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Klaus Dinger (g)、Tohmas Dinger (vo)、Hans Lampe (ds) の三人を中心に結成された La Duesseldorf の 2nd album。1978 年 release。小生保有は Captain Trip から出た CTCD-065。
Klaus Dinger と言えば Neu! の人として有名ですが、Neu! 解散後も hammer beat 路線を突き進み、その快楽指向はこの La Dusseldorf でも更なる高みへ発展していたのであります。単調な beat に開放的な melody が乗っかり延々と曲が続いていくというこの展開は、お花畑で野人が腹くねくねさせて踊っている様を想起させる類のもの。独逸版みんなのうた的な能天気さは、ふと冷静に考えれば不気味であったりもする。しかし Can の "Future Days" もそうでしたが、独逸人の南国幻想てのはこういう歪さを内包するからこそ妙に魅力的なのかも知れません。大人のおっさんによる童心 sound。ここは素直に騙されて踊らにゃならんところであります。
今日も german rock で行ってみませう。Mani Neumeier (ds, vo)、Uli Trepte (B, vo)、Ax Genrich (g, vo) の trio による 1972 年作。小生保有は Polydor から出た POCP-2398。
Guru Guru は Krautrock 一派の中では珍しく blues rock 寄りな音を聴かせる band で、この 3rd album でも jacket こそ Frank Zappa ばりのお巫山戯かんがるーですっが、音の方は Jimi Hendrix ばりの psychedelic blues rock となっております。後にかの有名作 "Zero Set" で変幻自在の人力 breakbeats を聴かせる Mani Neumeier も、この album では rock manner に忠実な、素直で硬派な drums 演奏となっております。この硬派さは次作 "Guru Guru" の王道パクリ路線とはまた異なる vector での serious な音像にも現れており、もうちょっと真面目に band 名を考えておれば、知られざる独逸の地下 blues rock 音楽史に燦然と輝く巨星となっていたやも知れません。そこで真面目になりきれんところがまた愛らしいではないですか。ともあれ、Krautrock にしては真っ当な rock を聴かせる band ということで、結構稀有な存在だったと言えるのではないでしょうかね。
GRRM の blog より。
Winterfell is saved! The Wild Cards are coming to the rescue!
今宵も german rock で。Edgar Froese、Chris Franke、Petger Baumann の三人から成る Tangerine Dream の 1975 年作。
member 三人がひたすらひたすら synth を弄り倒すというのがこの頃の Tangerine Dream の style であります。太い melody のダサさ加減は既にこの頃からの特徴となっておりますが、まだ melody を聴かせることに重点を置いていない頃の TD でありますれば、むしろ太めろ外の音、即ち minimal な反復を延々と繰り出しつつ、白玉がうにょーんきゅいーんとあちこちを飛び交うという仕立ての方に、小生の妖気針がピピピと反応しております。Terry Riley が三人組だったらこういう音を量産したに違いない。波の音が入ってわざとらしい部分もありますが、全体的には美しく壮大な世界観を感じさせる album となっております。やっぱこの頃の TD はええですなぁ。
Michael Mann 監督作品、2006 年。
FBI らが進めている合同麻薬捜査の情報がどこかから漏れているらしい。Miami 警察の特捜課刑事 Sonny Crockett (Colin Farrell) と Ricardo Tubbs (Jamie Foxx) は、麻薬の密売人に扮して、情報漏洩の元を探る任務につく。卸人の Yero (John Ortiz) と接触した二人だが、運び人を監視下に置きたい Yero と二人は意見が対立。しかし組織の大物の秘書 Isabella (Li Gong) は二人に仕事を任せる。順調に仕事をこなしていく二人は、やがて情報の漏洩元だけでなく組織の大物そのものを釣り上げようと思い始める。また、Sonny は Isabella と良い仲になるが、互いに敵同士であることを一人で胸に抱えて苦悩する。やがて、Yero の二人への疑念が行動となって現れる……。
昔の TV series の映画化。予備知識なしに観ていて、Michael Mann の撮りそうな映画やなぁと思っていたらば、実際に監督していたそうで納得であります。道理で話が細かくて男臭くて観ていて気が萎える。それにしても Isabella に手を出しちゃいかんだろ、それでも pro か。まぁ、こうやって自分で自分の首締める男ってのもこの監督の撮りそうな素材ではあります。
話の方は硬派を気取りすぎて一般客置き去りな感じ。あまり Miami な雰囲気もないし。印象薄いのぅ。
main pc の起動中突然死が再発しまくるようになり、業を煮やして sub pc に main の hdd を突っ込んで使うことにしたのです。
常用の Mo4 (Izumi) で boot。順調、いやしかし、kernel panic で死亡。root が作れないとか何とか言われる。
残存していた Mo3 で reboot。こっちは起動できた。ってそりゃどういう道理?
