5月26日栄磯釣遊会優勝

  • 2018年思い出の釣行記PART.9
  • ベテランの・・・俺はまだその域には達していないのだけれども・・・
  • 岩見沢釣遊会第1回大会
    総合6位、身長優勝
    5月26日
    栄磯平盤
    アブラコ455㎜
    ホッケ、タナゴ、ガヤ
    ハチガラ、カジカ
  • 本日の釣果
  •  医釣会の中江氏から連絡が来た。バス中にキャスターを忘れていないかというものである。前回の医釣会大会で忘れてきたものである。投げてくれとも言えずに、これからの医釣会大会に参加できた折に届けてくれるということになった。大会参加者の確認をするために各会員に連絡をとった。2週間前に、前野、嵐氏がホッケ釣りをメインにして大会の下見に行ったようである。歌島では先行者がいたが、その方がカジカの大物を仕留めて大会で優勝を果たしたらしい。ホッケはどれも小さくて、どの釣り場もさほど変わりはないらしい。
     この釣り場範囲では近年あまりいい思いをしたことがない。過去に何度か優勝したことのあるワスリや弁慶岬は、最近の体力では自信が持てない。それに加えて最近の情報である。いつになく大会前日まではあまり闘志が漲ってくることはなかった。
     当日の朝から釣り場を調べることにした。「つりしん釣り場ナビ」「超大物ポイントガイド」「海釣り北海道」「コーストガイド」などに当たっていると、徐々に闘気が満ちてきてなんだか釣れる気分になってきたのが不思議だった。数ある釣り場の中から歌島漁港周辺、栄磯平盤、軽臼平盤の3カ所に的を絞り、後は参加者の皆さんからの情報を加味して決定することにした。
     今回は「とんとん会」主催で私としては気楽な気分である。とんとん会7名、釣遊会5名、お客が6名で計18名の参加者でマイクロバス2台の運行である。とんとん会荻野一利会長が勇退した。新会長には林 清美氏が選任されて、出発前の開会式では就任のご挨拶を兼ねて釣行の安全を呼びかけた。
     雨模様の中をバスは出発したが、その中で情報が交換されて各自釣り場が決定されていった。大平川、ワスリと蒲原平盤に行く人が多いようだ。私は、風は少し強いが、栄磯平盤でやれると判断した。栄磯は、「とんとん会」で2度行ったことがある。1度目は、カジカ、アブラコ、ホッケと大物がきてよい成績を得たのだが、2度目は立っていられないほどの強風のヤマセで、ホッケ1本の釣果だったのだ。栄磯は、北に向かって突き出している。背中から吹いてくるヤマセは南風だ。今日は北西の風の予報だから、左斜め前方からの風となる。釣りにならないことはないだろう。
     午前0時、厚瀬トンネルを過ぎた栄磯で一人バスから下ろしてもらった。月は厚い雲に隠れて磯の様子がよく分からない。踝からふくらはぎほどの潮だまりのある平盤の上を、ストックを突きながら歩き始めた。以前は潮だまりを苦もなく進むことが出来たのだが、歳をとるごとに体のバランスが悪くなり、体のぐらつきを支える必要を感じてストックを用意してきたのだ。どうも平盤の右端を歩いているようだ。膝上になる深さがあるところもでてきて、一旦、腰ぐらいの高い岩の上にリュックと竿袋を置いて周辺を散策することにした。左の方へ向かいながら進んでみた。深い湾洞はあるが、それを迂回しながら進むと見覚えのある先端に出ることが出来た。強い向かい風が吹いていて磯波が岩盤の上に乗ってくることもあるようだった。
     荷物を取りに戻った。購入したばかりのリュックが白に近い明るい色なのですぐ見つかるだろうとタカをくくっていたがどこにも見あたらない。平盤の中央に置いたと思っていたが、右端に当たる所に置いてあった。記憶力や判断力も衰えてきているようだ。
     波が高いので先端から2番目の出岬にでも上がろうかという気持ちもあったが、移動するのも大変だという思いもあり、やはり一番前の出岬に出た。その内に高い波が来るかも知れないと、先端からは後ろに下がって準備を丁寧にしていった。今までだと竿1本を打ってから次の竿の準備に取りかかるのだが、3本の竿全てにイカゴロ天秤長軸天秤ネット仕掛とエサを付け終わってから磯周りに近投した。時計を見ると午前3時だった。
     素晴らしいアタリが出た。アタリの割に軽い獲物は25㎝程のハチガラだった。フラシに入れて少し釣り場から離れた潮だまりに浸けておいた。その後アタリはあるもののその主は、ガヤやカジカなどの小物ばかりだった。大きなアタリで取り込んでみると、大きなガンジ(フサギンポ)だったりした。すっかり明るくなり、竿先ライトを外して、正面50m先の露頭岩や左30m先の露頭岩周辺を目指して打ち込んだ。途中20m程先に横根が延びていて取り込む途中で根掛かりしてしまう。 30㎝に満たないホッケが釣れた。この頃から審査用バッカンに魚を入れた。釣り場の後の溝の波が穏やかで、そちらにカジカでもいないかと1本の竿を振り込んだ。それにポツポツとホッケが釣れた。面倒になり用意した延べ竿にニジマス釣りの仕掛けで釣ることになった。すっかり明るくなり、竿先ライトを外して、正面50m先の露頭岩や左30m先の露頭岩周辺を目指して打ち込んだ。途中20m程先に横根が延びていて取り込む途中で根掛かりしてしまう。
  • 朝方は波が穏やかになり、投げ竿の方は正面に打ち込み、左の湾洞でホッケ釣りをした

