7月23日芦別川ニジマス

  • 2020年思い出の釣行記No.11
  • 芦別川のニジマス
  • 7月23日 芦別川
     ニジマス 30㎝以下15匹
  •  渓流竿を購入した。ホッケの脈釣りで使っていた鯉竿「紫雲540」を踏みつけて壊してしまっていた。この竿はホッケを抜き上げるときに元竿をフンと煽るだけでホッケが手元に抜きあがってきた。その代用として使った渓流竿「春渓 硬調 61MX61-57-52」が春先の千畳敷で、ホッケを抜き上げるときに竿先が柔らかくて大物が掛かるとなかなかあがらなくて岸壁を引き摺るように上げたのだった。その時の無理がたたって竿先が収まらなくなってしまっていた。それで、渓流でも磯でも1本で間に合うようにと「春渓 超硬調 61M・V61-57-52」を購入した。
    昨日は久し振りに雨が降った。今日も一日雨模様で、明け方からしとしとと雨が降っていたのだが、9時過ぎから晴れ間も覗いてきた。なんだか釣りに行きたくなってきちゃった。前回の芦別川はアタリもほどよく出て、超大物は出なかったが渓流釣りを堪能した。今日はその購入した竿の試し釣りに芦別川へと向かった。
  • 前回よりも少し水の流れが多いようだ
  •  前回と同じ場所から入渓した。しかし、川の状態がおかしい。ドジョウが白い腹を見せて沈んでいるのだ。浅い川岸に死骸が見えるのだが、おそらく川底にも沈んでいることだろう。原因は何処にあるのだろう。雨が少なく渇水気味で冷水を好む川ドジョウには厳しい環境だったのだと思われる。ニジマスはそこそこ釣れるのだが前回のような大物は釣れない。せいぜい30㎝止まりだ。
     釣りあげたニジマスが口から溶けかかったドジョウを吐き出した。そういえば今日のニジマスはコロコロと太っている。ドジョウをエサにしていたニジマスが満腹状態だったのだろう。4時間ばかりの遡行だったが楽しい釣行となった。
  • 口から溶けかかったドジョウを吐き出した
  •  ドジョウは普段は他の魚と同じようにエラで呼吸をしているが、水中に酸素が不足すると、水面近くに出てきて口をパクパクさせて空気を吸っている。飲み込んだ空気は腸を通って細かい血管で酸素を吸収している。20℃から25℃くらいが元気に活動しやすい温度のようだ。低温よりも高温に弱くて、特に、川が生息地のフクドジョウやアジメドジョウはエラ呼吸しかできないので、他の種類のドジョウよりも水中の酸素量が必要である。今回川底に沈んでいたのはおそらくフクドジョウと思われる。
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