10月12・13日 アナゴの感触を思い出す

  • 2022年思い出の釣行記No.16
  • アナゴの感触を楽しむ
  • 当日の釣果 フクラギは頂いたもの
  • 釣 行 日    10月12(水)13日(木)
    入釣場所    苫小牧東港フェンス前 他  

    アナゴ  57㎝ 以下 14
    カンパチ 33㎝     1
    サヨリ  28㎝以下   6
    小サバ、ウグイ、ドンコ   
  •  10月23日の竿道会第6回大会まで間がある。それまでに、もう一度苫小牧東港のカンパチに挑みたい。しかし、アナゴも気になるところだ。この時期でも西港では大アナゴを釣ったことがある(👆2018年思い出の釣行記PART.23👆)。前回の大会では越智靖基氏よりアナゴの取って置きの場所を教えていただいていた。そこは、以前、滝川の夕霧氏からも教えていただいていた場所なのだが、どのようにして行けばよいのかが分からないでいた(👆2016年思い出の釣行記PART.3👆。そこでも竿を出してみたいところだ。
     12日、アナゴのエサとなるイカとイソメを購入してから午前10時出発。まずは越智氏に教えていただいた釣り場の下見をした。この時間帯なので釣り人は誰もいなかったが、いかにもアナゴが潜んでいるという感じだった。
     東港フェンス前には釣り人は少なかった。しばらく様子を見ていたが、あまり釣れてはいないようだ。今日も火力発電1号機からの温排水は出ていないので、前回のところで竿を出した。サヨリを釣るために冷蔵庫に保管していたブドウ虫を1本バリに付けてみたがアタリは出なかった。サシも試してみようと思っていたのだが、この時期なのか店頭には並んでいなかった。
     釣りキチ麓平がサヨリを釣っていた。ワームやフライでカンパチやフクラギを爆釣している姿はよく見かけていたのだが、その彼が小物のサヨリを狙って竿を出していたのだ。1本バリに小さなアミエビを付けて海面を漂わせている。釣れたサヨリを泳がせ釣りのエサにしているわけでもない。そのサヨリを狙っている様子が、なんだか風情のあるものに見えてくるのが不思議だ。
     私も、彼を真似て、4mの延べ竿と1本バリ仕掛けでカンパチのエサにするサヨリを狙った。すぐに手頃なサヨリが釣れたので、それを付けて泳がせてみるとカンパチが食いついてきた。次に釣れたサヨリは30㎝弱の大型だった。「大型のサヨリには食いつかないよ」と言われていたのだが泳がせてみた。大型なだけに微妙に竿先を揺らすのだが、やはりカンパチは食いついてはくれなかった。そして、そのサヨリはいつまでも元気なままだった。
     小サバが釣れた。早速、それを泳がせてみた。すぐに大きなアタリがあり竿先をグングンと引き込んだ。しかし、引き寄せている内に外れてしまった。歯形が残っていた小サバはすでに絶命していた。その後もサヨリが釣れるたびに何度か試したが駄目だった。どうも竿がいけなかったらしい。今回は、岩壁の際を回遊しているらしいカンパチを狙って短く硬い竿先のルアー竿を使っていたのだ。これまで使っていた磯竿の竿先は柔らかく、こんなことは無かった。食い込みが浅いのだ。硬い竿先に違和感を覚えてすぐにサヨリを離してしまっているようだ。
     釣りキチ麓平がアナゴ釣りに行くと竿を片付けだした。場所は昨年から釣り禁止になっているはずの西港だが、最近は釣り人がチラホラ入っているらしい。ここでは差し支えがあると困るのでその場所を伏せておく。
     午後4時の満潮の潮止まりを迎えて、サヨリの姿も見えなくなりカンパチを釣り上げる姿も見えなくなった。私もアナゴ釣りのために場所に移動した。そこでは先ほど来たばかりだという夫婦がやはりアナゴを狙って竿を出していた。
     私は下見していた場所に迷わず入った。アナゴ釣りがメインでクロガレイは副産物と考えるので、イカとイソメの相掛けで3本のEX竿を遠投した。背後に背丈の長い草があるので遠投と言えるものではないかもしれないが・・・。
     今回は、食い込みを重視して道糸を張らないように頑張ってみようと思う。アタリを見逃しても絶えず糸ふけを確認して対応するのだ。まだ明るさが残る時間帯だがアナゴ特有のアタリが出て45㎝ほどのアナゴが上がった。竿先ライトを取り付ける前に3本のアナゴが釣れたのだ。このままアナゴが釣れ続ければ、朝まで頑張ることも考えられる。しかし、暗くなってしまうと釣り場がゴロタ石なので足下が覚束ない。岸際に根があるのかそこに潜られてしまってテーパーラインを失った。更には、70㎝ほどの大きなアナゴを手にしたが、それをバッカンに入れる途中で軍手を履いた手からスルリと抜け出されてしまった。ゴロタ石の中に逃げ込まれたのではどうしようもない。
     釣れ続いた。今までの最高記録の14本である。釣り上げてから手を抜け出してしまった3本を含めると17本にもなる。
  • アナゴ14本 この数は自己記録となる
  •  最干潮を迎えてアタリも少なくなってきたので、東港へと戻った。フェンス前には釣り人の車が1台しかなかった。その方も朝方に備えて車の中で休んでいる。私も、場所を確保してカンパチのエサとなる小サバを釣ろうと竿を出したが、アタリは皆無だった。
     車の中で横になっていると、大腿部に激痛が走った。腓返りである。最近では慣れないゴロタ場での釣りだったので、転ぶまいと足を踏ん張った所為だろう。しばらく足を揉んでいるとその痛みも和らいだのか眠ったようだった。

