3月25日浜厚真クロ8枚

  • 2019年思い出の釣行記No.4
  • 本日の釣果
  • 3月25日
    浜厚真港
    クロガシラ47.8㎝以下8枚
  •  私が先日の大漁に気をよくして浜厚真港への釣りの準備をしていると、息子から電話がかかってきた。「明日26日に2人とも休みなので釣りに連れて行って欲しい。嫁が先日頂いたクロガシラの煮物と刺身が美味しかった。何よりその大きさにびっくりして自分も釣ってみたい。」というのだ。「今日これから釣りに行く予定なので、その釣れ方を確認して再度連絡する。」と電話を置いた。
     暖気が続いて雪も少なくなってきた北海道に再び寒波が襲ってきて、岩見沢地方では2、3日、久しぶりに雪が降った。しかし、今日からは再び暖気が戻ってきて零下を下らないと予報している。風は多少あるようだが釣りに支障あるまい。岩見沢を出ると霧雨がフロントガラスを濡らしていたが、浜厚真に着いたときには止んでいた。
    防波堤入口には、例の斉藤氏、南幌の若者、他1名の3名が竿を出していた。まだ隙間はあったが、前回大釣りした場所で荷物を下ろした。そこには港外に向かって竿を出していた釣り人が椅子に座り込んでいたので、それより少し先で竿を出すことになった。港内に向けて竿を出している釣り人はいない。
     まずは港内に向けてロケットカゴ仕掛を付けて4本の竿を出した。防波堤に立て掛けて竿を置くための木製の竿置きが捨ててあったので、それを利用して港外に2本バリ仕掛けを付けた2本の竿を出した。しかし、その竿置きは竿の収まりが悪くて、外れてしまうので軍手で代用した。
     4時過ぎに40㎝級のものが1枚来た。続けて同じような大きさの2枚目も上がった。今日もなんだか調子がよさそうだ。防波堤から垂れ下がったロープが斜め沖に向かって伸びていた。そのロープの先に打った竿に大きく糸フケがでて竿を煽った。なかなかの手応えだ。しかし途中でリールが巻けなくなった。ロープの下に潜り込んでしまったらしい。ロープの右側から潜り込んでしまったものなのか、それとも左側から潜り込んでしまったものなのか、よく分からずに竿先を海水に浸けて操作しながら引っ張り続けた。しかし、ガッチリとロープに絡んでしまったようだ。ハリスが切れたようで仕掛を回収してみるとハリスは切れておらずハリが伸びていた。魚の大きさはどうだったのだろう。横っ走りしたのを考えるとアブラコだったのかも知れない。
     大きなアタリが出た。ロープから遠ざけるように竿を操作しながらリールを巻いた。岩壁に近づいたところでグイッ、グイッとロープ方向に刺さり込んでいく。ゴボウ抜きしようと持ち上げたが、竿が極限まで曲がって持ち上げられそうにもない。海面にクロガシラの顔を出すようにしてタモを手に取った。その大物はタモにはすんなりと入ってくれて事なきを得た。メジャーを当ててみると50㎝には僅かに届いていなかった。私自身の最高記録である。この時ばかりはタモを使ってよかったと思った。
     私の左に入っていた釣り人が港外に向けて出していた4本の竿の内の2本を港内に向けた。前回私が大釣りしたところだ。その後、彼が港外に向けていた竿に大アタリが出てリールを巻きながら、立て掛けてあった梯子を登って防波堤に上がった。根掛かりさせてしまったようだ。梯子を登っているうちに糸が更けて、その瞬間に根に潜り込んでしまったのだろう。何度も操作していたが外れそうになく、道糸を緩めて竿を置いた。すると、魚が根から抜け出たらしく竿先が再度引き込まれた。今度は最初から梯子を使って胸壁に上がってのやりとりで抜きあげてしまった。50㎝近い大アブラコだった。
     練炭ストーブを使った。雁里沼でのワカサギ釣りの時に、ストーブ下の窓口から火を着けようとしたのが間違いだったらしく燃え上がらなかった。説明書をあらためて読むと、練炭の上から火を着けるのが正しいやり方だったのだ。今回は、その仕様を確かめていたので上からガスバーナーを当てた。すぐに火が着いた。この日は風が強かったので火の熾り方も激しく、ヤカンに入れた水もフツフツと沸いた。まずはコーヒーを入れて飲んだ。このような場所で飲むコーヒーは格別の味わいだった。それからカップ麺にお湯を注ぎおにぎりと一緒に掻っ込んだ。体の中から火照ってきた。その後も、クロガシラの大物ばかりがきて、最終的に8枚の釣果だった。
  • 本日の釣果。抱卵ものは2枚だった
  •  明日も息子夫婦と一緒に釣りをすることになっている。19時以降はアタリもなくなっていたので早めに片付けた。まずは練炭ストーブの処理である。まだオレンジ色に輝きを放っていた練炭を海に放り込むと爆発音を残して沈んでいった。明日も爆発的な釣りになるといいのだが・・・。