     ホッケに混じってガヤやタナゴも釣れてくる。エサはイソメだ。購入したオキアミはハリから外れやすく全く用を足さないのだ。タナゴは大変引きが強くホッケの大物かと思わされた。海中を覗くとホッケが群れている。小さなホッケを釣りながら横目で投げ竿の方を見ていると、一番右の竿にグングンとしたアタリが出た。ソレッとばかりに竿を煽り、横根に潜り込まれないようにと強めにリールを巻いた。アブラコの大物が海面に姿を現した。今日は3本ともスピンパワーCXで臨んでいるので、躊躇なく抜きあげる事が出来た。45㎝ほどのデップリとしたアブラコがイカゴロのエサに喰い付いていた。久しぶりにフラシに入れる事にして、遠くの潮だまりからすぐ後ろの溝に移し替えて吊した。
    延べ竿の方に強い引きで道糸がキーンと鳴った。タモを入れようかと躊躇している間に ハリスが切れてしまった。何だったのだろう。横走りしていたからアブラコだろうか?アメマスだったりして・・・。ホッケの大物だったのかも知れない。ハリスは1号なのだ。逃がした魚は大きいと言われるが、実のところはタナゴだったのかも知れない。投げ竿の方には小さなアタリしか出ず、その主はホッケだった。延べ竿の方にコマセを使い、投げ竿の方はゴロと大振りのカツオだけにして打ち込んだがアタリは全く出なかった。その後、ホッケ釣りばかりになってしまって、終了時刻が来てしまった。
     荷物を片付けていると、札幌からの釣り人がやって来た。山菜採りをした後、ホッケでも釣ろうと周辺を見て歩いていたが、私が見えたので様子を伺いにやって来たということだ。札幌の釣り会に所属していて、何度かこの栄磯で釣りをしたことがあるようだ。私の獲物を見てから、釣り道具を取りに戻っていった。
     審査は、弁慶岬の駐車場でやった。さすがに今日のお客さまの竿道会のメンバーがよい釣りをしてきたようだ。大物がゴロゴロと出てきた。
  • 優勝:佐藤和郎氏の提出魚。ソイの大物も見える。(ワスリ)
  • 準優勝:島川昌幸氏の提出魚(蒲原平盤)
  • 後日、お客の篠田氏の取材によって「週間釣り新聞北海道」に掲載された。

  •  ホッケは、背開きで干し、フライ用に三枚開きで卸した。アブラコは甘味噌漬けにしてみた。ガヤは煮付け用にした。女房が息子に連絡をとり、次の日嫁にもらわれていった。ホッケの開きは、向かいの吉田さんへ持っていった。昼に焼いて味見してから持っていったと女房に話すと、A型は繊細なんですねと言われた。旨くないものを持っていくわけにはいかないと思うのだが・・・。女房はO型でおおざっぱな性格なのだ。