アナゴの新記録達成95㎝ 苫小牧東

  • 2025年思い出の釣行記No.17
  • ウヒャー、デッカい、太い
  • アナゴの新記録達成 95㎝ 90㎝ どんナもンじゃいナ!! 
    縦に収まらないので横にした
  • 釣 行 日:10月10日(金)
    入釣場所:苫小牧
    潮   :満潮 16:08 158㎝
    (苫東):干潮 23:20   4㎝
    天  気:晴れ 北西の風強→弱
    釣  果:アナゴ 95㎝以下 19本
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  • 気は急くが、慌てるとろくなことは無い!!
     私の愛車は退職の年に新規購入してから15年にもなる。先日、車検に出したが、思ったよりも早く仕上がってきた。修理するところはなしで基本料金だけを請求された。
     車が帰ってきた、さてどうしようか? ヤッパリ釣りに行くしかないでしょ! 出がけに女房から「忘れ物はないですか」と念を押されたが、車はなくても、準備だけは進めておいたので「ないはずだ」と応えて朝早くに出発した。
     イソメだけを買おうと、いつもの釣り具センターに向かったが、8:30には開いているはずのシャッターが下りていた。張り紙がしてあり、開店時間が変更になって10:00になっている。9:00開店のフィッシングショップ・マルヨシに向かったが、生イソメは置いていなくて、念のため塩イソメを購入した。アナゴにはヤッパリ生イソメがないと不安なので、結局9:30分開店のDCMで調達しなければならなかった。釣り場に早く着きたいのだが、結局1時間以上もロスしてしまった。

    サヨリは惨敗
     苫小牧東港フェンス前に着いた。今回は、暗くなるまでサヨリ釣りで時間を過ごす予定だ。前回、サヨリを釣り上げていた御仁から聞き出したオキアミSを使おうと思っている。あれ?アレレレレ?? 無い。冷凍庫に準備しておいたオキアミSを忘れていたのだ。この惚け茄子が!!! 
     仕方が無いのでマキエとして使おうと思っていた解凍アミエビをハリに付けて臨むことになった。しかし、あまりにも小さくてハリに付けるのに苦労してしまう。そんなこんなで結局、3匹しか釣れないままに薄暗くなってきた。

    オッツ、調子いいかも?
     アナゴ釣り場に向かった。フェンス前で吹いていた強風も弱まり、それに加えて冷え込みはそう厳しくはない。最高の釣り日和だ。先行者が1名いたが私がいつも利用している場所は空いていた。早速、前日購入しておいたイカソーメンと生イソメの相掛けで2本の竿を出した。あとの2本はカツオの相掛けを使うつもりだ。あれアレレレレ?? 無い。やはり冷凍庫にオキアミSと一緒に準備しておいたカツオを忘れていたのだ。この腐れ脳味噌の惚け茄子が!!!
     あとの2本も同じエサで振り込んだ。すぐにアナゴと思わせるよいアタリがあり、60㎝程のものが上がった。オッツ、今日はいけるかも?今年は小物しか釣れていないので期待が膨らむ。その後も、小物混じりだが大物も釣れ続いた。

    小サバのエサに大物!!
     中アナゴと一緒に小サバが釣れた。以前、入船公園で小ガヤに食いついてきたアナゴがいた。(2018年思い出の釣行記 👇PART.23「おい、ホッケの開きかよ?」 👇PART.25 「おい、化け物かよ」参照) オッツ、この小サバもよいエサになるかもと半分に切ってからハリに付けて振り込んだ。アナゴの口には少々大きすぎるだろうか。その竿に、今までに無いグイン、グインと竿を締め込む大きなアタリが出た。大きく煽って底を切ると、グググググッと更に竿を締め込んでいく。いつもは途中で絡まる海藻が枯れてしまっているので、それを気にせずに獲物に合わせて竿を操作しながらリールを回した。横っ走りもするのでアブラコだろうか?アブラコだとしてもこれは大物だ。海辺にクネクネと姿を現したのは紛れもなく大アナゴだ。
     干潮に近づいてきているので釣り場から岸辺までは遠くなり、ゴツゴツの岩がむき出しになっている。竿はEX25号なのでグニャリと回って抜き上げられそうにもない。一旦、ゴツゴツのゴロタ場に引き上げてから、手拭きタオルを持って自ら迎えに行くが、蛇籠やゴロタ石に足がもつれる。それでも、何とか大アナゴに対面することが出来た。ゴロタ石の下は固い岩盤になっているようで、隙間に逃げ込まれることはないようだ。ゴロタ場では、相手が大物過ぎて何度か落としてしまったが、蛇籠の網の中には絶対落とされないぞとタオルでくるんだままで強くアナゴを握りしめて、釣り場に戻ることが出来た。1mにも達しようかとする大アナゴだ。
     エサにした小サバを飲み込んでおり、ハリを外すのに手間取った。アナゴの口に貫通しているハリに軍手が引っかかった。軍手の方を切ったが、抜けるはずはない。結局はハリスを切ることになった。
     私の背後をヘッドランプの光が通った。それからしばらくしてから、私の釣り場の右側に竿先ライトが順次並んでいった。そして、何度かアナゴらしきものを取り込んでいる姿も見られた。

