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Quentin Tarantino 監督作品、2007 年。邦題「デス・プルーフ in グラインドハウス」。
人気 DJ の Jungle Julia (Sydney Tamiia Poitier) とその女友達は休暇を別荘で過ごすべく旅していた。そこで立ち寄った酒場にて、彼女らは Stuntman Mike (Kurt Russell) と名乗るおっさんに出会う。場が開けた後にそれぞれの道を行く Julia らと Mike だったが、Mike は思わぬ行動に出る。数ヵ月後、stunt woman の Zoe (Zoe Bell) は売りに出されていた 70 年型 Dudge Challenger に試乗すべく女友達と旅していたが、そこで Stuntman Mike に目を付けられる……。
えろくてぐろくてなんせんすな Tarantino 映画であります。こりゃ正真正銘の B 級映画。car chase ものが撮りたかったんでしょうなぁ。後半は役者大真面目ながら、することなすこと笑いを誘う展開で、これまた Tarantino 的。まぁ、たまにはこういうのもいいでしょう。
Robert Rodriguez 監督作品、2007 年。邦題「プラネット・テラー in グラインドハウス」。
Texis の田舎町で化学兵器が漏れ、感染した人々が zombie 化して町は panic に。解体屋 Wray (Freddy Rodrguez) とその元恋人で dancer の Cherry (Rose McGowan) は、生き残るために奮闘する……。
これまた B 級ですなぁ。"From Dusk Till Dawn" での前科もある Robert Rodriguez 監督、10 年経って原点回帰か。これまた役者大真面目で阿呆な展開なので笑いながら見られる一品でありました。
Richard C. Sarafian 監督作品、1971 年。
運送屋の Kowalski (Barry Newman) は、1970 年型 Dodge Challenger を Colorado から San Fransisco まで運転して持っていく仕事を請け負う。Kowalski は知り合いに SF まで 15 時間以内に辿り着くという賭けを持ちかけ、車を疾走させる。speed 違反を見咎めた警官が彼を追うが、Kowalski は彼らを振り切って逃走。その噂を聞きつけた radio DJ の Super Soul (Cleavon Little) は、Kowalski を自由の戦士と見立てて警官隊の動きを radio に流し、Kowalski を手助けしようとする。だが警官隊の網は次第に強力になり、Kowalski は追い詰められていく……。
はいはい "Death Proof" 繋がりということで。尤も小生がこの映画の存在を知ったのは Primal Scream の album からでしたが。
内容は何か切れたお兄さんが車で爆走して最後はドカンな road movie。例によって本筋に対して絡みそうにない episode がちらほら。他の走り屋との競争とか、radio 局襲撃とか、砂漠で rattlesnake 集めしている爺さんと連れ合ったりとか、ヤク中兄さん宅で裸の姉ちゃんが bike 乗り回してたりとか。よく言われるように最後だけ名場面ということで覚えておけばよろしいかと。あとは劇中で Mountain の "Mississippi Queen" が流れてました。いつ聞いてもかっちょええねこの曲は。
それはともかく、こういう映画でどうにも解らないのが、車乗り回してたら自由になれるという感覚についてだったりするのです。「スカイ・クロラ」とか "ストレンヂア" にもその手の描写があるので、結構普遍的な感覚なのかも知れませんが、小生はどうも reality が持てませんね。不良要素が少ないってことでしょうか。