どうやらこういうことだったり、こういうことだったりするようです。事前に initrd 再生成か。しかし同一構成なのになぜ root を見付けられんのだ……。
仕方ないので以前 Mo4 install 時に作った dvd-r を引っ張り出して投入。新規に install して環境移行するなり mkinitrd で作りなおすなりすれば何とかなるかとの目論見。しかしここにも障害が。primary の dvd から起動できない。
これまた原因はいくつか考えられる。一つめは dvd drive が死んでいる。二つめは dvd-r が壊れている。前者は以前も read/write 不良があるため疑惑大。後者も dvd+rw-mediainfo で読んだときに io error を吐いたので疑惑大。
J. Lee Thompson 監督作品、1961 年。邦題「ナバロンの要塞」。
第二次大戦中のエーゲ海。Kiros 島で孤立した二千の英軍兵に、独軍の手が迫っていた。救出するためには駆逐艦で島に辿り着かなくてはならないが、その航路にある Navarone の断崖には独軍が二門の大砲を設置しており、駆逐艦の侵入を阻んでいた。英軍の Keith Mallory 大尉 (Gregory Peck) は元登山家の腕を買われて、Roy Franklin (Anthony Quayle) 少佐の部隊と共に Navarone 要塞へ潜入して大砲を爆破するという任務を受ける。部隊には爆薬の専門家だが戦闘は苦手な Miller (David Niven) や、Mallory に怨みを抱く Andrea Stavros (Anthony Quinn) など曲者が揃っており、また道中も様々な試練が Mallory を待ち受けていた……。
昔ながらの王道冒険活劇。困難な選択を幾度も迫られながらも目的を見失わず闘う Mallory は漢の中の漢ですなぁ。Stavros も不穏な空気を漂わせていて、Mallory の危機にどう対処するのか毎度緊張させられます。次第に Miller は Mallory の冷血振りから反抗し始めるし。team をまとめて目的を果たすことの困難さを描きつつ、entertainment として綺麗にまとめております。少々冗長ですが良い映画でありました。
不調でしたが何とか元環境の立ち上げに成功。
大まかな復旧手順めも。
1. Mo 本家より gnome 用の Mo4 iso 玉を入手 (rescue 用でも良いとは思うが)。
2. iso 玉を dvd-r に焼く。
3. 焼いた dvd-r より boot。rescue 用の項目を選択。
4. 適当に進めると既存 system は何処かと訊かれるので、既存 system の partition を選択。
5. さらに進めると sh に辿り着くので、chroot /mnt/sysimages で既存 system に乗っかる。
6. cat /proc/version で立ち上がっている kernel version を確認してから、mkinitrd で自前の initrd を作成。
7. 作った initrd を /boot 以下に置いて、grub.conf 編集してその initrd を呼ぶように指定。
8. reboot。
しかし思い返してみれば、この sub pc も突然死が多かったので main pc に resource 集中させたような過去があったような気がしなくもない。とりあえず急場凌ぎで。