Noisy Days in December, 2006

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2006.12.01 (Fri)

栗本 薫 『星の葬送 (グイン・サーガ 88)』
「俺は無茶苦茶だ。悪いか」
 イシュトヴァーンは敏感に、リンダの気持のわずかな変化を直感的にかぎあてたようだった。彼はぐいとリンダの手首をつかんで引き寄せようとした。リンダはあらがった。
「いや、やめて。私、ここでこんなふうにあなたと二人きりでなんかいてはいけないんだわ。パロの貴族の女性にも、まして王族の女性にも、ナリスの妻にもあるまじき行動だわ。はしたない……はなして、駄目よ。お願い」
「俺は−−お前が俺を裏切ったんだと思い、お前は俺が約束を破ったとずっと思ってたんだ」(page 254)

 こらこら、ナリスの目があるじゃろうが。もう死んでますが。早川文庫版で読了。
 ナリスが死んだ後、ヴァレリウスは燃えつき症候群にかかり、リンダは泣き暮らし、マリウスはナリスの死を受け入れられず、イシュトはリンダと寄りを戻そうとする、の巻。

 喋りが長すぎじゃよ。前の結婚式んときも酷かったが今回も長い長い、似たような台詞をくどくど喋られると苛々します。大河小説だからといってこういうのはいただけませんなぁ。今まで良い pace で話が進んでおったのにナリス臨終絡みでもたついておる印象。神聖パロもナリスが居なくなった途端に金が無いとか解散とか、志は低すぎるわ目標は履き違えとるわでぼろぼろじゃないか。でもってナリス後追いでカイやルナンを死なせるとは、死してなおナリスは罪深い男よのぅ。
 次巻ではもう少し動きを見せて欲しいもんです。

log modified: 2006/12/04 02:47:36 JST

2006.12.02 (Sat)

get
  • Vince Watson / The eMotion Sequence
  • Riow Arai / Survival Seven
  • Yoko Kanno / Stand Alone Complex Solid State Society O.S.T.
  • Imahori Tsuneo & Yoshida Tatsuya / Territory
[movie] Miller's Crossing

 Joel Coen 監督作品、1990 年。
 1930 年頃の米国。Irish mafia の Leo (Albert Finney) が街を取り仕切り、Italian mafia の Johnny Caspar (Jon Polito) は Leo に従う振りをしつつ王座を狙っていた。ある日 Caspar は Leo に、Leo の息のかかったノミ屋の Bernie Bernbaum (John Turturro) が八百長の相場を荒していると苦情を付けるが、Bernie の姉 Verna (Marcia Gay Harden) を情婦にしている Leo は Bernie の引渡しを拒否する。Leo の御意見番 Tom Reagan (Gabriel Byrne) は Caspar と Leo の戦争を恐れる。Verna に帽子を取られた Tom はそれを取り戻すべく Verna の元を訪れ、成行きで一夜を共にする。翌日、Leo の部下で Verna の尾行役だった男が何者かに殺されていることが解る。Caspar は Tom を味方に引き入れようと、借金まみれの Tom に金をちらつかせるが Tom はその手に乗らず、Caspar の手下に痛めつけられようとしていたところを、Leo の指令で動いた警察の介入で救われる。一方の Leo は自宅で Caspar の手下に強襲されるが逆に返り討ちにする。戦争を避けるため Leo に Verna と自分の関係をばらした Tom は Leo に殴られ放っぽり出される。Tom は今度は Caspar に取り入ろうとするが……。

 以前観たときも掴所の無い映画に思いましたが、観直しても同じ印象ですな。
 知恵者なのに競馬では借金をしこたまこさえる Tom、自ら危ない橋を渡りたがるその性分では長生きできんだろうと思いつつ、様々な思惑の入り乱れる中でしぶとく生き残っていきます。story はなかなか込み入っていて良好、されど起伏が浅くてのめり込めん。Verna も映画後半では殆ど顔見せないので華も無い。こういう映画は苦手じゃよ。

log modified: 2006/12/03 02:54:29 JST

2006.12.03 (Sun)

get
  • Valery Afanassiev / Beethoven: Diabelli Variations
  • 浅羽 通明 『右翼と左翼』
diary

