8月12日 苫小牧東港 大サバ 釣り人模様

  • 2022年思い出の釣行記No.10
  • 釣り人模様それぞれ
  • 35㎝程のサバを並べてみると7本になった。釣り上げたサバはすぐに腹を割いて氷を入れたクーラーで持ち帰った。その内の3本はしめ鯖にして冷凍庫で眠っている
  • 釣 行 日   8月12日(金)   
    入釣場所   苫小牧東港フェンス前

    サバ   350㎜以下 33
    カンパチ 280㎜以下  2
    フクラギ         1
  •  庭で育てていたスイカが何ものかにやられた。ギザギザの歯形が付いていたが、キツネやアライグマのものではないようだ。獣の歯にしては大きすぎる。スイカを片付けながら女房と犯人像について推理していると、電柱の上でとまっていたカラスが得意そうに鳴いた。カラスのクチバシ痕ならあり得る話だ。朝方、もうそろそろ食べ頃になってきたのではないかと、スイカを指先で弾いて音で確かめていたのだ。私のその姿を見ていたカラスもクチバシで突いてみたのだろう。釣り場で散々悩まされていた厄介者の仕業に違いない。そう思って再び畑に目をやると3羽のカラスがスイカの残骸を啄みにやってきていた。真犯人は再び現場を訪れるという刑事の推察は当を得ているようだ。(8/3)
  •  さて、苫小牧東1本防波堤で大サバが上がったという記事が出た。フェンス前でもサバが寄ってきていることだろう。そのサバを追いかけているカンパチやフクラギの動向も気になるところだ。昨年は8月11日・12日に苫小牧東港、西港、東静内港でカンパチやタカノハ、アナゴを狙った(👆2021思い出の釣行記No12👆)。その時、初カンパチでその釣りの面白さを体験した。更に9月9日・10日には、カンパチや大サバ釣りを堪能した(👆2021思い出の釣行記No13👆)。6号程度のサビキで小サバを釣り上げ、それを泳がせてカンパチを狙ったのだ。芦別川も気になるところだが、夕張川で羆に遭遇してしまったのでしばらくは川釣りを控えよう。

     今回は少し時期が早いと思われるが苫小牧東港に向けて出かけてみよう。仕掛けにロケットカゴを付けてみようと思う。サバを狙ってサビキ3本バリ、その下にロケットカゴ、天秤を少し長くしてハリス1mほどの泳がせ釣りでカンパチやフクラギを狙うのだ。
     アナゴやタカノハはどうだろう。東港でも釣れたという情報が出た。釣り人で混んでいれば無理だろうけれど、一応、投げ釣りの準備もしておこう。豆イカはどうだろう。西港ではこの時期に豆イカ釣りを楽しんだことがある。エギの準備もしておかなくては・・・。釣りのイメージは際限なく膨らんでいく。
  •  結局、カンパチ狙いに的を絞って苫小牧東港に出かけた。苫小牧の天気予報では11日(木)「山の日」は雨、12日(金)午前中は雨模様、午後からは雨が上がるとある。雨で混雑しないと思われる午前中から竿を出すことにした。午前10時にはフェンス前に着いた。雨はすっかり上がっており、同じように考えたのだろうか釣り人が意外に多い。
  • フェンス前は、ねらい通り釣り人が閑散としていたのだが、放置された投げ竿の道糸が流されてフェンス前を塞いでいたのだ。その影響のない所から向こう側に釣り人が並んでいた。特にフェンスが切れた所からは密の状態だった。
  • その投げ竿はこれだ。朝から放置されていたということだ。
  •  どうしようかと悩んでいると、地元の釣り人が現れた。フェンス前を漂っている道糸を切ってしまうのも問題が起きそうなので、その一部をフェンスに括り付けようと言う。そしてそれが実行された。フェンスに張り付くように道糸はあるけれど釣りには支障が無くなった。
     まずはカンパチのエサとなる小サバ釣りからだ。6号サビキにロケットカゴを付けて振り込んだ。しかし、全くアタリが出ない。
     またまた新たな地元の人が現れた。すると集まっていた釣り人たちと相談し合い、4本の投げ竿の道糸を全て巻き取って、釣りに影響の出ない左隅に片付けてしまった。それからが凄かった。そこに集まってきた5、6人の釣り人が、ワームやフライを駆使してカンパチやフクラギを次々と抜き上げていくのだ。
  •  私の竿に大サバが掛かった。35㎝ほどもある。よくハリスを切られないで上げることが出来たものだ。それからは小サバ釣りを断念して10号サビキに切り替えた。ロケットカゴにアミエビを入れて漂わすと、サバが釣れてくる。そのサバが走るのでカンパチもサビキに食いついてくるという具合だ。小さいけれどフクラギも釣れた。
  •  日を跨いでしまった。寝苦しくてもなんとか横になっている内に朝になった。あれほど釣れ続いていたカンパチの音沙汰がない。昨晩から釣り続けていた釣り人も、さらに新たにやってきた釣り人たちも早々に引き上げていく。私も諦めて早々に退散した。
  • 本日の釣果(いただいたカンパチも混ざっているけれど)

  • 【つれづれ】
    👆白髭を蓄えた紳士👆
    春先にお世話になった白髭を蓄えた紳士:フライマンが姿を現した。その方は、みんなとは離れた発電所から流れ出す激流でフライを振った。そして、見事な竿さばきでカンパチを釣り上げていく。近くでその雄姿を見たいと近寄っていくと釣り上げたばかりのカンパチをいただくことになった。

    人を恐れないカモメ
    カモメが魚を求めて近くに寄ってきた。全く人を恐れていないという感じだ。竿尻でゴツンとやっても逃げないでうろうろしている。もう一度やると、私からは離れていったがしばらくその辺を彷徨いていた。

    逞しい女性
    私の右横の狭いところに年配の女性釣り師が入った。何度か家族と思われる方達が様子見にやってきていた。私は大サバを取り込むときにその方の仕掛けに絡まないようにとロッドホルダーを左に移した。女性の右に入っていた釣り人も、更に右へと移動した。そのうちに家族3人でその狭い場所を占領してしまった。

    聞き上手
    私が大サバを上げるようになったのを見ていたのか、サビキの号数と棚を聞いてきた釣り人がいた。そのうちに、その釣り人はひっきりなしにサバを釣り上げるようになっていた。

    釣りよりも宴会
    夕方になってから、投げ竿を出していた釣り人たちが帰ってきて、テーブルや椅子を出して賑やかに焼き肉や酒宴を始めた。トラックの上の付けた照明を当てて、朝までその歓談が続いていた。そして、照明を落としたトラックの荷台をフェンスに横付けして、その上で釣り始めた。しかし、釣り上げた魚を見ることはなかった。

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