Noisy Days in September, 2003

- first 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2003/09 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2003.09.01 (Mon)

Strand / Messages

 Delsin から出た Strand の 1st です。2003 年発表。
 これまた Delsin の label color を裏切らない electro soul の結晶であります。音数少なめ、beat はゆるゆる、でもって retro な synth がふわふわ。この素朴な味わいが 2003 年発にして何とも懐かしい響きとなって心に染み込んでくる。というわけで最近密かに愛聴中。
 Strand は Brian Boyer、Kech. & B. Bonds の三人組で、detroit を拠点に 10 年以上活躍しているらしい。この album は今まで EP として発表してきたものに、2 曲の bonus tracks を追加して、全 14 曲で compile している。んですが、呆れるほど見事な一貫性が album 通して感じられる出来に仕上がってます。胸を狂おしく締め付ける音の数々。これもまた soul music の一つの形なのだろうな。detroit techno 好きな方は聴いときましょう。

[movie] Scream of Stone

 Werner Herzog 監督作品、1991 年。邦題「彼方へ」。
 世界的に有名な登山家の Roccia (Vittorio Mezzogiorno) と、rock climbing 選手権で優勝した若き free climber の Martin (Stefan Glowacz)。二人はどちらが最高の登山家かを決すべく、南米は Patagonia にある前人未踏の山 Cerro Torre を制覇しようとする。しかし leader の Roccia は何故か山に登ろうとしない。業を煮やした Martin は、journalist の Ivan (Donald Sutherland) と Roccia が食料の補給に行っている間に、Roccia の partner である Hans を連れて山に登ってしまう。Roccia たちが戻ってきたときには camp には Roccia の恋人 Katharina (Mathilda May) だけが居残っておろおろしていた。すぐさま山に赴いた Roccia は雪に埋もれている Martin を救出。Martin は登頂に成功したが、下山の際に雪崩に遭い Hans が死んだと言い張る。Roccia は思うところあって Cerro Torre の麓に居残り、Martin は街に戻り英雄となる。だがマスコミは彼の登頂を嘘だと言い募る。遂に Martin は単独行で Cerro Torre の山頂に立つことを宣言し、再度 Cerro Torre に向かう。Martin が山に向かうことを聞き知った Roccia は、自らも Cerro Torre 山頂目指して歩き始めるのだった……。
 とまぁ、二人の登山家が意地張り合って Cerro Torre 山頂を目指すってのがこの映画なわけですが、Roccia も Martin も言葉数が少なくて、その心理を読みとるのは難しい。Ivan の monologue がその間を埋めるのだけれど、その台詞の端々には登山家の心理を読み切れないという諦念が滲んでいる。Roccia の恋人で、後に Martin と肉体関係を持つことになる Katharina もまた、二人の登山家に振り回されて消耗する。つまるところ、この映画の message とは「登山家の考えることは解らん」「でも山は勇壮で偉大で人間の力を遙かに凌駕している」「そんな山に挑む男たちを前にして我々凡人はただ言葉を失うのみであーる」といったもんではないでしょうかね。我々は sports を見て楽しんでそこに drama を見つけようとするけれど、実はそんなものはなくて、選手は球打ったり走ったり山登ったりしてるだけである。そうした「傍観者の哀しさ」を、Ivan の独白や寡黙な camera work が訥々と物語っている。
 でも最後の Mae West には Roccia ならずとも唖然とするでしょうなぁ。初登頂の栄誉を、名も無き指無し男 (Brad Dourif) に奪われていたという衝撃の事実。そして camera は Cerro Torre の山頂で呆然と周囲を見回す Roccia を捕らえつつ、次第に遠景にしていく。Roccia もまた、この闘いの敗者として退けられていくかのように。あれも哀しい shot だったなぁ。
 何というか、全編に言いようのない無力感が漂っているような映画。そして山は荒々しくも美しい。何だか stoic な映画でした。

diary

 今日は下痢ぽいし喉痛いし月曜日だしってんで早めに仕事終えて帰ろうなどとヌルいことを考えてたら、どかどか仕事を積まれてしまい結局 23 時過ぎに終業という有り様でしたとさ。
 ううう。寝よう。

log modified: 2003/09/03 01:21:14 JST

2003.09.02 (Tue)

