8月18日浜厚真アナゴ54㎝

  • 2018年思い出の釣行記PART.19
  • 価値ある1本
  • 8月18日
    浜厚真港
    アナゴ54㎝
  •  8月13日、1週間ほどわが家で過ごした孫たちが帰ってしまった。そうなると私にはすることもなく釣り虫が蠢きだしてしまう。前野氏に電話を掛けると18日(土)行く予定を立てていたので同行を申し込んだ。前野氏は2週間前にも苫小牧勇払埠頭で臨んだが釣果無しに終わっていた。
     午前中は女房の買い物に付き合い、バトミントン同好会に送ってから13時に前野氏宅にお迎えに行った。準備は出来ており、一路浜厚真へと向かった。浜厚真漁港の駐車帯に着くと車は1台も停められていなかった。防波堤はがら空きでどこでも竿を出せる状態にあったが、前野氏が「への字」でやりたいといった。防波堤先端方向にも少々未練はあったが、私はその右に並んだ。その後、防波堤先端方向にはルアー竿や投げ竿を持つ釣り人たちが向かって行った。
     前野氏はネット2本、胴付2本バリ2本の竿4本体制で、私はロケットカゴ2本、胴付2本バリ2本の竿4本体制で打ち始めた。チョコンチョコンとアタリが出て小さなクロガシラがあがった。小アブラコやウグイ、カニもアタリを告げ退屈しなかった。陽が落ちると小ソイやドンコも仲間入りをしてきた。
     午後8時頃、フワン、フワンとしたアナゴ独特のアタリが出た。竿を手に持って次のアタリを待っているとグググググッと竿先が入った。途中で軽くなったり重くなったりのアナゴ独特の引き込みだ。海面から姿を現したであろうアナゴは、胸壁の陰で見えないがこれもブルン、ブルンと体を捩るアナゴ独特の揺れ方だ。胸壁から姿を現したのは紛れもしない50㎝を超えるアナゴだった。
     その後、アナゴを思わせる何度かのアタリがあったが喰い付かせることは出来なかった。防波堤先端方向に様子を伺いに行った。皆さんアナゴ狙いだが誰1人アナゴを手にしている者はいなかった。
     引き上げる約束の午後10時少し前に、前野氏にアナゴのアタリがあったらしい。竿を見つめると、竿先が入ったり伸びたりするいかにもアナゴの引き込みだ。かなり大物のようだ。いよいよ胸壁の上にあげようとすると、ピンと竿先が伸びてしまった。痛恨のバラシだ。
     二人ともエサを使い切ったので竿を片付け帰路についた。家族分3本を目標にしてきた前野氏の悔しさに比べると、釣ることは無理かも知れないなと思っていた私には、充分満足できた釣行だった。
  • アナゴは甘辛く煮てアナゴ丼となった
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