     浜厚真に来るときの追分に入る手前で、路肩にキャリアカーが落ちていた。緩いカーブになっているところなので、おそらく居眠り運転によるものだろう。帰りも気になっていたので注意していると同じ状態だった。いつからのものだろう。乗用車を6台満杯に積んだものだった。新車か中古車かは分からなかったが相当な被害になるだろう。保険に入っているのだろうか。運転手の生命への気遣いよりもそんなことが気になった。
  • 3月26日
    浜厚真港 
    クロガシラ2枚(41㎝、33㎝)
  •  息子夫婦がわが家にやって来た。荷物を息子の車に詰め込み午前11時には出発した。途中、ホーマックでイソメ2パックを期待を込めて買った。途中、追分に入ったところで、昨日路肩に横倒しになっていたキャリアカーがまだ同じ状態だった。昼食は苫小牧への通りがけで気になっていた「そば哲」でとったが、なかなかの出来映えだった。
     午後2時、浜厚真港の入口には、例の斉藤氏、テント設置の美唄氏、迷彩服姿のパジェロ氏の3人が入っていた。美唄氏は、昨日私が帰るときに入れ替わるようにして入ったのだが、それから40枚程の釣果があったという。少し心が動いたが、昨日の私の釣果と釣りやすさから港内に向けての釣りとなった。
     6本の竿でロケットカゴ仕掛を振り込んだ。まもなく息子が振り込んでいた竿の竿尻がビョンと上がった。息子が鋭く合わせてリールを巻いていると竿が弓なりになった。そして横走りしている。覗き込むと大アブラコだ。竿を極限まで絞り込んでゴボウ抜きしようとしたところで外れてしまった。タモを用意する前だったので、私が無理を言ってしまったので済まないことをした。息子にとっては初の大物になるアブラコを釣り上げてもらいたかった。
     今日はアタリがなかなか出なかった。エサを付け替えようと嫁に1本目をあげさせ、2本目をあげさせていると竿がガクガクと大きく曲がっている。その刺さり方を見ると大物のようだ。そして思った通り大きなクロガシラが海面に現れた。息子の先ほどの失敗もあるので、タモで掬った。40㎝UPのものだった。嫁は何か持っているようだ。
  •  今日も練炭ストーブに火を着けた。勢いよく燃え上がり暖をとったりお湯を沸かしたりするのに大活躍してくれた。コーヒーやココアで一服したり、用意したカップメンにお湯を注いで腹を満たしたりしながら退屈を紛らわせた。
     先日出会った立派な白髭を蓄えたルアーマンがやって来た。ここ最近は港内に向けての投げ釣り師が沢山入っていたようだ。先日私の後から入った釣り人もやって来た。やはり前回の私の釣果に刺激されて、その後も何回か仲間と共に港内に向けて竿を出したようだ。そして、釣果も上々だったと教えてくれた。
     左のテトラポット側で釣りをしていた御仁が、私達の右に入って、港内に2本、港外に2本の竿を出した。私達が来る前に港内に向けて竿を出してみたのだがさっぱりで、テトラ越しに竿を出していたのだそうだ。その御仁の最近の浜厚真港評価も同じようなものだった。
     舟道に投げていた竿が根掛かりしてしまった。防波堤を伝って回り込んでから違う方向に竿を煽っても外れなかった。それでロケットカゴ仕掛を一つ失った。港内で釣れないこともあって港外に向けてその2本の竿を振り込んだ。息子が嫁をフェリー乗り場のトイレに連れていった。その間に、右隣の紳士が港外に向けた竿がアタっているよと教えてくれた。遠投した方の竿だった。あげてみると30㎝ほどのものだった。
     息子の明日の勤務が早出だったので早めに切り上げることにして午後7時には片付けた。苫小牧市内で夕食をとることになった。息子がネットで調べたのは「ラーメン縄文」というところだった。魚出汁の効いたなかなか美味しいラーメンだった。
     帰りはカーナビが千歳経由を選んだのだが、遠回りになるように思えたので、いつものように234号線を通るように案内した。後から考えると千歳・長沼経由の方が近かったかも知れない。気になっていたキャリアカーは同じ状態だった。2日間も片付けないでそのままにしておくのはどの様な事情があるのだろう。警察はどの様な対応をしているのだろう。交通に支障があるわけではないのでそのままに放置しているのだろうか。ブルーシートが被せてあったのがせめてもの救いだった。
     次の日、女房が唐揚げ用に3枚に下ろして欲しいと言った。カレイの3枚下ろしなど聞いたことがない。まあ、5枚下ろしのことだろう。2日分の10枚のクロガシラは刺身と唐揚げと煮付け用に下ろした。唐揚げはなかなかのものだった。もちろん、それぞれ調理したものは息子達に届けられた。
  • 2日分の釣果大物は卵が未成熟のカレイだった。刺身にしたが脂が纏わり付くような感じだった。このようなカレイが多かったのはこれから抱卵していくということなのだろうか?