 ふと思い立って ADSL modem の farmware update。farm 提供は四年前か……。いや未だに ADSL 8M なもので。
 update 後に再起動、再接続。とりあえず問題なし。

 vf5、争奪戦で貰えるのは金玉と金袋ばかり。まぁ、勝てないよりはましか。

[movie] Eternal Sunshine of the Spotless Mind

 Michel Gondry 監督作品、2004 年。邦題「エターナル・サンシャイン」。
 地味男の Joel Barish (Jim Carrey) は本屋で働く派手な染め毛娘 Clementine Kruczynski (Kate Winslet) と良い仲だったが、ある日 Clementine が急に Joel の事を忘れてしまい、新しい boy friend と付き合い始めてしまう。Joel は一通の手紙からその理由を知る。即ち、Clementine は Joel の記憶を Dr. Howard Mierzwiak (Tom Wilkinson) の記憶操作会社を訪れて Joel の記憶をきれいさっぱり消去していたのだ。自分だけ過去の記憶を持っていることに耐えられなくなった Joel は、自分も Howard の元を訪れて Clementine の記憶を消すよう依頼する。二人の思い出の品々を集め、記憶消去の処置を受けながら、Joel は過去の体験をなぞっていくが、途中で消去技士の Patrick (Elijah Wood) が Clementine の心を Joel のしてきたやり方で掴もうとしていたり、同じく消去技士の Stan (Mark Ruffalo) と受付嬢の Mary (Kirsten Dunst) がいちゃついているのを耳にしているうちに、Clementine の記憶を消すのは誤りだと悟り、自分の記憶の中に生きる Clementine と共に記憶消去を取り止めようと奮闘する……。

 Charlie Kaufman 脚本作品で頭の中で……と来ると "Being John Malkovich" ばりのお馬鹿映画かと思わされますがさにあらず。記憶の中が現実化しているという点では確かに変な映画ですが、その変さを越えて不覚にも感動してしまう love story でありました。
 互いに性が合わないはずなのに愛し合ってしまった Joel と Clementine、その行く末は当然のように破局なわけですが、それでもなお愛し合わずにはいられない。記憶をどんどん消されながらも Clementine を離すまいと奮闘する Joel の姿に涙、最後の記憶を消される前に Joel に後悔の無い別れを仕立てる Clementine に涙、互いに記憶を消し合い、末に破局が待っていると知りながらも、今この時を存分に愛し合おうとする二人にまた涙。永遠に過ちを繰り返す愚かな二人の恋人達に幸あれ。Stan、Mary と Howard の三角関係にも記憶絡みの落ちが付いていて泣けます。前半で浮かれ騒いで馬鹿やっとる分、後でずどんと落とされるのがたまらんわ。
 戯けた演技が個性的な Jim Carrey はこの映画では地味男を地味に熱演。"The Truman Show" は演技過剰あってこその entertainment でしたが、こちらでは愛のために健気に戦っていてこの人らしくない (笑) ですが、そこがまた味があってよろしい。Kate Winslet も田舎の派手な姉ちゃんな風情で、合わない couple らしい雰囲気は出てましたな。
 ということで個人的には傑作認定。Charlie Kaufman の脚本作品で感動させられるとは不覚でありました……。

log modified: 2006/12/04 02:21:56 JST

2006.12.04 (Mon)

