6月16日医釣会 庶野漁港 暴風雨ー

  • 2019年思い出の釣行記No.12
  • 6月16日
    庶野漁港
    医釣会 814点
    アカハラ クロガシラ コマイ
    暴風雨波浪警報発令
  • 本日の釣果。コマイを抜いた5尾を審査に出したが、残念な結果に終わった。
  • 暴風雨波浪警報
     仕掛の小物を購入しようと「つり具センター」に立ち寄ると、北海道釣名人会の山本氏に会った。本人の成績はともかく、「越智氏が今年になっても2位、4位、2位とよい成績を収めている。彼の仕掛はシンプルだが、少なめのコマセで手返しよく打っている。」と話してくれた。私の仕掛はシンプルとはほど遠く、やけにゴテゴテして糸絡みも多く、手返しも悪くなってきている。考える時期に来ているのかも知れない。名人会は医釣会の1週間前の9日に同じ範囲で大会を開くので、主な魚は釣り上げられてしまっているだろう。
     竿を洗った。今年になってから竿を洗っていないので、コマセやゴロでぬめぬめしていたのが気になっていたのだ。車庫前で洗い終わってすっきりしたと思ったら、ガイドのリングが落ちていた。やけに大きい。スピンパワーでなければよいのだがとプロサーフやサーフリーダーから調べていくが、やはりスピンパワーであった。1番ガイドに合わせるとぴったりと当てはまってしまった。また外れてしまうと困ることになるのでアロンアルファーで補強した。果たして無事であろうか。修理に出すとしたら、また莫大な修理費、部品費がかかるだろう。その出費は避けたいのだ。
     13日(木)、気になっていた天気予報を調べた。曇りだったはずの長期予報が外れて暴風雨に変わった。波も相当高くてうねりを伴い大荒れの予報だ。これではタカノハを想定したオニトップや境浜は無理である。他の磯でも釣りをさせてもらえそうにないので漁港内での釣りとならざるを得ない。音調津漁港か、庶野漁港か、それとも目黒漁港か?さて、さて。漁港の様子を調べることにした。
  • 庶野漁港右 
     沖に島防波堤があるから波が死ぬだろう。南防波堤の外にあるシトマン川河口に入ることが可能だと思われる。まずは庶野漁港の舟揚場に入り、その後様子を見ながら河口に入るコースが無難なところか。または、その反対も考えられる。河口には、防波堤の付け根の脇道から石原を通って出ることが出来る。またはその先の舟揚場から入る方法がある。どちらにしても川の右50m程のところから遠投しよう。移動するならキャスターが便利だ。「釣りしん」で「7日、舟揚場右横岩壁の投げ釣りでクロガシラ36㎝~42㎝が2人で7匹」との記事がでた。舟揚場は南防波堤にしかない。うーむ、そそられる。夜の内はソイやカジカを狙って舟揚場前に近投しよう。庶野漁港左からツツミの方に向かっていくと、コンクリート階段の左右にテトラが入っていないところがあり、釣りができそうだ。当日は雨なので砂浜で竿を出すより気が楽ではないか。
    目黒漁港
     エリモ黄金トンネルを抜けたところから右に漁港に入る道路がある。漁港内では真ん中に出たヘソ防波堤、その先にある内防波堤があるが、人がいなければその先端に入ろう。東風の予報なのでその風が胸壁に遮られる。(医釣会ではツノになるため禁止区域に指定されていた)内防波堤の根元には梯子がかかっており外海に出て行くことが出来る。波が死んでいればそこで竿を出すことも可能だ。以前、コマイを爆釣した舟揚場横もある。そこにはアカハラやクロガシラもいた。
  • 音調津漁港
     一番の狙い目は、へそ先端左だろう。アカハラ、クロガシラ、カジカ、タカノハ、コマイ等なんでも揃う。そこが空いていないなら、右舟揚場でクロガシラを狙おう。アカハラやコマイもあるかも知れない。外防波堤の外海側はどうだろう。音調津覆道を抜けたところに降口階段がある。その前、覆道の切れ目、切れ目から更に30m程のところに溝が入っている。そこで竿を出すのもいいだろう。満潮時は胸壁と低いテトラの間での釣りとなる。また、外海に向けて竿を出せそうなところがある。外防波堤の付け根にある少し小高くなった草原である。そこから左方向50m付近に打つと溝に達する。その前は根ワラだ。おそらく、内防波堤の外海は難しいだろう。波が低ければ、内防波堤に沿って打つ。
  •  どの港も外海側はゴミで釣りにならないことも考えられる。状況をよく確かめてから行動を起こそう。特に、シトマン川河口は川から流れ出たゴミが溜まっていることも考えられる。まあ、お客さんとして乗るのだから、無理する必要もないわけだ。成績よりも楽しさを追求しよう。