Tipographica / God says I can't dance

 今堀恒雄が昔やってた奇天烈 jazz band の 1996 年発表作。
 rhythmic な free jazz、と言って間違いではないと思うのだけれど、妙に違和感と癖のある変な groove が渦巻いてます。ここで繰り広げられる音楽は複雑怪奇な jazz、しかし free でありながら chaos には向かわず、構造的な音楽が細切れに人力 remix されてぐるぐる掻き回されているような。その意味ではむしろプログレと似ているかも。或いは、踊りたいけど踊れない水槽詰めの脳みそが妄想フル稼動で groove してるような。って、なんだよそりゃ。
 何度聴いても覚えられない曲。でもって何度も聴き直す。すると解ったような気がするけれどあくまで気がするだけで実は何も解ってないかもしれない。ある時は Zappa 翁の幻を見て、ある時は渋さズの爆発に震え、ある時は初期 King Crimson 的な計算高い叙情に歯噛みする。そういう音。でもまだ何か隠し持ってるでしょう貴方それで手の内全て晒したなんて嘘でしょ正直に言いなさいよ脳みそかち割るわよウキィーっ、とまぁ、聴けば聴くほど解らなくなり自分の感性に自信が無くなる音です。解らないって素晴らしいっ。

[news] ndiary ver 0.9.3 released

 ようやく release されました。とりあえずお疲れさまでした。
 手元の linux 環境 (Asumi + Momonga、ruby 1.6.7) ではちゃんと動いてる様子なので、ndiary 0.9.2 から総乗り換えを敢行。今のところは従来通りの表示になってる、はず。
 ついでに ruby-ndiary-0.9.3-1mh.noarch.rpm も作っときました。rpm じゃなきゃヤダという方はどうぞ。

diary

 家を出てから気が付いた。video tape の残時間より今日の録画時間の方が多い。ということは、録画しきれないとゆーことだ。
 あああああっ……ということでヤケになって同僚をタコ殴りにしたというのはウソで、便所の中でさめざめと涙したのであります。

 しかし帰宅してみて吃驚。120 分ではなくて 140 分の video tape だったので、ちゃんと録画できてました。らっき。これも日頃の行いの賜物か。

 そういえば今日の式神 II、ロジャー壱式で初めて晋さん越えたし。とはいえ 5-2 はあっさり弾食らって game over でしたけど。今日は運のいい日だった様子。人生いろいろありますな。

log modified: 2003/09/03 03:11:52 JST

2003.09.03 (Wed)

Herbert / Bodily Functions

 濃いめの tech house が聴きたい今日この頃ですが、jacket 見かけて直ぐ呪にかけられ、そのまま CD tray に乗っけてしまいました。Matthew Herbert の 2001 年作。
 生音と電子音を巧みに織り交ぜた、jazzy taste の低血圧 house。Dani Siciliano の物憂げな vocal が漂い、そこに minimal な parts がゆるゆると群れ集う。聴いていると、どんどん空気が冷え切っていくような。高揚しない house。人気のない dance hall で、埃を被った piano が栄華の時代を懐かしむように音を爪弾いている……そんな情景が浮かんでくる。
 愛を囁き合った恋人たち。交わされた他愛もない会話。仄かな麝香の香り。記憶は過ぎ去り、残響は消えていく。空しさを噛みしめるような音楽。減衰する音があまりにも美しい……。

diary

 日中はそれなりに日が射していたのに、午後には激しい夕立、落雷。
 でもって家に帰ろうとすると電車が動いてなかったり。結局、帰宅は 24 時過ぎ。疲れたなぁ。喉も相変わらず痛いし。

log modified: 2003/09/04 03:11:34 JST

2003.09.04 (Thu)

Rei Harakami / Unrest

 Rei Harakami の 1st。1998 年発表。
 何度聴いても言葉を失います。安っぽい機材を駆使し、ポワポワでピョーンな音を積み重ねる。pop で cute で bizarr な音楽万華鏡。
 minimal な phrase が幾重にも層を成し、ある層が減衰すると共に別の層が沸き上がる。変化し続ける九重の層が美しく交錯していく様は、retro な CRT 越しに aurora を見ているような印象を残す。ほぼ電子音だけで構成されている音楽なのに、古めかしくて懐かしい。懐かしいけれど知らない世界でひとりぼっち。寡黙な引きこもり系 ambient techno。
 夜中に一人で聴いてると思わず涙が出ます。傑作。

 現在は新作準備中とのウワサ。待ってます。

diary

 今日の式神 II、ロジャーで 5-1。ううっ。ロジャーも長いことやってるのになかなか壁を越えられないなぁ。

log modified: 2003/09/05 02:57:25 JST

2003.09.05 (Fri)