Andreas Grau & Goetz Schumacher / Messiaen: Visions de l'Amen

 Andreas Grau (p)、Goetz Schumacher (p) の piano 連弾による、Messiaen の "Visions de l'Amen" ("アーメンの幻影") 全曲演奏。tr.1 には Heinrich Schutz の "Die Sieben Worte" も収録。2002 年録音。
 Messiaen と言えば再来年は生誕百年であります。って気が早いか。Peter Serkin と高橋悠治の "Visions de l'Amen" も早く再盤されんかのぅ。おっと、浮気ばかりしていてもいかんか。
 "Visions de l'Amen" は Messiaen の 1943 年の作品と言うから、"世の終わりのための四重奏曲" の少し後に作られた作品になります。この次に続くのは "幼児イエスに注ぐ二十のまなざし" や "トゥランガリーラ交響曲" なので、Messiaen が意欲的に作曲していた頃の作品ということになるでしょう。第二次大戦で独軍の捕虜になったり、妻が病気に掛かったりで大変な時期だったそうですが、そういう切羽詰まった環境で曲を書き続けるてのは、音楽への強度の思いがないとできんでしょうなぁ。でもって Messiaen 描くところの宗教曲は、聖と俗、美と醜が入り乱れる中から、圧倒的な存在が有無をいわさず我々を押し潰したり虚空へ放り投げたりするような類の、えもしれぬ energy に満ちた音楽だったりします。
 この "Visions de l'Amen" は二台の piano による演奏ということで、rhythmical な反復と重厚な和音が世界をどかどか突き崩していく様が壮観であります。"iv: Amen du desir" の狂躁、"vii: Amen de la consommation" の崇高な響きが聴きものですな。Andreas Grau と Goetz Schumacher の演奏は端正ながら時に力強く時に静謐で見事。

log modified: 2007/02/11 13:02:17 JST

2006.12.05 (Tue)

Imahori Tsuneo & Yoshida Tatsuya / Territory

 年の瀬の big bomb、これぞ予想外。Ruins の吉田達也 (drums, darbuka, voice, devices) と、Unbeltipo の今堀恒雄 (guitars, devices) による duo album。2006 年発表。
 いかなる戦場でも手数と爆音で他を圧倒する吉田の drums と、お仕事では抜群の空気読みを発揮するのに自分の世界では第七銀河の free jazz & heavy metal になってしまう今堀恒雄の二人が交差した軌跡が綴られております。tr.1 "Irritation" にしてからが、5 分ばかしの曲にも関わらず長編 prog rock ばりの情報量で目眩がします。
 duo album とはいえ純然たる live 録音ではなく、編集でかなり手が加えられているようで、作為性が前に出てる曲もちらほら。とはいえ面白い音には違いなく、強烈な個性の持ち主が俺節全開でぶつかりあっておるような印象。既存の genre をはみだす者同士の、だぶる手塚ぞーんによる無限闘争の趣であります。音楽性は avant な風情ながら、rhythmical な聴きやすさも持ち合わせているので、どうにも変竹林なのに阿呆みたいに陶酔できる世界だったりもします。そういえば今堀恒雄は加古隆に学んだ過去があるらしく、加古隆は Messiaen に学んだ過去があるそうな。つーことは今堀恒雄は Messiaen の間接弟子なわけで、かくして現代変竹林音楽の最前線に今堀恒雄が位置していると言っても過言ではないのです。わーい。って何だこの展開は。
 それにしても相性良すぎですなこの二人。良い買い物でありました。

log modified: 2006/12/06 03:03:31 JST

2006.12.06 (Wed)

Yoko Kanno / Stand Alone Complex Solid State Society O.S.T.

 菅野よう子による、「攻殻機動隊 Stand Alone Complex Solid State Society」の Original Soundtrack。2006 年発売。
 相変わらず本編は観ないままに O.S.T. は買ってしまう小生であります。electric side の菅野よう子な album で基本路線は従来通り、面子も今堀恒雄 (g) や渡辺等 (b)、Warsaw Phil などこれまたお馴染み、ですが歌物はともかく地の曲は ethnic で ambient 寄りに若干 shift している様子。後半の静謐な音世界がええですなぁ。

diary

 人生の岐路。ちと大袈裟か。

 仕事終えて歯医者へ。虫歯治療の二回目。
 前回は応急処置で今回は本格的に治療やらはるとのこと。麻酔ですよどりるですよ目は閉じててね、きゅいいいんぎゃりぎゃりぎゃりぐごがごがっ、はい口濯いでね、きゅいいいんじゃりじゃりじゃりあーらいとらいと見えへんやんまあいいやぎゅるぎゅるぎゅる、ほらほら動くと神経切っちゃうよきゅいいいん、といった感じ。
 何とか生きてます。とりあえず次行ったら完結かのぅ。

 vf5、幻球二周め完了。

log modified: 2006/12/07 01:45:49 JST

2006.12.07 (Thu)

