エリモ港VS庶野港の軍配は?
- 2024年思い出の釣行記No.10
- エリモ港VS庶野港の軍配は?
- 釣 行 日:8月18日(日)
入釣場所:エリモ港
天 気:霧雨 弱い南東の風 波3m→2m
釣 果:アカハラ 375 ㎜ 3/10
クロガレイ 373 ㎜ 2
重量 260 g
成 績: 合計点数 1008 点(第9位 6点)
年間成績:5回合計 34 点(⑪ ⑤ ⑤ 12 ⑦ ⑥)
本日の釣果:うーん。もう少し釣れると思っていたのに・・・。
- 悩める釣り場
今回は、潮回りが8:30に最干潮を迎え、朝方に前方の岩盤に乗っての釣りが出来る絶好の機会である。しかし、夏枯れのこの時期それに相応しい釣り場があるのだろうか。アブラコやカジカは暖かい海を嫌って沖に出ていることだろうし・・・。
やはり、昨年クロガレイを大釣りしたエリモ港に的を絞るべきであろうか? 「つりしん」では、北防波堤先端は現在工事中で入ることが出来ないとの案内があった。北防波堤手前の角ではクロガシラが釣れるとあるがどんなものだろう。南部家川舟揚場でアカハラやクロガレイを狙うのが正解だろうか。アカハラを採った後、根物を狙ってエリモ港右に張り出す夕日ヶ丘の出岬に出ることも考えられる。しかし、この猛暑の中、この出岬に渡るに必要な胴長は御免被りたいが・・・。いっそのこと、まだ入ったことのない歌露や百人浜、庶野漁港防波堤にでも行ってみようか?
天気の方は、台風7号が東北沖の太平洋を通過し、大会時はウネリを伴った高波が押し寄せるという怪しい空模様で、やはり港内に逃げ込まなければならない状況だ。集まった会員たちも、磯での釣りを控え、エリモ港に7名、庶野港に13名と集中した。その時点で、私はエリモ港と心が決まった。
流れ昆布に悩まされ
幸いにも、隣は昨年ご一緒した大沼光男氏である。暗い内は、アカハラを狙ってゴロを使って近投する。昨年は1匹だけ釣れた30㎝ほどのウグイが嫁になって準優勝になったのだ。クロガレイは明けてからの勝負になるだろう。早速大沼氏が大物を掛けたようだ。上げられそうにもない竿の曲がりなので用意したネットを持って近づいた。しかし、それは魚ではなく大量の流れ昆布だった。私が3本出した竿にも次々と大量の流れ昆布がかかる。仕方なく仕掛けをシンプルなものに変えた。
打ち返していると、昆布を引き連れながらも30㎝ほどのウグイがかかった。これで一安心。ガヤやハゴトコを狙わずに済む。その内に、35㎝上のものも釣れたので申し分ない。ところが、明けてからも竿を揺らすのはそのウグイばかりで肝心のクロガレイが来ない。どうも私が竿を出しているところは流れ昆布が敷き詰められているようだ。その昆布ばかりがかかってくる。
おったまげる
そんな中、私たちの隣でお客として参加頂いた三浦氏がクロガレイを上げた。大沼氏もそれに続いた。私にはウグイしかかからないのでゴロを外してネット2本バリ仕掛けに変えた。するとようやく35㎝ほどのクロガレイが釣れた。
そして、別の場所でアカハラに狙いを定めていた越智靖基氏が参戦した。フラシには30本以上のアカハラが収まっていた。私は、エサにするアカハラは精々2本ぐらいで良いのだが、越智氏はそれを全部これからの大会で使用するそうである。それを聞いただけでもおったまげてしまった。そして、ダブル、ダブルと大物クロガレイを釣り上げていく。打ち返しも凄いが、カレイに狙いを定めてドラグを微妙に調整しているのだ。私のリールもドラグ付きだが、ほとんど使ったことがない。ドラグ調整は昆布ワラを攻めるときにも有効らしい。
私は、その後1枚のクロガレイを追加しただけで締め切り時間が来てしまった。成績の方はアカハラ375+クロガレイ373+重量260=1008点で9位入賞となった。