[movie] The Terminator

 James Cameron 監督作品、1984 年。
 1984 年、Sarah Connor (Linda Hamilton) は食堂で働く普通のお姉ちゃんだった。しかし同名の女性達は次々に抹殺され、自らも謎の男に銃で殺されかけるが、そこを見ず知らずの男 Kyle Reese (Michael Biehn) に救われる。Kyle は Sarah に、自分は 2029 年から Sarah の命を守るためにやってきたと言う。近未来では Skynet と呼ばれる computer が人類皆殺しを企てていて、それに対抗している人類の leader は Sarah の息子だというのだ。Skynet は人間に近い外観の cyborg である The Terminator (Arnold Schwarzenegger) を 1984 年に送り込み、Sarah を殺すことで未来の在り方を変えようとしているらしい。始めは半信半疑だった Sarah だが、何発弾を撃ち込んでも倒れない The Terminator を見て、それが真実であると悟る。そして Kyle と共に逃避行を続ける内に、彼に対して心を開いていく
 と、わざわざ plot を書かなくてもいいほど有名な作品ではあります。今の目で見ると低予算で B 級な感じもちらほら。構成は素直な man hant ものだし。しかし、冷徹な機械として執拗に Sarah を追う The Terminator の存在感はやはり強烈です。素っ裸のままでチンピラを張り飛ばし、銃を買ったと思えば店主をあっさり射殺し、警察署を一人でぶっ潰す。弾食らっても死なないし、痛んだ眼球は自分で切り出すし。ひええ。怖い。その後、グラサンかけた後で髪をセットし直す場面はちょっと可愛い(笑)。機械でも鏡を見れば髪ぐらい直しますか。名文句 "I'll be back." も実は 1 作目から使ってた事が判明。そう言えば Kyle も「あり得るべき未来の一つから来た」とか何とか言ってたし。続編への布石を既に打っていたのか、それとも初作のネタから T2 の構想をまとめたのか……まぁ何れにせよ、Cameron らしい脚本への拘りがいろいろ見いだせて楽しかったです。

海法 紀光 『式神の城 O.V.E.R.S.ver 0.81』
「了解、さよたんね」
「今度、そう言ったら、殺します」
 小夜は、短く応えた。肩でヤタが恐ろしげに啼いた。その声が、玖珂の耳に聞こえたかどうか。(page 91)

 世のキャラ萌へ弾幕派を狂喜させた game の novelize、第一弾。
 出てくる character を全て使って、かつ game (式神 1) の展開通りに大筋を進めるという手法で書かれているので、お話の展開が強引すぎる印象は拭えず。action game の novelize ならまだしも、shooting でこういう手法を取らざるを得なかったというのはちと残念です。Xevious は越えられないってことか。いや比較しちゃいかんのかも。Xevious はキャラゲじゃないし。
 まぁ、ざっと式神 1 の世界をお浚いする分には問題ない出来と言えるでしょう。それ以上の妙味は残念ながらナシ。

log modified: 2003/09/15 18:19:06 JST

2003.09.06 (Sat)

diary

 今日の式神 II、ロジャーで 5-1、玄乃丈で 5-1。限界かのぅ。

[movie] Thirteen Days

 Roger Donaldson 監督作品、2000 年。
 1962 年 10 月、Cuba で核ミサイルが配備されつつあるとの情報が米大統領府に入る。ミサイル発射台が組み立てられれば、合衆国領内の大半は核の危険に晒されることとなり、Cuba の後ろ盾となっているソ連の発言権が増す。発射台を先制攻撃した上で Cuba 侵攻を進言する軍将校たち。海上封鎖したのち外交努力でミサイル撤去を図るという案も浮上。一歩間違えば第三次世界大戦を引き起こしかねない情勢の中、合衆国大統領 John F. Kennedy (Bruce Greenwood)、司法長官 Robert F. Kennedy (Steven Culp)、大統領補佐官 Kenneth O'Donnell (Kevin Costner) の三人は、事態を収拾するべく活動する……。
 いわゆる Cuban Missile Crisis の顛末を documentary touch で描いた映画。ひたすら会議、口論、酒飲んでまた会議、電話して命令して、外出して密談して議論して……とまぁ、うんざりするほど皆喋りまくってます。政治映画なんだからこうなるのは仕方ないとは思いますけど、visual に訴えかけるものがあまりないので、見ていて長く感じる。ソ連は当時 Khrushchyov 政権でしたが、ソ連政治局の動きは絵としては一切描かれない。その為、情報の信憑性を疑いながらも決断を下さねばならない JFK の苦悩が一層観客に伝わりやすくなっている、って点は良かったです。
 それにしても、軍人さんってのはこんなに戦争したがるものなんですかね。先制攻撃したら侵攻せねばならない、という主張には今一つ納得できない面があるのだけれど、ある意味「テロを受けたら報復して侵攻せねばならない」という 9.11 以後の騒動にも繋がるように思える。まぁ、JFK 側を理想的に描くために戯画化されたのかも知れないが。
 Kevin Costner は地味な役回り。目立ちすぎるよりは良いです。

