- 2020年思い出の釣行記No.12
- 苫小牧西港シマゾイ
- 8月19日 苫小牧西港・西埠頭
シマゾイ33㎝1、クロガシラ30㎝以下4
- 新型コロナと熱中症の両面パンチである。静岡県浜松市で8月17日、国内最高気温に並ぶ41.1度を記録した。暑すぎるという驚きはもちろんあるが、「浜松」という海沿いの地域であることにも驚く。これまで「暑い」といえば、国内最高気温を観測している埼玉県熊谷市や、2007年に74年ぶりに国内最高気温を更新した岐阜県多治見市などの内陸部のイメージが強い。
連日、岩見沢でもうだるような暑さが続き、新型コロナ感染の心配に加え、熱中症にでもなったら大変と釣りに行くことを控えていた。しかし、苫小牧の海はどうだろう。アナゴの様子を覗いに出かけることにした。この日、岩見沢では31度を記録した。さすがに、苫小牧はそこまでの気温は記録しておらず、結局、避暑に行ったことになった。
南埠頭の岸壁は工事のため関係者以外立ち入り禁止措置がとられていた。それで、南埠頭と西埠頭の境になる栗林2号倉庫前で竿を出した。南からの生温く強い風が右方向から吹いてくる。自ずと道糸が左方向に流れる。PEラインでは糸ふけが大きく出るので25号竿は2号ナイロン+テーパーラインで、30号竿は5号ナイロンで対応することにした。釣り場のすぐ右横は、工事のための立ち入り禁止柵で仕切られており、左隣の釣り人と交錯しないようにと右方向に遠投した。
- 快晴でジリジリと日差しが照りつける
- Tシャツはそのままにしたが、日差しが強いので短パンをジャージズボンにはきかえた。汗はさほどでもない。汗をかく度に乾いていくのだ。
エサは生イソメとイカを用意した。昨年のアナゴは、イカにばかり食いついてきたのだ。1パイ85円の激安中国産冷凍イカを購入してきた。
私のすぐ後、隣に札幌からの釣り人が入った。今日はアナゴを偵察し、明日は錦岡で鮭釣りをする予定だそうだ。まだまだ明るいので三脚だけ設置して話しかけてくる。過去に平岸釣技会に所属していて、釣り会や最近の釣りについて話に花が咲いた。地元の白い顎髭を蓄えた年配の御仁が散歩に来た。苫小牧港の様子を聞かせてもらったがあまり芳しくないようだ。アナゴはほとんど釣れていないという。
6時頃、道糸がふけるアタリが出た。竿を煽って取り込むと30㎝ほどのクロガシラだった。思いがけない獲物だった。その後も3枚追加した。この真夏に4枚も釣れるなんていまだ経験したことがない。
- 真夏の海でシマゾイが上がった
- 夕方になって風が治まってきた。サバのサビキ釣り師に代わって10名ほどのアナゴ釣り師が並んだ。竿先を一気に締め込むような大きなアタリが出た。引き具合からはアナゴではないようだ。上がってきたのは30センチ強のシマゾイだった。その後も、アタリがあってもガヤだったりドンコだったりでアナゴからの便りはなかった。周辺の釣り師に聞いてもアナゴはまだあがっていないと言うことだ。
今日使っていた新規購入のヘッドライトの明りが突然消えた。以前使っていたものはジェントスLEDセンサーヘッドライト200ルーメン。センサーが付いているので、手をかざすだけで点灯、消灯が出来た代物だ。これは電池が長持ちするし、咄嗟の対応にも応えてくれるので重宝していた。しかし、充電したばかりの熱くなっていた電池をそのまま電池ボックスに入れたらLEDが切れてしまったのだ。
新規のヘッドライトは同じジェントスヘッドウォーズシリーズで500ルーメンのものだ。専用充電池/乾電池兼用となっており、今回は専用リチウムポリマー充電池を満タンにしてきたものだ。点灯時間はHighモードで6時間とある。こまめに消灯してきたにもかかわらず短い気がした。
午後12時に近づいていた。アタリも全く出なくなっていたので片付けることにした。今日はTシャツ1枚で釣り続けたが寒さも全く感じなかった。
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