審査結果は、10位入賞者の内エリモ港が6名、庶野港が4名でエリモ港に軍配が上がった。しかし、優勝者は庶野港で釣りをした柴田 稔氏だった。カレイ458+アカハラ354+重量430=1242点でぶっちぎりの優勝だった。「俺だって、やるときはやるんだ。」とうそぶく柴田氏だが、これで3大会連続430㎝以上のカレイを釣り上げてきているのだ。柴田氏には「クロガシラ大魔王」の称号を与えることにしよう。
【つれづれ】
★タバコをまたバスの中に忘れてしまった。釣れないときのイライラ感を鎮めてくれるのはタバコに限る。今回も、流れ昆布にイライラを募らせていると、幸いにもタバコをくゆらす越智氏がやってきた。私の鼻の下を越智氏が蒸かす煙の甘い香りが漂って鼻腔をくすぐる。メビウスを吸っている私の銘柄よりランク上でチャコールのフィルターがかかっているものだ。これ幸いと何本もお強請りしてしまった。
★今回は、雨の予報がなかったので、カッパを用意していなかった。しかし、往路のバスのワイパーが頻りに動くようになった。心配になって途中立ち寄ったコンビニで携帯カッパ大を買った。これが大変着心地が良かった。丁度長靴にかかる大きさで、べったりと濃霧に晒された体を守ってくれたのだ。比較的ゆとりが有り、カッパを着込んだ時に感じる蒸し暑さも気にならなかった。
★入釣時、防波堤に付け根に1台の車が停まっていた。私たちはその車の横を通って釣り場に向かったのだ。すぐさま、その方が駆けつけて私たちの横に並んだ。札幌からで、朝方、奥様が朝食を届けに来た。次々と大物を釣り上げていく私以外の仲間の釣り姿をおったまげているようだった。
★越智氏の隣で、竿を出していた浜田正博氏だったが、釣りモノはほとんどなかった。しかし、越智氏が場所を移動した途端、大物クロガレイを連発していた。それは、越智氏の物量が勝り、浜田氏の釣り場にいた魚が、越智氏の方に吸い寄せられていたのだと考えられる。そこに溜まっていたクロガレイが、越智氏がいなくなった途端にようやく浜田氏の方に移動してきたのだろう。浜田氏は4位入賞だった。
★早くから大物をゲットしていた臨時会員の三浦氏だったが、その場所を越智氏に譲って、私の右側で竿を出した。根モノを狙うらしい。やはりカレイは釣れず、ハゴトコのみだった。三浦氏からは審査に必要のないクロガレイを頂いた。三浦氏は野幌の釣り会が解散してしまったので、現在は遊釣倶楽部に籍を置いているということだ。
今年は、桃が豊作だった。昨年も豊作だったのだが、虫が入って桃の実を食い荒らしてしまって食べることが出来なかったのだ。今年は、それに懲りて実をつけだした時点で果物袋を50袋掛けた。そして、虫のオトリとなるダミーの実を残しておいた。たわわに実ってきた桃が色づきはじめると、オトリの実には虫が開けた小さな穴が出来た。その桃を切ってみるとやはり種周辺には縦横無尽に虫が通った穴で埋め尽くされていた。丁度食べ頃になったのだ。袋を掛けたものを収穫してみると穴が開いていないきれいな実で、実に美味しかった。早速、遊びに来た孫にも食べさせたが「美味しいね。すごく甘いね。」と大好評だった。嫁に言わせると「桃が私たち庶民には手を出せないくらい高騰していて、まだ食べることが出来ていない」ということだった。
今年は、昨年大量に収穫があった雷電スイカからデンスケにしてみた。しかし、実を付けるのだが、その実がすぐにポトリと落ちてしまう。上の写真のものは初物だが、中が真っ赤で糖度も充分にあった。ネットメロンも昨年よりは数が少ないが無事実った。ネットメロンの隣に形の変わったラグビーボール状の実ができた。これは何だろう? 北海カンロ? マクワウリ? カボチャ? 新種の果物だったりして? 接ぎ木の元木が成長した葉っぱもあったので、おそらくその実なのだろう。まだ試食はしていない。
後日、ラグビーボール状の果物の表面が柔らかくなってきたので、切ってみた。すると、いかにも美味しそうな果肉が出てきた。早速、試食してみた。柔らかそうに見えたのだが、まだまだ硬く、熟していないメロンという感じだった。完熟していたらきっと美味しいだろうに・・・。残念!でも漬物にはなりそう。