log modified: 2003/09/07 18:39:48 JST

2003.09.07 (Sun)

[news] ndiary ver 0.9.3.2 released

 ちと古いネタですが。rpm も差し替えました。
 そういや、「noarch だと ruby 1.6 系固定になってまうでわないか」と今更気が付いて。なので nosrc.rpm も作りました。でも ruby 1.8 系ってまだ入れてないから実際のところどうなるのか解らん……。

[movie] The Mask of Zorro

 Martin Campbell 監督作品、1998 年。
 19 世紀初頭の California で圧制を敷いていた Don Rafael Montero (Stuart Wilson)。彼の企てで無垢の民が今にも処刑されようとしていたその時、謎の男 Zorro が現れて囚人を解放、群がる敵を巧みな剣捌きでばったばったと薙ぎ倒し、民衆の喝采を浴びながら風のように去っていった。Zorro は民衆の hero だった。だがそれ以後、Zorro は姿を現さなくなる。時流れて 20 年後、Rafael は再び California の地に舞い戻り、かの地を独立させて再び暴利を得ようと画策する。一方、兄を役人の Harrison Love (Matt Letscher) に殺された盗賊の Alejandro Murrieta (Antonio Banderas) は、自棄酒飲んでいるところで Harrison を見かけ、復讐のため彼に打ちかかろうとするが、たまたま出会った老人 Don Diego (Anthony Hopkins) に止められる。Diego はかつて Zorro として活躍した男だったが、Rafael により妻を殺され娘を奪われた身となっていた。Diego は Alejandro に剣の手ほどきをして、二代目 Zorro として育て上げようとする。ある日、貴族の子息と偽って Rafael の party に参加した Alejandro と Diego は、今や Rafael の娘として育てられている Diego の娘 Elena (Catherine Zeta-Jones) を目の当たりにする……。
 愛です冒険です復讐です因縁です、即ち王道路線の剣劇映画。盗人が剣技と知略を身に付けて成長するというお話でもあり、最愛の娘を敵の手で育てられるという屈辱に耐え続けた父親が復讐を果たすというお話でもあり、その娘もまた目前に現れた精悍な青年を敵と思いつつ密かに心寄せてしまうというお話でもある。でもってとにかくよく動く! あっちでチャンバラ、こっちでチャンバラ。馬は跳ねるし人は飛ぶし爆発もありで大騒ぎです。Antonio Banderas は荒削りな演技で豪快一直線、Anthony Hopkins は流麗な仕草で老練な剣士役を演じてましたが、この対照的な二人が Zorro という共通項で結ばれているってのも面白い趣向でした。Catherine Zeta-Jones も色気があって印象的。Banderas との dance scene、それに納屋での剣劇など、激しく官能的な動きで目が離せません。
 いやまぁ何というか、ここまで王道で濃厚だと、見終わるとへとへとになってます。特別な味わいはないんですが楽しい映画だったなぁと。でも Zorro って、あまり民衆の味方って感じがしないんだよな。民衆側の描き込みが足りないからかな。まぁ、因縁話だけでも充分に盛り上がっていたので良いんですけどね。

diary

 今日の式神 II、ロジャーで 5-1。ヘボミス連発で気合いが持続しない……。

[news] 絶版CDの復刻計画

 GRANADA 聴きたいなぁ……。

get
  • Dolce Triade / Last Exile O.S.T.2
log modified: 2003/09/08 02:58:04 JST

2003.09.08 (Mon)

