、様似漁港の3箇所として大会に臨んだ。主催がとんとん会なので気楽な気持ちで参加することが出来た。参加者は13名(とんとん会10,釣遊会3)。しかし、出発時刻になってもバスがやってこない。なんでも、バス会社の方で日程を日曜日と間違えて把握していたらしい。皆さんおもむろに役所前のアスファルトの上に座り込み、ビールやら酒を飲み出した。1時間半ほどのロスがあったが、参加者をマイクロバス一杯に乗せて出発した。
     月寒、幌島、様似と釣り場が重複しているようでもあり、私は浜荻伏に下りることにした。行き先がなかなか定まらなかった吉井氏も一緒に下りることになった。まずは、前年度大物アブラコを取った舟揚場の更に右側の磯に入ることにした。「つりしん」の釣りポイント拡大鏡では沖に連なる岩礁群の右100mがポイントであると案内していた。昨年、前野氏が同じようにアブラコを取った更に右に位置するところだ。吉井氏は私の更に右の舟揚場で竿を出した。
     アカハラを狙ってダブルゴロバリ仕掛けを近投、カジカを狙ってゴロネット仕掛を中投、アブラコを狙って2本バリ仕掛けを遠投した。しばらくドンコの猛攻を受けた後、ガン、ガン、ガンというアタリで35㎝ほどのカジカがあがった。ハゴトコも4本揃って一応規定の2魚種5尾は揃った。吉井氏のところに偵察に行くとハゴトコとアカハラだけで苦戦しているようだ。
     根掛かりが非常に多く、これ以上の大物を取るのは難しいと考え、前年度大物アブラコを釣り上げた舟揚場前に移動した。丁度満潮に差し掛かる頃だった。今度は2本を中投に、1本を遠投にして打ち直した。吉井氏も私の左方向に移動していった。
  • 波の立っている左側に2本、右側に1本を遠投した。
  •  5時頃、遠投の竿にグングングンというアブラコの大物を予感させるアタリが出た。大きく煽ると魚が乗った。しかし、途中の根に根掛かりさせてしまいどうやっても抜けてこないので終いには道糸を切ることになってしまった。正面の根の左側に遠投した竿に同じような力強いアタリが出た。今度は根掛かりさせないようにと思いっ切り竿を煽り、途中の根に刺さり込まれないようにと後ろにずり下がりながら懸命にリールを巻いた。途中の根を乗り越えた時点で今度は慎重に取り込んだ。アブラコとハゴトコのダブルだった。もう一本のハリにもハゴトコが付いていたのでなんとか根掛かりを防ぐことが出来たのだ。しかし、ハリはクチビルの堅いところに刺さっていたのだが、強引なやりとりでそのクチビルの端が切れそうになっていた。すんでのところで事なきを得たのだ。腹のデップリとした50㎝弱の本アブラコだった。それからは、あと何本かの大物を加えることが出来ればと比較的余裕のある釣りになった。
     吉井氏が様子を伺いにやって来た。ハゴトコばかりで心が折れそうだと私のバッカンを開いた。今、入れたばかりの大アブラコを見てなんだか期待を膨らましたように釣り場に戻っていった。前野氏から電話が掛かってきた。ありのままを話すと、今回参加出来なかったことを悔やむこと頻りだった。
     すっかり明るくなり潮も徐々に引き始めてきたので、3本とも遠投にしてアタリを待った。竿尻を持ち上げる大きなアタリがあり、竿を煽るとカジカの大物を予感させるような重量感のある手応えでなかなか竿を立てることが出来ない。やはり途中で根掛かりさせてしまってその大物の顔を拝むことは出来なかった。また同じようなアタリが出たが、今度は大きな昆布の根っこを引っぱがして引き連れてきた。昆布拾いの年配の方が、その引き上げた昆布を拾っていった。
     その後、最初のものと同じようなカジカを2本追加することが出来た。吉井氏が片付けだしたのを見計らって、私も9時10分に片付け始めた。竿上げ時には、本日用意した5本のカツオを全て使い切っていた。
     第1回大会以来の久しぶりの優勝だった。「とんとん会」の表彰規定で身長賞もいただく事が出来た。10月の初めとしては、まあまあの釣りができたと思う。準優勝は湯浅氏だった。様似港内で45㎝を初めとするアブラコを4本揃えたが、嫁が31.7㎝のソイで準優勝に甘んじた。港内でのアブラコの大物の便りはよく聞くのだが、数釣りをしたのを初めて見ることになった。場所を伺ったが、秘密であると明かしてはくれなかった。3位は、片岡氏だった。得意とする幌島で44.5㎝をはじめとするカジカを4本揃えたが、嫁がハゴトコだったのが悔やまれる。幌島はアブラコ場と聞いていたのだが・・・。
     今回が「とんとん会」の最終大会となるので、三石温泉「蔵三」で温泉に浸かることになった。疲れた体を湯に浸していると足先がジンジンと痺れて足先から疲れが抜けていくようだった。湯上がりに体重計に上がってみると79㎏を指し示していた。太りすぎだ。昼食には大盛りラーメンを食べたいと思っていたのだが、ミニ豚丼で我慢した。しかし、今日は優勝したので、ジョッキで生ビールを飲んでしまった。これからは少しずつ減量に励むことになるのだろう。
     今年度は、後1回の大会を残すのみとなった。なかなか全員が揃うことはなかったが、最終大会では皆さんで顔を揃えて楽しい釣りをしたいものだ。ガクンガクンと竿尻を一気に持ち上げる大カジカのアタリに竿に飛びつく、グングンと竿先を締め込んで昆布根へ潜り込もうとする大アブラコの疾走をくい止める、底へ底へとへばり付くように刺さり込んでいく大タカノハに渾身の力で竿を立てる。そんな釣りを是非味わいたいものだ。
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