    塩イソメもいいんじゃないかい!!
     21:30頃、生イソメも残り少なくなってきたので、今日購入してきた塩イソメを何本も刺して団子状態にしてから竿を振り込んだ。その竿にまたまた大きなアタリだ。先ほどと同じように大アナゴがバシャバシャと体をくねらせて近づいてきた。最干潮迎えて、岸辺は更に遠のいている。これも、一旦、ガチャガチャ場に乗せた。
     相手もハリから逃れようと必死だ。体を大きくくねらせているうちにハリが外れて仕掛けが飛んできた。しかし、大アナゴは岩の隙間にはまって潜ることは出来ないようだ。海水には近いので、気は急くが、怪我をしないように細心の注意を払って、手拭きタオルを持ち大アナゴに近づいた。しかし、このタオルは、先ほど使ったものと同じなのでヌルヌルと何度も落としてしまう。頭を隠すと少し落ち着いてきたので、一気に蛇籠の上を伝って釣り場まで持ち上げた。
     味をしめて塩イソメを団子状に付けようとすると、一つのハリが無い。ゴロタ石に挟まってくねっている内にハリスが切れたのだ。帰ってから大アナゴの頭をかち割ってみると、大物2本の口には切れたハリが刺さっていた。一つは自分で、もう一つはアナゴが切ったハリだ。

  •  ドンコやウグイが釣れるようになってきた。その釣れたドンコを半分に切ってエサにしてみた。しかし、これにはアタリが出ずにそのままの形で上がってきた。
     22:30には釣りを終えることにした。大物がまだ出そうな気もするが切りが無いのである。もう十分、アナゴ釣りを堪能した。獲物を担いで駐車帯に戻ると、いつもは閑散としている所に6台の車がひしめき合うように停めてあった。こんなことは初めてのことである。私の右に並んだ釣り人たちも大物を手にしたことだろう。今日の釣りを経験したことによって、釣り場の競合が激しくなっていくのかなあ?!
  • バッカンにびっしりとなったアナゴは19本。それを入れて帰りに背負ったリュックはドシリと腰に響いた。しかし、今日はその痛さも何だか心地よいものだった。
  • 帰ってから測ってみると90㎝と95㎝の大物だった。
  • 他のアナゴも60㎝を超えるものが5本
  • 背割りしてみるとタップリと脂肪を抱えたアナゴだった。これは炭火をおこして焼くしかないでしょ!
  • アナゴの蒲焼き。次の日は、アナゴの天ぷら。そして次の日は、煮穴子。アナゴ三昧の3日間だった。私の生命力も大アナゴと一緒でいつまでも続きそう。でも少し飽きてきたかな?


    【つれづれ】
     10月4日に、市民会館で開催された岩見沢混声合唱団創立73周年・第61回定期演奏会が終わった。演奏曲は「混声合唱のためのヒットメロディ『LOVE』」と「混声合唱組曲『富山に伝わる三つの民謡』」である。会場満杯にお客さんを迎えて、何度もアンコールの拍手が怒濤のように沸き起こり、満足のいく出来映えだった。
     打ち上げで飲むビールの味は最高だった。更に3軒も梯子し、いつまでもその余韻に浸ることになった。
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