「ホームページ」復活

  • 2023年思い出の釣行記No.14
  • ホームページ再開!!
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  • 「やった-!!」。思わず両腕を突き上げて叫んでしまった。6月11日の「究極の選択」以降アップできなかった我がホームページ「釣れ釣れなるままに北海道」をUPすることが出来たのだ。隣でテレビを見ていた女房が怪訝な顔をする。事情を説明すると、「そもそも、その新しいホームページビルダーって値段はいくらぐらいするものなの?」「そう。新しく購入する必要がなくなってよかったね。」と宣う。それが問題なのではないと思いながらも、頷くことしか出来なかった。

    難題に立ち向かう
     私にとっては難題だった。ホームページを運営しているサーバーBIGLOBE社に記事を転送することが出来なくなっていたのだ。BIGLOBE社では、6月以降、今までの転送方法であるFTPに変わってFTPSでないと受け付けなくなり、しかもその暗号化方式が「TLS1.2」というのだ。私が利用している「ホームページビルダー21SP」では「TLS1.2」に対応していない。「ホームページビルダー22SP」では対応しているというので、新しく買い換えなければならないのかと、悩ましい選択を迫られていたのだ。

     パソコンに不慣れな私が、一念発起してホームページを開設することにした。ビルダーのマニュアルに沿って書き込みをしていくだけだから、4ヶ月ほどでなんとか2020年1月に立ち上げることが出来た。
     今回は、ただ単に「TLS1.2」に変換してから転送するのに4ヶ月も掛かってしまった。無料の変換ソフト「FFFTP」をダウンロードしたり、その使用方法を理解したりするのに膨大な時間がかかってしまったのだ。それでも[ジャストシステムテクニカルサポート]や[BIGLOBEお助けサポート]を活用しながらなんとかゴールにたどり着いた。

     その作業に取りかかっている最中に、高校時代からの大親友である田中から電話が掛かってきた。
    「お前の日々の元気な様子は、「釣れ釣れなるままに北海道」を覗くことで知ることが出来ていた。しかし、最近の様子が綴られていない。なにか、大きな病気にでもなったのではないかと心配になって電話した。」というのだ。「釣れ釣れなるままに北海道」では札幌竿道会の大会結果を載せていたこともあって、その会員からも尋ねられていた。

    パソコン画面が目の前にチラついて眠れない
     今回は、難問を抱えて何度諦めようかと思ったことか。布団に入ってからも、解決方法を探っているパソコン画面が目の前にチラついて、眠りにつくことが出来なかったのだ。囲碁を覚え立ての頃も、眠りにつこうとするが碁盤の上の碁石が頭の中を駆け巡って、思うように陣地展開できなかったのだ。麻雀にうつつを抜かしていた時も、夢の中で卓上の捨て牌から安全パイを捜したり、自分の役作りに没頭したりしていた。職場で難問を抱えた時に、その解決方法をあれこれと考えてパニックになったときと同じ症状だ。

     眠ることが出来るようにと、今は廃刊となってしまった月刊誌「北海道の釣り」を読み返してみても、今度は、釣り場はどうだ?仕掛けはどうだ?と妄想ばかりが浮かんできて、興奮状態に陥って眠れなかった。
     結局は寝床に持ち込んだ日本酒をゴクリとやってから眠りにつくことが続いていた。幸い、私は酒に酔うと思考が曖昧になってウトウトとしてしまうのだ。今晩からは酒の力を借りなくてもぐっすりと眠りこけてしまうことが出来そうだ。
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