12月3日忘釣会入船漁港カジカ等9位

  • 2017年思い出の釣行記PART.25
  • 忘釣会大会
  • 読書三昧「運命の人」「水滸伝」のぐうたら生活に別れを告げて
  • 大会日:12月3日(日)】
    【入釣場所:静内入船漁港
  • カジカ400㎜4
    ハゴトコ280㎜1
    【成績】980点 9位
  •  今年は忘釣会からの案内が来ないなあと思っていると、竿道会の菅原信幸氏からお誘いがあった。12月3日、入船漁港~旧三石温泉で参加費は温泉入浴食事付きで7千円である。すぐに参加する旨を伝えた。
     当日の潮回りは大潮で、干潮時間帯から潮が込んでくるころに到着となる。到着して打ち出す頃には11時頃になっていると思われるので、春立4区の岩盤の前に出て打てるのはほんの僅かだろう。最近の釣り情報では、三石港左、三石漁港先端部、東静内漁港などが上げられていた。入船漁港は今年初めてタカノハ釣りをしたところだが、タカノハの魚影は濃く、根もあるのでカジカも狙えるだろうと、入船漁港に入ることにした。唯一心配なことは私と同じように考えている方が居られた場合に、先端部の釣り場は限られることだ。1番に到着することが肝心だろう。
     大会前々日の12月1日は50㎝、2日は30㎝と岩見沢に大雪が降った。この時期に大雪になるのは観測史上初めてとなるということで、読書三昧のぐうたら生活に活を入れるように除雪に精を出した。山埼豊子の「運命の人」4巻に続いて、北方謙三の「水滸伝19章」シリーズ第8章を読み終えたところだ。難解かと思った中国時代小説もそれほどでもない。登場人物の王進がいい。林中もいい。李逵が可愛い。痛快でドキドキするような展開で次へ次へと読み進めたくなる。残り11章ほどで完結するが最終章はどのようなことになっているのだろうか。
     集合場所のシオジー駐車場(札幌市白石中央1条3丁目)の近くにある王将で夕食をとり、午後7時前にはそこに着いた。先行車が6台ほどあり、役員と思われる方が駐車場所に案内してくれた。竿道会の菅原氏、山田氏と一番後ろの座席に座った。彼らは三石大階段に新設された舟入潤で釣り、満潮時からはのんびりと焼肉を楽しむらしい。
     バスから下りてすぐに釣り場に向かうことが出来るようにと、バスの中で着替えを済ませ、漁港舟揚場前でバスから下りて荷物を担いだ。昨年度札幌竿道会・北海道名人会の優勝タイトルを総なめにした越智靖基氏も先端に向かうという。防波堤先端に私、その右に越智氏が入った。随分前に先行していたと思っていたが、私が右からダブルゴロネット、ゴロ1ネット、2本バリの竿三本を打ち終えたときには、越智氏も終えていた。さすがに手早い。そして、次の打ち込みに対応できる様にと、3つの仕掛全てにエサを付けコマセ詰めを終えていた。
  •  最初にアタリがあったのは私の竿だ。カジカの35㎝ほどが上がった。1時間に1本というような具合だが、一応嫁となると思われるカンカイやハゴトコも釣れた。越智氏が私の左に動いた。しかし、釣りものが無かったのでまた右に戻った。そこで30㎝程のタカノハを釣り上げた。まだ竿上げまでには4時間ほどを残している。一発大物タカノハへの期待が膨らんだ。越智氏はそれに満足せず、更に右の方へと移動していった。
     その後、アタリが途絶えた。寒い。指先が悴んで思うように動かない。8時頃にアタリが出始めて、カジカが2本あがった。遠投にタカノハらしいアタリが出て、竿を煽ると乗った。底を目指して突き刺さるような引き込みで、重量感もある。ようやく大物タカノハを手に出来ると慎重に寄せていると、スッと竿先が軽くなった。ハリがすっぽ抜けたようである。痛恨のバラシである。竿先がググッと入って重量感もあったので確実にモノにできると越智氏にタモの準備をお願いしようと叫ぼうと思っていたのだ。その後、同じようなアタリで40㎝のカジカを釣ったので、実はカジカだったのかも知れない。
     8時半には片付けて舟揚場に戻った。越智氏は私と同じような釣果を上げていた。さすがである。階段下にいた窪田氏はそれを上回る釣果だった。いつもここで釣果を上げているという。
     新冠道の駅で審査が始まった。次々と大物が提出されていく。カジカ4本に嫁はハゴトコという具合だ。中にアブラコの40㎝ほども混ざっていて、上位入賞者はそのアブラコを釣った者のようだ。
     芯まで冷えた体から汗が出始めるまでにはずいぶんの時が経ったが、「レコードの湯」はいいお湯だった。昼食会場には賞品が並べられ、私は9位の成績だった。
  • 入賞者の面々 三人とも各釣り会の凄腕の持ち主だ
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