太田神社社務所裏

  • 2025年思い出の釣行記No.9
  • 憧れの太田神社社務所裏
    竿道会第2回大会
  • 釣 行 日:4月20日(日)
    入釣場所:太田神社社務所裏
    天  気:曇り時々雨 南東の風2m→5m 波2.5m
    釣  果:ホッケ    410 ㎜ 3/5
         マコガレイ  410 ㎜ 1/2
         アブラコ         1
    重  量        275 0g
    成  績 合計点数  1095 点(第7位 7点)
         年間累計点   14 点(⑦⑦)
  • 本日の釣果 マコガレイとホッケが41㎝の同寸だった。
  •  太田漁港~平浜Pは初めての入釣となる。過去に買いためた空撮ガイド本や「つりしん」の「釣り場ナビ」でこの区間の情報を集めた。その結果、まず太田大平盤に向かい、難しいようであれば太田漁港外防波堤に移動することにほぼ決まった。有名所である太田神社社務所裏や第一富磯大岩、添泊岬、日昼岬等は、私の現在の体力では難しいことが予想される。そして生憎、朝方には雨風が強くなり波も2.5mとの天気予報だ。
     バスの中で仲間の皆さんから教えを請うたが、太田神社社務所裏は奥の方の盤は大岩がゴロゴロして行く手を阻むが、手前の盤には私でも行けそうなことが分かってきた。ホッケのウキ釣り師やサクラマスを狙ったルアーマンで賑わうこの場所も、今日の天気予報では釣り人が少ないことだろう。いつものように悩みは尽きなくウジウジしていたが、幸い、小林茂之氏が向かうことを仄めかしている。「よし、太田神社社務所裏で釣りをしよう!玉砕覚悟で、まずは行ってみることだ!」
     太田漁港で着替えをして、次は太田神社社務所だ。小林氏はどうかなと思っていると、一緒に下りたので心強い。まずは、向かってみるとなかなかの大岩群だ。岩と岩の間の隙間を上り下りしていると、小林氏と共に湾洞に出た。足下も安定していて釣り場となりそうだが、狙いとしているところではなかった。小林氏はそこから左先端に向かっていった。私は、一旦戻り、違う岩と岩の隙間を通って向かった。どうやら狙いとしていたところに出たようだ。足場はゴツゴツしているが少し小高くなっているところで竿を出すことにした。相棒となる小林氏は左先端が向かい風が強くて、最終的に私の右側の低い盤で落ち着いた。
     まずは様子見で、左の湾同に向けてゴロ2本バリ仕掛けでチョイ投げ、その延長線沿いにゴロ1本バリ仕掛けを近投、漁港方向に向かってロケットカゴ仕掛けを中投した。
  • 竿を出したところは、足下がゴツゴツした岩で危なっかしかったが、小高くなっており波が襲ってくる心配はなさそうだった。
  •  しばらくはシーンと音沙汰がなかったが、チョイ投げの竿に小気味よいアタリが出て審査基準には満たないハチガラが上がった。またしばらくシーーン。今度は中投の竿にグインとしたアタリで中アブラコが上がった。シーーーン。近投の竿にクイン、クインと細かいアタリが出た。竿を手に持ち次のアタリを待ち構えていると、小林氏から「焦るなよ!」と声が掛かった。その声で落ち着きを取り戻し、しばらく待っていると、グングンと竿先を締め込むアタリだ。大きく竿を煽ると、確かに何某かが乗った手応えがある。引き寄せてみるとクロガシラのダブルだった。大きい方は40㎝あるバッカンに丁度のものだった。これで、寸足らずだが一応の婿、嫁が揃った。模様がクロガシラのものと違うようで、小林氏に聞くとマコガレイではないかという。目の間を摩ると確かに鱗のザラザラとした感触があった。
     シーーーーン。時折突風が吹くが、シトシトとした雨はカッパに染みこむようなものではない。魚を寄せようと何度か打ち返していると、チョイ投げにコクン、コクンとアタリが出た。久し振りのアタリに竿を手に持ち、自分の心に「焦るなよ!」と言い聞かせているとグーンと竿先が締め込んだ。大きく合わせて取り込むと、待望のホッケだ。バッカンに合わせると40㎝ほどのものだった。婿か嫁かは分からないがアブラコから格上げした。
  • 何かとアドバイスを頂いていた小林氏が竿を片付けだした。赤いリュックと赤い竿袋ととっておきの笑顔は彼のトレードマーク
  •  隣では小林氏が私と似たようなマコガレイを上げ、ホッケも順調に釣り上げていた。私も、ポツン、ポツンとホッケが上がったが大物はいなかった。小林氏が片付けだした。まだまだ時間はあると思うが、帰りの道程が心配になり、私も竿を片付けることにした。尖った岩に立った時の片足がプルプルと笑っていたのだ。
  • 太田神社社務所までの岩の上り下りがキツそうに思えて、早めに竿を片付けた。
  •  「胴付きはフェルト底でしょ。雨で岩が濡れているので滑らないように慎重に歩いてね」との小林氏のアドバイスで、慎重過ぎるほど慎重に岩の上り下りに気をつけて、一旦バッカンと竿袋をコンクリートスロープの下まで運んだ。そしてもう一度釣り場に戻って、少し軽くなったリュックを担いでスロープの下まで来ると、私のバッカンと竿袋がない。親切にも先に上がっていた小林氏が運んでくれていたのだ。私よりは4歳若いという彼だって相当疲れているはずなのに・・・。
     審査は太田漁港で実施した。私はホッケ410㎜、マコガレイ410㎜の同寸で1095点の7位にランクインした。初めての場所にしては上出来だったと思っている。仲間はこの悪条件にもかかわらず、大物を次々と披露してくれた。特に名手の越智靖基氏は526㎜の見事なアブラコと431㎜のホッケを揃えて1467点をたたき出して優勝をかっさらっていった。準優勝の山田裕一氏は、またもやハチガラの大物を釣り上げ、昨年に引き続いて魚種別年間最身長候補に躍り出た。第3位の林 忍氏は、491㎜のアブラコを釣り上げながらも、第1回大会からの連続優勝とはならなかった。4位の横山泰一氏は、420㎜のマコガレイを釣り、5位の湯浅伸一氏は450㎜のホッケを釣り上げたが、年間魚種別身長賞候補とはならなかった。
     あーあ!竿道会連中の賞レースが面白い。私も、この賞レースに一歩でも近づきたいところだが、年々歳が・・・、そして体が・・・。
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