羆との遭遇&苫小牧東のアナゴ
- 2025年思い出の釣行記No.16
- ヒグマとの遭遇!&苫小牧東のアナゴ
- 釣 行 日:9月17日(水)
入釣場所:苫小牧東
天 気:晴れ 波風穏やか
釣 果:アナゴ 35㎝~45㎝ 9
もう少し成長していると思ったのに小物ばかりだった
- 羆との遭遇!!
息子から知床旅行に誘われた。息子夫婦と孫、女房が一緒の5人旅だ。根室の花咲ガニ祭りがメインなのだが、ついでに知床や阿寒を回ってこようというのだ。息子が高校1年の時、私が息子を誘ってたどったコースと同じだ。その時は車中泊の二人旅だったが、根室半島先端にある納沙布岬で生きた褐色の花咲ガニを大釜で茹で上がったものを食べた。それは、甲羅の裏についた白い脂が、独特な風味で濃厚な甘みや旨味が強く感じられた。しかも肉は弾力がありプリッとした食感だった。
その時の味が忘れられないというのだ。それ以降、何度もその味に出会うことを目指して根室を訪れているのだが、未だにたどり着いていないという。
【👇2002年 思い出の釣行記PART.4「殺生の気配」👇】の時もそうだった。
今回の祭りで出されたものもやはり冷凍物で、残念ながら納沙布岬で食べたものとは違っていた。 今回の祭りで提供された花咲ガニ
- カニでお腹が膨れると、根室から一気に知床ウトロに向かった。途中、斜里岳や羅臼岳が見えだした。羅臼岳は標高1,661m、知床半島の最高峰として知られ、日本百名山にも選定されている人気の登山地である。オホーツク海に面して位置するこの山は、世界遺産の核心部分をなしており、原始的な自然環境が色濃く残る場所として多くの登山愛好家をたきつけている。
そして、この山は、先日8月14日、羅臼岳登山道でヒグマに襲われたという死亡事故が発生したばかりである。襲ったと思われるヒグマが駆除され、知床五湖の遊歩道が開放されたというので、次の日の朝、私達は、「高架木道」なら、なおさら安全だという思いでパークサービスセンターに向かった。
親子熊はゆるりと右の雑木林に入っていった。
- その駐車場の数百メートル手前の道路で、ヒグマに遭遇したのだ。前方、50mほどの距離で親子熊が舗装道路を横断していたのである。車を静かに停め、熊が立ち去るのを待った。親子熊は対向車が現れたことでゆっくりと脇の藪の中へと消えていった。
観光客による熊への餌やりなど、非常識な行為が目撃されることもあり、人と熊との共存のあり方が改めて問われているが、私達5人の家族の思いはまた、それぞれだった。孫はもちろん興奮していたがどのように映っていたのだろう。
親子熊が消えてから車を発進させると、駐車場までは300m程の距離だった。沢山の観光客がそんな近くに親子熊が闊歩していたことなど知り得ることもなく歩いているが、これが共存ということなのだろうか? 私達も何事もなかったように「高架木道」を散策した。全長約1.5㎞、往復で40分ほどの距離だった
しばらく釣りに行ってないぞ!
「何処へ行こうか? ヤッパリ、苫小牧のアナゴでしょ。」ということで、いそいそと準備して出かけた。東港フェンス前では、やはりカンパチやフクラギを狙ったルアーマンがいたが、釣れている様子はなかった。唯一、サヨリを狙った釣り人が、20㎝ほどのサヨリをハラハラと釣り上げていた。1本バリでエサはアミエビだ。このエサならなんとかなりそうなので、次回狙ってみることにしよう。
アナゴ釣り場に向かった。車から降りて荷物を準備していると、二人の調査官がやってきた。なんでも用水路の状況を確かめるために来ているということだ。その用水路が見当たらないので航空写真を頼りに探しているという。周辺には何度も通っているのでその地理を教えてあげた。
16:00 まだ早いが、釣りの準備をする。今日はロケットカゴ仕掛けを使わないで、竿4本ともスバリ仕掛けだ。ただし、前回よかったルミコバージョンだ。しかし、エサばかりがとられる。何がいるのだろう。カニだろうか? フグだろうか? そして、先ずはウグイの洗礼を受けた。
薄暗くなり始めた頃ようやくそれと思わせるアタリが出た。引き上げてみると40㎝ほどのものだ。それからポツラポツラとアタリが出て、9本のアナゴを上げることが出来た。しかし、型が小さい。8月1日の時よりはもう少し成長していると思っていたのに・・・。