初釣りは孫 竿道会総会・懇親会

  • 2024年思い出の釣行記No.2
  • 初釣りは孫・竿道会総会・懇親会
  •             釣行日:2月17日(土)8:30~10:30
                入釣場所:砂川遊水地
                天 気:曇り時々晴れ 風なし 気温-7℃→-1℃
                釣 果:40匹程度 
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  • 今度は孫と一緒に
     前回は惨敗したが、今日は息子夫婦と孫が一緒だ。3歳になったばかりのSouドンに初釣りを体験させようというのだ。砂川遊水地で待ち合わせをし、テントを張り終わった頃に3人がやってきた。孫のSouドンは嫁が引くソリに乗って颯爽と登場だ。こんな甘え方では、釣りを体験させるには一寸無理かなと思う。
     息子は一通り経験済みなので竿や仕掛け、エサ等を手渡して準備をさせる。嫁とSouドンの準備は私がする。息子がアカサシを付けて半分に切ってから仕掛けを下ろした。小さなアタリはあるようだが食い込むことはないようだ。それでも根気よくやっていて1匹目を釣り上げた。「ウワー凄いね!父ちゃんやったね!」と囃し立ててもSouドンは全く意に介していないようだ。それでも、魚に触れさせたり、タッパの中で泳いでいる姿を見せたりして関心を買おうとしている。それでも自分でやってみたいとは言わない。仕方が無いので、Souドンに竿を持たせて見る。次々とアタリが出て釣れるのならいいのだが、じっと待っていても釣れるどころか竿先さえ動かない。竿が揺れるのはソウドンが退屈して勝手に動かしている時のみだ。やはりSouドンにはまだ早いようだった。
  • 釣れたワカサギを見せて、何とか興味を持ってもらおうと悪戦苦闘するが・・・。無駄な努力だった。
  •  Souドンが飽きてきて「おやつ」を食べたいと言い出した。この遊水地に来る前にコンビニで孫用に「じゃがりこ」、嫁用に「ロールケーキ」、私の朝食用にカップ麺とサンドイッチを買ってきていた。その「じゃがりこ」を手渡すとしばらくはそれを楽しんでいた。
     私が煙草タイムで外に出た。すると今度はSouドンも「テントの外に出て散歩したい」と言い出した。仕方なく嫁がそれに付き添う。外は寒さも和らぎ快適なのだ。お湯が沸いたこともあってカップ麺に熱湯を注いだところにSouドンがテントに戻ってきた。今度は「Souドンも食べたい!」と言い出した。「じゃがりこ」の空いた容器にカップ麺を注いでやると美味しそうに麺を啜っていた。それが食べ終わると、また外に出て散歩したいと言い出したので、今度はジイジが付き添うことになる。その間に、息子や嫁は幾ばくかのワカサギを釣り上げたようだった。テントに戻ってきてタッパ内で群れて泳いでいるワカサギを見てもあまり関心を示さない。
     また「おやつ!」と言い出した。仕方なく、今度は嫁用のロールケーキを食べさせた。5コあったうちの2個をSouドンが、息子と嫁が1個ずつ。後1個残ったのを嫁が食べてしまった。今度は涙を流しながら嫁に抗議する。最後に残ったロールケーキは自分のモノだと思っていたようだった。それをママが食べてしまったのが許せないと思っているようだった。テントの外にも聞こえるような大泣きが続いたが我慢するしかない。

     私が野天で小用を足していると、自分もオシッコをしたいと言う。Souドンは夜間はともかくとして昼間はパンツのみで過ごしても漏らすようなことはなくなった。今日のSouドンはおしめをしてきているようだった。つなぎのウエアーに身を包んでいるので、外ではとうてい無理だ。テントの中でしなさいといってもジイジのように外でしたいという。それでもほったらかしていると、その内に言わなくなった。おそらく、これ幸いとおしめにしたらしい。
     何かにつけこのような状態なのだ。3歳になった孫の自我の芽生えによる反抗期だ。これも成長の一過程なのだと見守っている。
  • シッコしたいと言っていたSouドンだったが、我慢しきれなくなっておしめにしたらしい。
  • 竿道会総会・懇親会
     同じ日に、札幌竿道会の2024定期総会・懇親会が開催された。その中で令和5年度年間表彰式が行われた。会場は札幌市澄川にある路地裏の別邸「寿山」だ。2023年度の年間総合優勝、最身長賞を獲得した樫山寿治氏のお店である。酒場放浪記の吉田類が愛した呑兵衛の聖地でもある。壁にタカトシランドのサイン入りポスターを貼ってあるところを見ると、撮影に利用したと思われる。
     薄暗い住宅街にひっそりと灯る優しい光に誘われて暖簾をくぐると、隠れ家的な美食酒場の様相を呈している。会員はほぼ集まっており、何やら賑やかに談笑している。総会は本間健二会長の議長ですんなりと終わった。そして、令和5年度年間表彰式が始まった。優勝者は先に述べた樫山氏で、会長から額に納まった賞状が手渡された。そして、私は、年間総合5位にランクされた。あと2点頑張っていれば、3位に届く成績だった。我ながらアッパレと言いたいところだ。しかも、コマイで年間魚種別身長賞を獲得した。
  •  カウンター越しの焼き台では、年季の入ったご主人(竿道会元会長)が串に刺さった赤子の拳大のもも肉を丁寧に焼いてくれていた。今回優勝者の父親である。彼は息子を釣りキチにした張本人でもある。今日集まっている会長をはじめとする面々も彼が会に引きずり込んだらしい。

     最初に出されていた蛍烏賊、卵焼き、真鱈のタチの和え物の3種盛りが絶品だった。ビールで乾杯をした後に出された焼き鳥がこれまた凄かった。口にはばける(知らなかったが、北海道弁なんですねぇ)ような大きさのもも肉が3個連なった焼き鳥である。中はジューシーでふんわりと焼き上がった芳ばしい熱々を頬張った。酔いが回り、口角泡を飛ばして釣り談義に花開いたころに出された料理は覚えていないが、趣向の凝ったものであったことは間違いない。それは、みなさんがペロリと平らげてしまっていたことで証明済みだ。そして最後に出てきたエビ天蕎麦も喉ごしがよくスルスルと腹に収まった。

     愉快な失敗談や大仰な法螺話で盛り上がった懇親会だった。気の張らない物言いが私は好きだ。血気盛んな強者たちは、だれが誘うともなく意気投合してすすきのの歓楽街に流れていった。鼻の下を長くしながら心と◯◯◯の癒やしを求めて行ったかどうかはよく分からない。私は、いつになく飲み過ぎたようだった。帰路は、アルコールの一滴も飲んでいないミヤちゃんに自宅まで送ってもらった。ありがとう。

    ※令和5年度年間成績は下記のリボンをクリックして下さい。また、竿道会のページでも確認できます。

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