4月26日 兜千畳敷 マガレイ41㎝等

  • 2021年思い出の釣行記No.8
  • 4月26日
    兜千畳敷
    マガレイ  41㎝以下 25
    クロガシラ 35㎝以下  2
    ホッケ 36㎝以下   16
  • そっちの方が大物が釣れるぞ
  •  久し振りの釣行となる。4月に入ってから鼻水の後に38℃を上回る熱が出た。咳も止まらずいつもの風邪の症状である。女房はコロナだったら大変なので病院にかかってみては?と言うがまさかね。いつものように常備薬で済ませた。
     昨年と同じく兜千畳敷から神威岬経由で美国へとまわる行程をとった。女房には2泊3日を予定していると言ったが、おそらく自分の気力が持たないだろう。午前9時出発で晴天の中、昼前には兜千畳敷に着いてしまった。まずは駐車帯で、近くのセイコーマートで調達した昼飯を食べながら様子を覗った。千畳敷から引き上げてくる釣り人は皆、重そうにバッカンを抱えている。ホッケが入れ食いだったようだ。
     一通りの道具(投げ釣り、ウキ釣り、サビキルアー)をもって先端に向かった。沖では強い風に煽られたウサギが跳んでいるが、岸壁の隙間に当たったウネリで吹き上げる間欠泉のような波飛沫は上がっていない。千畳敷には20名ほどの釣り人の姿はあるが好釣り場と言われる先端には釣り人はいない。まずはそこで釣り場を展開すべく両隣に断ってから2本の竿でロケットカゴ仕掛を中投した。頻繁にアタリは出るが釣れる真ガレイの型が小さい。
  • まずは、2本をロケットカゴ仕掛で様子を聞く。天気はよいが、向かい風が強い
  • 左隣の凹みではホッケのウキ釣り師達が並んでいた
    山並みの頂はまだ雪を被っていた
  •  左横にある小さな凹みではいつものようにホッケのウキ釣り師が並んでいた。時折出る大型も含めて盛んにホッケを釣り上げている。右隣に一人いた蘭越からの釣り人も盛んにホッケを釣り上げていた。マガレイの型が小さいために私もホッケのウキ釣りに手を染めてしまった。
     ニジマスを兼ねたホッケ用にと前年度新たに購入した延べ竿(春渓 超硬調61M・V)に仕掛をつけて岸壁の際に下ろした。打ったコマセが強い向かい風に煽られて岸壁の際に落ちてしまうからだ。ポツン、ポツンとアタリが出て30㎝ほどのホッケが釣れた。時折35㎝ほどのものも来るが、延べ竿をフンと煽ると手元にすっ飛んでくる。竿に問題は無いようだ。右隣が引き上げてしまったので一人で打つコマセでは限界があるようで、ホッケの群れが左隣の集団の方に引き寄せられてしまう。アタリも遠くなってきた。
  • ホッケは大きくても35㎝止まりだった
  •  夕まずめの良い時間帯になったので、ウキ釣りを終えて投げ釣りに専念した。小型に混じって40㎝ほどの真ガレイが釣れた。更に35㎝ほどのクロガシラも釣れた。
  • 40㎝ほどのマガレイが釣れた
  • 35㎝ほどのクロガシラも釣れた
  •  風が弱くなってきた。温かくさえ感じるほどだ。沖のウサギも跳ねていない。ルアー竿にエギを付けた釣り人が右隣に入った。左隣の凹みでホッケのウキ釣りをしていた人で、
    「タモを持っていないか。ウキが流された」などと何度か話しかけられていた人だ。
    「ホッケ釣りに飽きてしまったのでこれからはヤリイカを狙う」
    「下手くそなので糸が絡むかもしれないぞ」
    「やっぱり絡んでしまった。悪いな」
    「俺の糸は絡むと手がつけられなくなるんだ」
    「明日までやるのか?朝はいいかもしれんが、夕方には波が高くなってここには乗っていられなくなるぞ」
    「正面に投げないで俺と反対側の向こう側に遠投をかけれ。大物が出るぞ!」
    「俺は毎日のように来ているが、そっちの方が釣れてるぞ!」
    「おっ、あんた煙草のにおいがするね。煙草持っていたら、俺に1本くれないか」
    「あんたのライター火が着きづらいな。ターボライターにしたらいいのに」
    「おっと、仲間が来た。これからヤリイカを狙ったやつがどんどん来るぞ」
    「あっ、仲間がヤリイカを釣り上げたようだ。向こう側でヤリイカを狙ってみる」等と気軽に話しかけてくる。いなくなってみると寂しいような気もするが、釣りには集中できるようになった。
     夕闇が迫ってきた。私の右にある大きな湾洞に二人の釣り人が入った。昨年いいソイがあがったので、再度挑戦しに来たようだ。大きな湾洞を挟んだ向こう岸でも、二つの電気ウキが浮かんだ。暗闇が迫ってきたので、カレイは無理と竿をたたんだ。午後8時だった。
     さて、明日はどういたしましょう。ここでもう一度カレイを狙いましょうか。なんだか明日になっても大物の予感がしないので神威岬の方へ向かいながら釣り場を探すことにした。途中、【西の河原付近で熊が出没しているため周辺の駐車帯を封鎖しています。当分の間、釣り等はご遠慮下さい】との看板が出ていた。一気に美国導流堤へと向かった。
     途中、美国までの峠越えで【路面凍結注意】の警報が鳴った。外気温0℃を表示している。そのうちに-3℃にまで下がってきた。吹き晒しになっている導流堤での釣りは厳しいことが予想された。美国漁港海岸緑地広場に着いてみると+3℃になっていた。それでも寒い。
  • 兜千畳敷での全釣果
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