     天気予報がいよいよその暴風の凄さを増してきている。中止になることも考えられるので(秘かにそちらに期待していた)岩本氏に連絡してみると、予定通り決行するという。24人を乗せたバスは予定通り午後6時に出発した。エリモに向かうに従って雨風が増してきた。岩本氏は咲梅から覆道内で雨風を凌げるモイケシに釣り場を変更した。ベテラン達は釣り場を熟知しているらしく、波の死ぬ磯に向かうらしい。
  • 暴風雨の中で
     10時半には庶野漁港に着いた。私は、新聞記事が心に残っていたのでそこで下りた。その時はかなり風も強く雨も降っていた。予定通り、グーグル地図で調べておいた舟揚場の左で竿を出した。まずは様子を聞くために3本ともユラユラ天秤ダブルゴロバリ仕掛けで近投した。なんの音沙汰もない。人の気配を感じて振り向くと私の左横で医釣会の太田氏が1本の竿を出していた。
  • 三脚をフェンスに縛り付け、角材を置いて竿を安定させた
  •  風が益々強く雨も横殴りに叩き付けてくる。合羽に雨が染みこんできているらしく、更に用意した雨合羽を二重に羽織った。そして、10m程離れた小屋に避難した。ここには横殴りの雨も当たらない。竿先ライトが造船施設の陰にならないように調節した。比較的新しいコンクリートの三和土で三脚の足が滑ってしまう。三脚をフェンスに縛り付けて固定し、小屋の横にあった角材を竿尻に置いた。竿が安定し小屋からの見通しも利いた。その竿先にアタリが出た。慌てて駆け寄るとアタリは続いていたので合わせを入れて引き抜いた。30㎝に届かないアカハラだった。坊主は免れたわけだ。その後も思い出したようにアタリが出て、これも30㎝に満たないカンカイが3本,同じようにクロガシラが1枚、35㎝ほどを頭にアカハラが8本釣れた。隣の太田氏は傘を差して頑張っていたが、アタリもなく漁協の庇の付いた建物の陰に避難していった。
     明るくなってきたので外海側にあるシトマン川河口の様子を見に行ったが怒濤の波が打ち寄せており、防波堤の陰で雨を凌ぐことも出来ない。漁協の建物の様子を見に行くと8名ほどが竿を出しており、太田氏もその中に混じって天国のようだと話してくれた。なるほど建物や庇に囲われて無風の状態だ。
  • 漁協の建物の陰は嘘のように平穏だった
  •  とって返して荷物を片付け、漁協脇に移った。左端の建物がないところが空いていたのでそこに竿を設置した。時折、風は強く吹き付けてくるが雨には当たらない。しかし、アタリも出ない。他の人もコマイやクロガシラが1,2枚程度で坊主の人も多かった。私はここで入替の出来るアカハラを1本だけ釣ることが出来た。そして、私の隣で竿を出していた西田氏が40㎝上のカジカをあげただけだった。
  • 釣りを終えた皆さんが集合してきた
  • 審査結果
     審査は、車屋ラーメン店で実施した。この嵐の中でも釣ってくる人はおり、幹事長の中江氏がフンコツで大物のアブラコやカジカを釣ってきて重量優勝、身長優勝を果たした。私は2名しかいない来賓の優勝だった。
  • 入賞者の面々 左から準優勝:佐藤龍一、優勝:中江政美、3位:高橋直樹
  • 順位 氏名 合計点 重量点 身長1 身長2 場所 備考
    優 勝 中江政美 1101 286 452 カジカ 363 アブラコ フンコツ 身長優勝
    準優勝 佐藤龍一 941 212 405 カジカ 324 カンカイ 音調津港 身長3位
    3位 高橋直樹 923 222 370 カレイ 331 カレイ 庶野港
    4位 西田勝 876 164 444 カジカ 268 アカハラ 庶野港 身長準優勝
    5位 和昭司 847 126 366 カレイ 355 アカハラ 庶野港
    6位 笹島日出晴 843 148 379 カジカ 316 カジカ フンコツ
    7位 深谷翹 810 186 334 アブラコ 290 アブラコ モイケシ
    8位 野崎裕敏 738 144 325 アカハラ 269 カレイ 音調津港
    9位 大田政吉 735 106 327 カレイ 302 カンカイ 庶野港
    10位 松橋満佳 651 68 358 アカハラ 225 アカハラ 庶野港
    11位 吉本孝則 506 116 390 カジカ 目黒港
    BB 南勝 346 40 306 カンカイ 庶野港
    13位 大内誠一 276 36 240 アブラコ モイケシ
    14位 天崎吉晴 0 0 谷磯
    14位 岩本満 0 0 モイケシ
    14位 岩崎龍馬 0 0 庶野港
    14位 鈴木恵一 0 0 庶野港
    14位 由川哲也 0 0 ルベシベツ
    14位 長岡大 0 0 モイケシ
    14位 佐々木浩二 0 0 目黒港
    ゲスト 鹿島釣狂 814 154 350 アカハラ 310 アカハラ 庶野港 来賓優勝
    ゲスト 市川信 312 34 278 カンカイ 庶野港 来賓準優勝
  •