Noisy Days in October, 2013

- first 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2013/10 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2013.10.01 (Tue)

Alice in Chains / Sap

 seatle の rock band、Alice in Chains の 1992 年作、全 5 曲の EP。
 acoustic 色の強い EP で、ほぼ全編で acoustic guitar が鳴ってたり middle tempo でゆるゆるした曲調が多かったりで、album 1 枚しか出してないのにもう枯山草な佇まいですが、元々 Sabbath 直径な doom metal 路線の band ということもあって感触は大いによろしい。雨の日の憂鬱を California の晴天下でやらかしたかの如き、陰鬱さと爽やかさが一つ所に同居する音像であります。こういう微妙な感情の機微をめりけん rock の一形態として表演し得たのは 90's alternative rock の功績でしょう。相反する感情を内に持っていても人間やってける、という矛盾の現れを表現しとる、みたいな。思えば初期の Nirvana も Pearl Jam もそんな感じでしたな。
 tr.3 "Right Turn" では Soundgarden の Chris Cornell と Mudhoney の Mark Arm が参加、tr.1 "Brother" では Heart の Ann Wilson も参加しており、EP の割には結構華やかな作品であります。佳作。

log modified: 2013/10/02 03:10:35 JST

2013.10.08 (Tue)

Metallica / Through The Never (music from The Motion Picture)

 Metallica の映画 "Through The Never" soundtrack 盤。CD 2 枚組、2013 年発表。
 映画未見ですがこの盤が期間限定 1800 円くらいだったので勢いでつい。Metallica の live 盤つーたら悪かろうはずもないのですが驚きもないのは Metallica 野郎なら解りそうなもんですがやっぱそういう感じです。過去の代表曲を取り揃えて Metallica all stars な赴き。つか映画 title の "Throuth The Never" が入ってないんですがそれは。ちなみに "Throuth The Never" は Metallica の黒盤に収録されとる一曲であります。
 とはいえ選曲は流石に上がる系で統一されていて Metallica らしい entartain に溢れた live album になっております。cd1. tr.2 "Creeping Death" でうひょーと言わせて cd1. tr.4 "Fuel"、cd1. tr.5 "Ride The Lightning" でアゲアゲ路線に直行しつつ cd1.tr.6 "One" で cooldown、cd1.tr.8 "Wherever I May Roam" で旅の途上を示す。cd2 は cd2.tr.2 "...And Justice For All" から cd2.tr.6 "Enter Sandman" まで代表曲おんぱれーどで文句ねーやろと言わんばかり。締めは studio 録音とおぼしき cd2.tr.8 "Orion" での instrumental ですが riff は Metallica method に則った展開になっており大いに結構。ついでに聴き直した "Through The Never" はやっぱ名曲でした。Metallica つーと多くの人は初期の slash metal 調の曲に反応する人が多かろうと思いますが、middle tempo 調の曲も佳曲が多いですね。

log modified: 2013/10/09 02:59:55 JST

2013.10.10 (Thu)

Clutch / Earth Rocker

 めりけんの hard rock band、Clutch の 2013 年作。
 相変わらず日本では干されてる Clutch ですが、めりけんでの評価は相変わらず上々、本作も Billboard の総合ちゃーとで 15 位を記録する人気の高さを示したそうな。しかし小生は塔盤屋の metal 平棚を物色しているときにたまたま見つけて購入。もうちょっと appeal してもいいんじゃないですかね塔盤屋さん、listening 棚にこそっと忍ばせる位でも大いに評価させて頂くのですが。
 Clutch の場合、debut 当時からおっさん rock 臭丸出しで、stoner rock だか blues rock だか hard core だかよくわからんが重音 riff と早口でぶっきろぼうな vocal style で alternative rock と rap rock と southern rock の境界をふらふらしておるという style を一貫して貫いており、その姿勢はこの album でも保たれております。speed number な tr.1 "Earth Rocker" や tr.2 "Crucial Velocity" で掴みは充分、riff 命な middle tempo な曲も揃えつつ、rock の初期衝動に則った hard rock を延々と展開しております。まぁ tr.6 "Gone Cold" みたいな超絶ゆるゆる track もありますが。全体的にはいつもの Clutch で、激しい田舎もん rock を繰り広げておるわけです。即ち、従来の Clutch 節を期待している人はその期待を裏切られることはありますまい。band の安定期・充実期を体現する良作であります。

log modified: 2013/10/11 22:42:11 JST

上旬 / 中旬 / 下旬