3月9日 頭を丸めて 浜厚真港

  • 2021年思い出の釣行記No.5
  • 3月9日
    浜厚真港
    丸坊主
  • 頭を丸めて出直しなさい
  • 徒然なるままに
     2月19日付けの「意気上がらず 砂川遊水地」の更新に手間取った。ページ作成後、いつもと同じように転送するのだがうまくいかない。サーバー元であるビッグローブにサポートしてもらってもラチがあかず、ホームページビルダーのジャストシステムに連絡して確認していくと、私の単純ミスであった。なにせ、PC初心者の私がホームページを立ち上げたものだから、難解な語句の理解と共にPCの操作そのものに課題が多いのだ。

     息子に待望の二世が誕生した。私にとっては3人目の孫になる。1月27日の「今日は満月」にも触れたのだが、その予定日より若干遅れて産まれてきた。息子夫婦はもちろんだが我々爺婆もメロメロだ。しばらく嫁の体調が回復するまで我が家でお産扱いをすることになった。嫁や孫の1ヶ月健診も無事終了し美唄のアパートに帰って行ったのだが、すぐに、美唄ダムからの導水管破損事故のため断水になったと我が家に避難してきた。その間、孫と触れ合っていると愛着が湧きいよいよ離れがたくなってきた。
     娘家族もそのお祝いに駆けつけてきたので、正月には会えなかった家族が勢揃いすることになり、嬉しい、嬉しい爺婆であった。
     孫が誕生すると、これまでの我が家の風呂では寒いということになり、リフォームすることになった。TOTOの展示会場で見学すると我が家の風呂のような深いものは展示していない。私の短い足には足りているのだが、長い座高に見合うものはないのだ。見積もりをしてもらうと百万円を超える出費になり、どうしたもんかと検討中だ。

     さて、孫達がいなくなってしまうと暇になる。砂川遊水地は2月いっぱいで閉鎖されたので、今度は苫小牧港方面へと釣りに行くことにした。「つりしん」では日本海方面でもよい情報が満載なのだが、手近なところで試運転と相成った。東港フェンス前は昨年初めて釣りをしたところだが、「つりしん」でアメマスの釣果が出ていたので混むことが予想される。

    釣れず、零なるままに 
     3月9日午前10時、イソメや食料を買い込み、まずは、浜厚真港へと車を走らせた。浜厚真港では近年クロガシラの爆釣が続いていたが、胆振東部地震の影響で漁港の防波堤の一部が陥没してしまったので、その復旧工事をするらしい。有刺鉄線を張り巡らして釣り人立ち入り禁止措置がとられている。
     その浜厚真港の周辺で釣り場があるのではないかと様子を見に行ったのだ。いつもの駐車帯に5台の車が停めてあったので様子を覗った。防波堤根元右横のゴロタ場で4人が竿を出していた。先に様子を覗いに行っていた釣り人が戻ってきて、間に入るのは無理と言われてしまったと項垂れた。なるほど割り込むようなスペースはなさそうだ。
     今日の潮は満潮が10:13=118㎝、干潮が19:18=26㎝となっているので、夕方、潮が引いて奥の方の砂利原が広くなってくる頃にもう一度様子見をしてみよう。
  •  漁港の右脇についたゴロタ場では釣り人4名が陣取っていた。奥の砂浜の湾洞にも2名の釣り人が竿を出していた。ゴロタ場にフラシがあったので「魚を見せてもらってもいいですか」と断りを入れてから覗かせてもらうと型のよいクロガシラが入っていた。
  •  漁港施設前へと車を進ませた。釣り人が一人竿を出していたが、朝から一枚も釣果がないので諦めて引き揚げるところだった。そこから右の方にのびている防波堤のフェンス前で竿を出すことにした。日差しはあるが風が強い。
  • フェンス前から左右に分けて2本ずつ竿を出した。全てロケットカゴつき仕掛で振り込んだ
  •  右2本はチョイ投げで影響はないのだが、左側は遠投してフケた道糸が左からの強風に戻されて防波堤の上を跨いでしまった。道糸をたぐると防波堤のコンクリート壁にガリガリと擦れてしまった。
     仕掛を引き揚げているとリールのハンドルが巻けなくなった。リールに道糸が絡んでいる様子もないし、どうせ古くなってきたリールの不具合だろうと、無理にゴリゴリやっていると道糸が切れてしまった。強風のために道糸が竿先に絡まっていたのだ。情けない。同じ経験を何度もしているのにそれに気がつかないとは・・・。トホホホホ・・・。応急処置で道糸を電車結びで繋いで凌いだ。
     このナイロン道糸は、サーフファイターロングレンジ4色600m2号(2017年7月)をリールの替えスプール3個に巻いてもらったものだ。今までは50㎝弱のアブラコもクロガシラも引き寄せてきていたのだが、この際だから3個とも新しく買って巻き替える必要があるだろう。

     新たな釣り人がやってきた。千歳市からという。2つの四脚に2本ずつ4本態勢である。スパッと振り抜いた竿から仕掛が強風を逆らうようにスルスルと飛んでいく。
     陽が陰って冷気を増した強風が体温を急速に奪っていく。車に戻って暖をとることが多くなってきた。車から離れたところに竿を設置したので竿先を見つめることも出来ない。そうなると釣りをしている気分に浸れないのだ。千歳氏の横に並んで暖かい車から竿先を見つめることにした。
     竿先ライトが暗い。去年使用の電池をそのまま利用しているのだ。それに、EX竿なので竿先がバタバタと揺れている。千歳氏の竿先はビカビカと光り輝き、強風をものともせずにピタリと静止している。
     千歳氏が魚を取り込んだようだ。海水を満たしたバッカンで血抜きをしているために魚の姿が見えないのでわざわざ魚掴み器で持ち上げてくれた。なかなかの良型だった。
  • 千歳氏に釣り上げられたユムシ?ルッツ?それとも男性の喪失物?
    口?肛門?からオシッコを出しながら萎んでいった。
    九州ではイイマラ、英語ではペニスフィッシュと呼ばれている。韓国ではケブル(犬の性器)と称されて刺身のように生食したり、串焼き、ホイル焼きなどにされて食べられているということだ。石狩市浜益周辺でも、秋から冬にかけての猛烈な大時化の時に浜に打ち上げられる貴重な海産物として珍重されている。やはり刺身や山椒漬け、焼き物として食べられているとのことだ。
  •  千歳氏は2枚目を上げたようだった。私にはアタリも感じなかった木っ端ガレイとドンコしか釣れなかったが、竿をしまうことにした。今日は日付が変わるまでとやってきたが、まだ午後8時を回ったばかりで久し振りの釣果ナシといえるものだった。これから益々歳が増すごとに体力ばかりではなく気力の方も軟弱になっていくのだろう。

    「京ちゃんの釣り日記!山菜日記!」
     帰りがけに「釣れ釣れなるままに北海道」と併せて自己紹介をした。千歳氏も「京ちゃんの釣り日記!山菜日記!」というブログを発信しているとのことだった。今日の釣り日記もスマホで写真を撮りながら、文章を直接スマホに打ちこんで更新しているということだ。自宅に帰ってからそのブログを開いてみると、相当の釣り歴を持つおったまげた釣り師だった。また、彼が調理した魚料理の数々はプロと見間違うものだった。頑張れ京ちゃん。そしてこれからも素敵な釣り歴を重ねていって下さい。今後、釣り場で出会ったときにはよろしく。
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