9月17・18日 支笏湖美笛湖畔 濃密なひととき

  • 2022年思い出の釣行記No.13
  • 濃密なひととき
  • 小雨も上がり、爽やかな湖畔で釣りを楽しんだ。
  • 釣 行 日    9月17日(土)18日(日)
    入釣場所    支笏湖美笛キャンプ場湖畔  

    ウグイ    280 ㎜ 以下   11
  •  息子からキャンプの応援を頼まれた。テント張りの補助や孫の見守り要員としてのお手伝いを依頼されたのだ。場所は支笏湖美笛湖畔だ。息子は「釣りもしたいので準備してね。魚が釣れたら、それを炭火で焼いて野趣気分を味わいながら一盃飲もう」と言う。私にとっても孫とのふれ合いに加えて釣りもできると願ったり叶ったりの申し入れだ。

     さて、支笏湖では何が釣れるのだろう。ニジマス、アメマス、ブラウンというところか?あまり期待することなく、期待されることもなく準備を整えた。美笛川もあるので、一応磯竿と延べ竿を用意しておく。胴付きは必要ないだろう。この時期なのでいざとなれば素足で水に浸かるのだ。

     早朝5時出発。美笛は道内随一の人気キャンプ場で、なかなか場所が確保できないということで、早めの出発となったのだ。1歳8ヶ月になる孫も親の気配を感じたのか、4時頃には起き出し無事に出発することが出来た。美笛には6時半頃到着した。7時開門となっているが、私たちの前には38台の車がゲートが開けられるのを待っていた。そして、後続車がその後ろに続いていった。無事受付を済まして、湖畔の空き場所を捜した。幸いにも一張りのテントが片付けられようとしており、そこに張ることが出来た。その横には偶然にも息子と同じテントが並んだ。

     テントを無事張り終わって休憩していると、50m程沖合で小魚がエサを捕食している波紋が出始めた。それが連続して出るようになった。中には大型と思われるモノもある。おそらくニジマスだろう。孫が眠りについたこともあり、竿を出すことにした。5.3mの磯竿に飛ばしウキを付けた仕掛けにブドウ虫を付けて遠投した。すぐにアタリがあり引き上げたのは小ウグイだった。少し大型かと思う引き込みがあったが、これも30㎝弱のウグイだった。仕掛けを投げ入れている付近はボイル状態なのだ。
     1匹目は、眠りから覚めたときの孫に見せるためにビニル袋に入れた。しかし、これだけ釣れるのだから、いつでも見せることが出来るだろう。その必要性を感じず波打ち際に生け簀を掘って次々と放した。
     孫が眠りから覚めた。しかしその時には波紋がなくなり、全くアタリも出なくなっていた。生け簀に入れておいたウグイも湖へと帰って行ってしまっていた。少しの時間の経過でこれだけの違いがあるのだ。

     夕食も終えて、たき火をしながら過ごしていると、嫁が岸際に異様なものを見つけた。近くに寄って、ヘッドランプをかざしてみるとエサとして使ったサバの切り身に沼エビが群がっていたのだ。
  • サバの切り身に群がる小エビ
  •  翌朝、サバの切り身は小型になり、それと共に数は少なくなったが沼エビが残っていた。手では捕まえることが出来そうもないので、紙椀に切り身と石ころを入れて沈ませて、何匹かのエビを捕まえることが出来た。孫は恐ろしがって手を出さないかと思っていたが躊躇なく指先でつまんだ。いつもの孫だとすぐに口に入れてしまうので、食べてしまうかもと期待した?が口には入れなかった。

     息子、嫁、孫との濃密なふれ合いと、魚のボイルに胸をときめかせた楽しい二日間だった。ニジマスの炭火焼きにはありつけられなかったけれど・・・。
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