根掛かりでオモリが足りない!

  • 2024年思い出の釣行記No.7
  • 根掛かりでオモリが足りなくなった!
  • 釣 行 日:6月23日(日)
    入釣場所:東歌別
    天   気:曇り 波2m後1.5m 朝方北東の風10m
    釣   果:アカハラ  368 ㎜ 1/4
         ハゴトコ  324 ㎜ 3/6
         カジカ         1/1
         コマイ           4
         重量    210 0g
         合計点数  902 点
    成  績:第13位 (年間累計点33点⑪⑤⑤⑫)
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  • イマジン
     北大西洋条約機構(NATO)当局者は、ロシアが侵攻を続けるウクライナの戦況に関連し、「楽な夏になると錯覚してはならない」と述べている。また、7月のNATO首脳会議に合わせ、ロシアが「大規模攻勢」を仕掛けると予想している。
     イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ侵攻も解決の見通しが立たないまま、次々と街が破壊され民間人が犠牲になっている。そんな中、中国がフィリピン沖南沙諸島海域に存在する暗礁を埋め立てて建設している人工島周辺でフィリピン沿岸警備隊と中国海軍の軍艦との衝突がエスカレートしてきた。

     少々古い話になるが、東京オリンピックの開会式で杉並児童合唱団、アンジェリーク・キジョー、アレハンドロ・サンス、ジョン・レジェンド、キース・アーバンがそれぞれの大陸を代表して「イマジン」を披露した。
     想像して 国なんて無いと
     難しいことじゃないさ
     殺める理由も死ぬ理由もない
     そして宗教もない
     想像して すべての人々が
     ただ平和に暮らしていると

     君もいつか仲間になってくれたら
     そして世界は一つになるんだ

     この曲を作詞・作曲したジョン・レノンは、「国家や宗教や所有欲によって起こる対立や憎悪を無意味なものとし、曲を聴く人自身もこの曲のユートピア的な世界を思い描き共有すれば世界は変わる。」と歌った。紛争のない世の中になることを願うばかりである。

    根掛かりが多いのは海藻が育ちきっていない所為
     「楽な夏になると錯覚してはならない」と私も思っている。昨年の猛暑に懲りて、わが家には窓に設置する簡易型のクーラーを取り付けた。室外機を外に出す工事がないので割安だ。今年は、幾分あの暑さからは凌げることになるだろう。
     そして、大会前に、「寒暖差が激しく夏風邪をこじらせた」というので急遽孫守を頼まれて旭川に滞留した。そこで、たまたまフィッシュランドの広告が入ってきたので、眺めていると21日の金曜日に限って三脚が980円の格安で販売しているとあったので、それを買いにいった。ステンレス製の立ち込み用三脚は重いので、私はこのアルミ製を常用している。
     22日(土)の出発日の午前中に自宅に戻り、午後からイカゴロ、カツオ、イソメ、コマセや釣り道具を慌てて取りそろえ出発場所に向かった。

     久し振りの太平洋である。6月のエリモ大会は、2018年以来の6年ぶりのこととなる。コロナウイルスの感染防止や赤潮の影響でこの時期に大会を開くことはなかったのだ。私は、例の如く東歌別に入る予定である。潮の引きは遅いが午前7時にはいつもの出岬に乗ることが出来ると踏んでいる。
     エリモ港で着替えを済まし、順次釣り場に下りていくことになった。東歌別の坂道を下っていくと、舟揚場が見えてきた。2019年の秋に越智氏がクロガシラの型モノを大漁したところである。
     まずはその船揚場に入った。ゴロネット仕掛けを近投しながら、魚を寄せるつもりだ。すぐにアカハラの40㎝弱が食いついた。赤潮の影響でアブラコが薄いこともあり、まずは一安心である。しかし、ゴミが酷い。左からの磯波で打ち寄せられた海藻がこの舟揚場に溜まっているようである。打ち込んで少し待っていると竿が大きく曲がり、キーンと道糸を鳴らして引き上げられない。
     1時間ほどで、右はずれにある舟揚場に移動した。ここでも磯際にゴミが漂っていたので、遠投だけにした。ゴミはつかなくなったが、今度は根掛かりが酷い。海藻が少なく岩盤に打ち込んでいるため岩の隙間に入った仕掛けが抜けてこないのだ。更に移動して、今度は防潮堤の上から打つことにした。ここでも根掛かりをくり返し、用意したオモリが少なくなってきた。潮が引いて出岬に渡ったときのことを考えて、一旦休憩とした。
  • 防潮堤の上から遠投したが、ここも海藻が少なく根掛かりを繰り返す。
  •  最初に入った舟揚場の様子を見ると、ゴミが引き波に併せて沖に去ってしまったのかきれいなものである。再びそこに戻って打つことになった。砂がかんでいるようで根掛かりも少なくあずましいが、コマイやアカハラ、ハゴトコのみでクロガシラはいないようである。磯際にイワシが打ち上がってピチピチと跳ねていたので、それを生きたまま鼻掛けにして打ち込んでみたが同じである。

     6時半、いつも乗る岩には波が打ち寄せている。とてもじゃないが出て行ける状況にはない。仕方なく左方向にある大きな平盤を見て歩く。所々大きな岩がのぞいており、そこに渡って釣りが出来そうだ。あと2時間。ここで頑張ることにした。
  • 最後に移動したとろ。ここでは、技術が未熟なため大物を釣り上げることが出来なかった。
  •  なけなしのオモリを使って慎重に打ち込んだ。ここではカジカやアブラコを思わせる良いアタリが出たのだが、未熟な技術のため、その大物を抜き上げることが出来なかった。

     昆布拾いの年配の女性がボソボソと話す。
    「コトスは、海の水が冷ゃっこくて、昆布が育ちきれン。厄介なホンダワラもチンマクテ、いつものトスなら昆布漁前に刈り取るンだけンども、その作業もナス。ソンデ、昆布採りの舟も出すことが出来ンケン、今は流れ昆布だけを拾い集めて石原に並べているンダ。先ダッテ、浜値でキロ、ウン万円もした。オットロシイベェ。スカス、量が少なくてヤットコサ暮らステいるンだよ。」
     どおりで、以前と比べて根掛かりが多かったはずだ。

    【つれづれ】
     今回は、大会準備で忙しかったにも拘わらず、サクランボを摘んでバスの中で賞味してもらった。季候が良かった所為か庭に植えてあるアメリカンチェリーがたわわに実って、甘く鈴なりだったのだ。会員はマイクロバス2台に分乗しているので、その2台分を大きめのタッパに詰め込んで、みなさんに食べてもらった。帰りにきれいになっていたところを見ると好評だったのだろう。
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