6月26日 落部漁港 残念無念の承知の助

  • 2022年思い出の釣行記No.5
  • 竿道会第3回大会
    残念無念の承知の助
  • 開 催 日   6月26日      
    入釣場所   落部(栄浜)漁港周辺
    アカハラ  314㎜ 以下 4
    ガヤ    205㎜    2
    重  量  120  0g  
    成  績  639点 第19位
  • 私の釣果といいたいところだが、これは優勝者菅原信幸氏の提出魚
  • 羨ましい
     竿道会の湯浅伸一氏が礼文島で漁師になる?という。それで、竿道会はしばらくお休みするらしい。海や魚に関することを仕事にするのだから羨ましいといえばそうなのだが、なかなか大変な決断だったことだろう。さらに羨ましいのは、礼文島で釣り三昧の日々を送ることになることだ。
     彼は岩見沢から大会に出発するメンバーの幹事役だったことから、様々な経過を辿って、その役がこちらに回ってきた。会員のバス内の座席表の添付や、その座席を汚臭の漂うリュックやバッカン等で汚さないように、ビニルシートで覆うことなどだ。幹事長の笹木泰広氏から座席表がメールで送られてきて丁寧な説明があった。

    大会開催場所の変更
     襟裳方面は、全くの不調とのことだ。2年間コロナウイルスの感染防止のために自粛していた道内の各釣り会が満を持して襟裳方面で大会を開いたところ無残な結果になったというのだ。おそらく昨年の道東太平洋で起きた赤潮被害に関係しているのではないかという。そこで、竿道会役員で連絡を取り合って、急遽、釣り場をその影響の少ない噴火湾の豊浦漁港~石倉漁港に変更して実施することになった。

     仕掛けの再構築から始めなければならない。エリモの昆布やホンダワラにも負けずに仕掛けがスムーズに落ちていくようにと、ゴロバリなども天秤を使わずにスリムなものにして準備していた。しかし、噴火湾の今頃はどうなのだろう。エリモは海藻がある分根掛かりを気にすることはあまりなかったが、その対策をしておく必要があるだろう。

     とにかく釣り場が分からない。噴火湾といっても相当広い範囲なので、砂場から岩場までを想定しておく必要がある。過去に噴火湾には、岩見沢釣遊会と札幌交鱗会と合同で大会を開催していた頃、交鱗会に案内されて11月にこの区間に入ったことがある。私が入った釣り場は、濁川、鷲ノ木の桂川・湯の崎ぐらいである。桂川に入ったときには優勝させていただいた(👆2009年思いでの釣行記PART.8「完全優勝」参照👆)ので、その後はこの付近にばかり入ったが、根が泥に埋もれてしまったのか、あまりいい思いはさせてもらえなかった。

    ゴロがないと・・・
     大会近くになって釣りエサを買いに行くと売り場にゴロが並べられていなかった。市内にある4店とも仕入れが出来ないという。これは困った。準備した仕掛けはほとんどゴロ仕様なのでもう一度見直さなければならなくなった。ネット仕様のみで対応することにしたが、ゴロがなくなった分、コマセのアミブロックはいつもの倍にしてみた。

     さて何処に向かおうか。この範囲ではタカノハが釣れだしたと新聞に載った。しかし、それは狙って釣れるほどのモノではないだろう。他会の大会では豊浦漁港でアカハラやクロガシラを大釣りして入賞していた。しかし、アカハラとなるとゴロが欠かせない。ゴロ無しでは、苦戦を強いられるだろう。航空写真で磯模様を眺めていると、落部(栄浜)漁港周辺の海藻が豊かに繁っているように思えたので漁港の左の磯に入ることに決定した。

     様々な情報が行き渡っていたのだろう。豊浦漁港でほとんどの会員が下りた。閑散としたバス内で目的地を見失わないようにした。「ドライブインやかた」を過ぎた辺りでバスから降ろしてもらい、入り組んだ道を進むと、暗がりのなかでも目的の舟揚場に着いた。海藻は繁っているようだがやたらと根掛かりが多い。そして、アタリがさっぱり出ないのだ。「これはやってしまったかな」と思いながらも2時間程打ち続けたが竿先は静かなままだった。
     漁港の左に移動することにした。足下は砂地なのだが50m程の沖に根が広がっているという。ここでも竿先は微動だにしなかった。漁港内に移動することになった。港内は漁船が満杯でその係留ロープが張り巡らされている。奥の方の排水口から水が流れ出ているところで竿を出すことにした。そこでウグイやガヤを釣ってお仕舞いだった。
     あーあ、疲れた。
  • 最初に入った磯の漁港左。明るくなってからあらためて写した
  • 2番目に入った漁港右の磯
  • とうとう漁港に入った。港内は漁船がひしめき合い、係留ロープが縦横無尽に繋がれていた。一カ所だけ船が出て行ったと思われる場所が空いていたのでそこで竿を出した。
  • やっと港内で小ガヤや小ウグイが釣れただけだった。あーあ、残念無念承知の助。
    0点が3人いて、私は19位だった。竿道会にはブービー賞はなかった。

     審査は豊浦漁港ですることになった。審査用バッカンを開けると見事なアカハラやクロガシラが出てきた。ほとんどが豊浦漁港で釣り上げられたものだった。1位、2位、3位の入賞者は同じ場所に並んで入った。一人がアカハラの大物を上げる。そして、後の二人がそれに続く。クロガシラも45㎝を超えるものを上げる。するとそれにまた二人が続く。一進一退のデットヒートを繰り返しながらも結局最後の栄冠を48.3㎝のクロガシラで身長賞をもものにした副会長の菅原信幸氏が勝ち取った。準優勝は越智靖基氏、3位は長尾雅昭氏の強者たちだった。
  • 上は準優勝:越智靖基氏、下は第3位長尾雅昭氏の提出魚
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