タカノハのリベンジはアナゴ
- 2024年思い出の釣行記No.9
- タカノハのリベンジはアナゴ!
- 釣 行 日:7月28日(日)
入釣場所:鳧舞漁港→苫小牧東港
天 気:小雨後曇り 波1.5m 弱い南風
釣 果:アナゴ 560 ㎜ 6/10
クロガレイ 300 ㎜ 1
アカハラ ドンコ - 間隙を縫って
7月31日より、また旭川近郊に住む孫守に出かけることになっている。
天気は30度を超す熱波の後は、ぐずついた日が続いている。その間隙を縫って釣りに行く計画をしたが、空模様が怪しい。唯一28日夕方から翌朝まで曇りとあるので出かけることにした。この機会を逃すと行けそうにもないのだ。
釣りエサ等は前日から準備して、午前9時に出発した。途中、東静内にあるドライブイン「あさり浜」のエビ天丼で腹ごしらえをした。以前、ここで食べた天丼がカリッカリに上がっていて非常に美味しかったのだ。その旨さは変わらなかったが、隣席で親子が食べていたラーメンの匂いにも食欲がそそられた。この次は、ここで塩ラーメンを注文してみよう。 - 鳧舞漁港でタカノハ
午後1時には鳧舞漁港に着いた。まずは様子見で外防波堤に向かってみる。途中、フェンスで囲まれた漁協施設は悪臭を放っていた。何かガスでも発生しているのだろうか、海水がそこだけ濁っていてボコボコと泡立っている。嫌なものを見てしまった。
外防波堤先端は、大雨後にも拘わらず海水は比較的澄んでおり、いかにもタカノハが出そうな雰囲気である。ここへ来る途中、静内川や、捫別川は大雨の影響で濁流と化しており入船漁港や東静内漁港では釣りにならないだろうと思って通り過ぎてきたのだ。春立漁港にも立ち寄ってみたが、外防波堤は立ち入り禁止になっていた。
丁度最干潮時で、これから潮が混んでくることを考えると、竿を出してみるのも有りだろう。幸い、道中、ワイパーを動かし続けていた雨も、霧雨状態になってきた。一応雨具を着込んで先端に釣り道具を運んだ。 - 防波堤先端から斜め右方向には鳧舞崖下から張り出す岩盤で白波が立っている。秋の季節には遠投でカジカやアブラコが出そうだ。
まずは、今日の狙いであるタカノハに的を絞って竿2本をネット2本バリ仕掛けで近投、竿2本をロケットカゴ仕掛けで中投した。7号のチヌ針にカツオやバナメイエビのエサで何度か振り込んでみるが、全くアタリが出ない。時折、竿先に小刻みなアタリが出るのだが、魚は乗らない。フグだろうか?それとも、小サバやイワシだろうか? 海面で小魚が跳ねているが、何だろう? 車に積んであった磯竿を取りに行って、7号のサビキを付けて揺らしてみた。しかし、音沙汰はない。投げ竿の仕掛けを変えて、14号のカレイバリにイソメを付けて振り込んでみた。犯人はウグイだった。イソメを付けた1本の竿にウグイばかりが掛かり始めた。大ぶりに切ったカツオやパナメイエビを食っている様子はない。
時間だけが経過していく。このままでは全く釣果のないまま帰宅することになる。女房には孫のためにタカノハを釣ってくると宣言して来ているのだ。
午後3時半、タカノハは潔く(?)諦めて、苫小牧東港へと向かった。ここでは何らかの獲物が得られるだろう。フェンス前では例の如く、ワームやルアーでカンパチやフクラギを狙った釣り人が竿を出していた。30㎝程のサバも上がっているようだ。見学しているとカンパチを掛けた御仁がいた。そして、その大きさに納得いかなかったのかすぐにリリースした。 - アナゴ狙いに変更
ここでの長居は無用とアナゴ狙いで場所を変えた。まだ7月だが、チラホラとアナゴの便りが聞かれるようになっていたのだ。釣り場には誰もいなかった。早速準備して午後6時半には竿を出し終えて煙草で一服した。雨はすっかり上がっている。竿先ライトを付けていると、その竿にアタリが出て糸フケが出た。思いも掛けなかった30㎝ほどのクロガレイだった。これでボウズはなくなったわけだ。さらにアナゴでも出てくれれば文句はないのだが・・・。ファン、ファンとしたアタリが出た。エッ、もしかしてアナゴ?例によってグッ、グググッと来たり、スル~~~とした引き込みでクネクネと上がってきたのは間違いなく50㎝程のアナゴだった。
その後は、アカハラやドンコの合間に、アナゴが釣れた。リリースした鉛筆アナゴも4本ほどいたが、この時期にしては満足のいく釣果だった。
生イソメがなくなった。アナゴ釣りには欠かせないイカを持ってきていない。しかし、自製の塩イソメが役に立った。昨年余ったイソメに塩をして、今年の釣行の度に予備として持ち歩いていたのだ。何度も冷凍と解凍とを繰り返していたのだが、ボロボロになることもなく充分使うことが出来た。
午後10時半、シトシトと霧雨が落ちてきた。まだまだ釣れそうな雰囲気はしたが、お仕舞いにすることにした。片付けている間にも鉛筆が1本、中アナゴが1本釣れた。そして、午後11時半には現地をスタートした。
次の日、クロガレイは刺身に、アナゴはきれいに背割りして、孫に持っていくことにした。アナゴは娘の家で私が煮穴子にするつもりだ。