     午前4時に目が覚めた。まだ誰も竿を出していない。おもむろに準備して、まずはサヨリを狙ったが、そのサヨリが釣れない。泳がせ釣りでは小物が釣れないと話にならないのだ。ともかく付近でも全く釣れている様子はない。

     諦めて竿を片付け始めた。右隣に一人挟んで入っていた釣り人が、その場所に移動してきた。釣りモノもなく萎れている私を気遣ってなのか、気さくに声を掛けてくれる。さて、私が片付け終わって帰ろうとしたときに彼が40㎝ほどのフクラギを釣り上げた。この付近では今日初めてのフクラギだった。それを私に差し出した。やはりこの釣り場の常連らしく、魚釣りを楽しむだけの釣り人だった。魚をくれたから言うのではなく、爽やかで気持ちのいい釣り人だった。さて、これからの1週間は23日の大会に向けて準備を整えよう。
  • 今回釣れたサヨリは28㎝だった。一応大物記録更新である。
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  • つれづれ
      
     帰り道、タイヤがパンクした。古ぼけてきていたので、帰ってから4本全てを交換しなければならないなと思っていた矢先だった。工事中のガタガタ道を嫌な気分で走らせていたのだ。片側交互通行の道を抜けたところにライスセンターがあったので、その広い道路に駐車してスペアタイヤに履き替えた。そこへ次から次へと荷物を満載したトラックが入ってくるので気が気ではなかった。この時期なので収穫した稲籾を運んでいるのだった。
     次の日、修理工場に持って行き無事タイヤを購入した。ついでに壊れていたカーナビも新しく取り付けてもらった。そして、もう一つ修理しなければならないところがあった。マフラーの上に付いている遮熱板が外れていたのだ。ここの修理工場では埒があかなく、ディラーに持ち込まなくてはならないようだ。あ~ぁ。

     釣りの準備をしていると、アナゴ、カレイ仕掛けがほとんど無い。いつ使ってしまったのだろう。タカノハ仕掛に代用したのだとも考えられるが、ここ最近はカレイ釣りにも行っていないのだ。どうもカンパチ釣りにはまってしまっていたので気がつかなかったのだろう。

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