Shinji Hosoe / Under Defeat

 とある下賎で karous が下げられて UD が復活しておりましたので記念あげ。いやそんときゃ結局 UD は触れずにいつものケツイに姫 2 な course だったんですが。ケツイは暫くやらんうちに蟹にも会えなくなってしまいました。老眼ですね老眼ですよ。
 それはさておき UD の soundtrack であります。作曲は細江慎治。2005 年発売。
 UD と言えば軍服姉ちゃん脱がし系の硬派な漢印 STG なわけですが、音の方は哀愁 metal 調の fusion 路線であります。"鋳薔薇" はあげあげな勢いでぼんばーぼんばーな仕上りでしたが、一方の UD は雨降りしきる西欧の戦場最前線な雰囲気になっております。まぁ細江 sound なので派手派手なのは当然としても、何処か巫山戯が入る近年の細江作品群の中では serious 度が高めで、全体の統一感もあってなかなかの良作になっているのではないかと。
 もうすぐ完売とのことですので未練ある方は今のうちにどうぞ。

diary

 某対決は両者決め手に欠け、互いに鉾を収めて一時退却の由。長期戦になったらうやむやで忘れちゃうんでないかいな。

 仕事ばたばた。某開発の人は胸を張って「我々に work flow という言葉は存在しない!」と言い放っておりました。いや胸張らなくていいから。

log modified: 2006/12/08 03:21:25 JST

2006.12.08 (Fri)

柴田 錬三郎 『英雄三国志 六』
 かつて、孔明が、「出師の表」を奉っておいて、中原へ四輪車を進めた時は、天子をはじめ蜀の人民が一人のこらず、孔明にわが身の運命をあずけたつもりであった。
 あれから、三十年に近い歳月を経て、いまは、姜維の出陣は、ただ、冷やかな沈黙のうちに、見送られた。
 時代が移るにつれて、人の心も変っていた。
 変っていないのは、ただひとつ、故孔明に誓った姜維の決意だけであった。(page 493)

 白面郎姜維も最期は哀れでしたなぁ。集英社文庫版で読了。全六巻の最終巻。
 孔明亡き後、魏延が謀反を起こすものの、それを予期していた孔明の遺書により魏延も討たれる。魏では司馬懿亡き後、司馬師・司馬昭の兄弟が実権を握る。蜀の姜維は孔明の遺志を継ぎ幾度も魏に攻め込むが、司馬兄弟や名将トウガイに道を阻まれる。宮廷内での立場も悪くなった姜維は、最後の決戦に赴く……の巻。

 吉川版三国志では姜維の活躍ってあまり書かれてませんでしたが、柴錬版はそこを follow している分だけ貴重かと。でも負け続けですなぁ姜維って。魏のトウガイは知られざる名軍師といったところか。
 諸葛一族は魏に諸葛誕、呉に諸葛恪と、どの国でもそれなりの立場に付いてますな。まぁ、孔明ほど突出してはいないんですが。

 という感じで全六巻。乱世から三国鼎立、そしてそれぞれの滅亡まで描いてますので全体把握には良好、とはいえ駆け足な調子だったり柴錬にしては個々の人物への思い入れが希薄だったりで不完全燃焼気味な印象でありました。

log modified: 2006/12/09 15:09:47 JST

2006.12.09 (Sat)

[news] PS3でMomonga Linuxを動かすための情報について

 わお。って、PS3 持ってないんで試せんのですが。

diary

 provider から借りている adsl modem の link down が一日に数回発生し、その度に modem を叩いて接続……するのがいい加減嫌になってきたので、意を決して support center に電話。
 症状いろいろ訊かれて、網側に問題あるかも知れへんから数日待ってと言われたものの、数時間後に電話を貰って、新しい modem を送ってくれるとのこと。いえっさー了解であります軍曹どの一日千秋の思いでお待ち申し上げ候です。

 週末仕様で vf5。投げ抜け性能が若干上がったぽい。ありがたや。
 後は飲んでへろへろ。

[movie] Full Metal Jacket

 Stanley Kubrick 監督作品、1987 年。
 Vietnam 戦争時のめりけん海兵隊訓練場。新米の Joker (Matthew Modine)、Pyle (Vincent D'Onofrio)、Cowboy (Arliss Howard) らは鬼教官 Hartman (R. Lee Ermey) の罵詈雑言を浴びながら日々の辛い訓練に耐えていた。太っちょの Pyle はぐずでのろまだったため Hartman の標的にされ、他の訓練兵もとばっちりで同罪とされたため、Pyle は仲間内からも虐められる。Joker はそんな Pyle を庇うが、次第に狂気に憑かれた Pyle は卒業前夜に事件を起こす。やがて新兵らは Vietnam に送られる。Joker は軍の報道官として比較的安全な所に居たものの、cameraman の Rafterman (Kevyn Major Howard) と共に前線へ送られる。そこで Joker は Cowboy と再会するが、喜び合ったのも束の間、戦いはまだ続いていた……。

 Hartman の罵詈雑言は真顔で受けると小便ちびりますな。「銃に女の名前を付けろ」とか「この蛆虫が」とか、子供に観せたら真似しだして困りそう。こういうのは鬼教官だから無理して言っておるのかと思いきや、後半で部隊指揮官が peace mark の badge を付けてる Joker を問い詰める場面でもやはり罵詈雑言だったりするわけで、海兵隊の文化として定着してそうな雰囲気を醸し出しておりました。
 前半は軍隊の調教物語、後半は戦場のどんぱちなので story 性は希薄。まぁ "Platoon" は作りすぎな所がありましたが、Kubrick は real さを求めようとしたってことですかね。人殺しとして育成されながらも胸の peace mark や報道官としての立場で戦争に疑問を抱いていた Joker が、最後には意に沿わないながらも人殺しになる。そして全編に鳴り響く能天気な oldies rock や pop song が、Kubrick 映画らしい皮肉な演出になっております。とはいえ戦争映画としては頭抜けて傑作という感じでもない。Kubrick は "Dr. Strangelove" のように fantasy に片足突っ込んでる方が持ち味が出てるような気がしますなぁ。

log modified: 2006/12/10 01:53:18 JST

2006.12.10 (Sun)

diary

 某店舗での vf5 公式大会を立ち見。渋い。

 GONZO の TV animation "Romeo x Juliet" の音楽担当は崎元仁さんだそうな。へええ。trailer で音聞けるかと思いましたが Tchaikovsky の序曲が被さってましたな。
 ところで official site は何時まで coming soon なんでしょ……。

 そういや帰省用の ticket も確保したのでありました。

get
  • Ulf Wallin & Roland Pontinen / Hindemith: The Complete Violin Sonatas
  • Jeanne Mallow / Lillian Fuchs: Complete Music for Unaccompanied Viola (2CD)
[movie] ルパン三世 炎の記憶 -TOKYO CRISIS-

 篠原俊哉監督作品、1998 年。TV 映画。
 徳川慶喜の 2 枚の肖像画には徳川埋蔵金の在処が隠されているらしい。東京の新設 theme park、アクアポリスの owner であるマイケル・スズキが持っているその肖像画を狙ってルパン達が動き始める。一方の銭形は頑張りすぎて警察手帳を取り上げられるが、妙に勘が鋭い雑誌記者の一色まりやと共にルパンを追う。肖像画を求めてアクアポリスに潜入したルパンは、そこでスズキの裏仕事である遺伝子組替え工場を目の当りにする。スズキはまりやの特殊能力に目を付け、彼女を確保しようとしてルパンや銭形に追手を差し向ける……。

 虫歯に苦しむ次元、斬鉄剣を奪われ必死な五ェ門、スズキに踊らされる不二子……と、ルパン組の面々はあまり良い所ないですな。銭形がまりやの前で漢を見せるお話、と割り切って観るしかないでしょう。まりやが自棄酒でへべれけな銭形の面倒を見るところはなかなか point 高し。とはいえ終盤も特に盛り上がらず全体的に不調な印象でありました。

log modified: 2006/12/12 00:40:49 JST

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