Ian O'brien / Desert Scores

 忘れた頃に Ian O'brien である。まぁ聴け。そして泣け。1996 年発表の Felox 版。
 detroit techno との出逢いから作曲活動を始めたという Ian O'brien。この 1st album の tr.1 は "Mad Mike Disease"。その名から想像が付くように、壮大な synth strings で極楽行き特急です。しかし UR のパクリってのはちと違うだろうなぁ。よくよく聴いてみれば、この album からして既に変拍子使いまくりで intelligent jazz 風の曲が多いし。この頃から既に我が道突っ走ってる感じ。
 electric な synth に detroit techno の影響を感じるのは確かだけれど、受け取る感触は 70 年代 fusion と言うか future jazz と言うか。華麗で funky、だけど、その背後にでっかい世界が広がっている。この独特の空気感が Ian O'brien の個性でしょう。これもまた techno 世代の jazz。初々しく瑞々しい雰囲気も良いです。

diary

 今日の式神 II、ロジャーで 5-2。bomb 使いまくっても越えられぬ。

 まぁ色々あって、remote 制御とか remote controll とかって言葉を良く耳にするんですが、ある時「いもおと制御」と聞こえてしまったのが運の尽き、remote と聞くと変な妄想が脳裏を掠めるようになってしまった……というのはとりあえず職場では内緒にしておいてください。小生は anime 版死すプリ第一話を最後まで見きれなかった軟弱者ですので……。
 参考文献。ヒモ付けても付けなくても controll できんような。

[news] ユーザビリティにまつわる誤解

 「ユーザビリティには金がかかる」「ユーザビリティ工学のせいで公開が遅れる」「ユーザビリティで創造性が犠牲になる」「顧客の声にはもう耳を傾けているからユーザビリティは必要ない」といった誤解を解くための反論集。しっかり読んでおこうっと。

log modified: 2003/09/09 02:34:22 JST

2003.09.09 (Tue)

Archie Shepp / Life at the Donaueschingen Music Festival

 John Coltrane 没後に吹き込まれた、Donaueschingen Music Festival での live 盤。1967 年録音、1972 年発表。
 Jimmy Garrison の bass でゆるゆると開幕。意外にも arco してたりします。そして Beaver Harris の snear がばしばし言い出してから漸く Archie Shepp の tenor が切り込んでくる。それからはもうズコンバコンと free jazz 大会に雪崩れ込み。うおお、drums うるせえっ! Roswell Rudd と Grachan Moncur という二人の trombone 使いも参加してるのに全然目立ってねぇってゆか Jimmy Garrison の方が目立ってるのはどーゆーことですかっ! でもいいんです。Archie Shepp にはあまり良い印象がない小生ですが、ここでは何か吹っ切れたような豪快な勢いがあります。free jazz なのに小難しくなくて聴きやすいし。もっとどろどろに spiritual なのかと思ってましたが、実は light 級で手数が多かったという……。これも若さか。

diary

 いやもう残業でへろへろです。定時前でも意識朦朧。早く寝ろってことですね。

log modified: 2003/09/10 02:25:02 JST

2003.09.10 (Wed)

Can / Sacrilege

 german rock 好きなんですが何故か Can は通ってない小生。理由は簡単で、中古盤を見かけないってのと邦盤出てないってことが原因。そのうち聴いてみたいのぅと思いつつ幾星霜。そんな小生の Can 体験はここから始まったのでありました。Various Artists による Can の remix tracks。1997 年発表。
 買った当初は知ってる artist も少なかったんですが、今見てみると凄い面子やなぁと。techno 方面では A Guy Called Gerald、U.N.K.L.E.、Carl Craig、Westbam、System 7。house 方面では Francois K.。ambient 方面から Brian Eno、The Orb。rock 方面から Sonic Youth、Bruce Gilbert (ex: Wire)、Pete Shelley (Buzzcocks)、等々。でもってこういう顔ぶれから予想できる音かと言われると全然そんなことはないんですわ。当時の風潮を意識したのか drum 'n' bass 色の強い remix が多いんですが、それよりも全体を覆う暗く呪術的な色彩感覚が見事すぎる。元が Can だから、ですかね。こういう dark な album は大好きなので、ますます Can 聴きたい度が高まってしまう今日この頃。あの happy trance な System 7 ですら、怨霊行き交うお化け屋敷な音になってしまってるし。いやぁ素晴らしい。
 tr.1-4 "Tango Whiskeyman (A Guy Called Gerald Mix)" は何度聴いても名曲。tr.2-6 "Yoo Doo Right (3P Mix)" の down tempo な洗脳 loop も延々聴いてると幸せになってきます。怪しいけど止められない、その恐怖、その甘美。

diary

 今日も今日で残業三昧。18 時くらいが一番辛い。虚ろな目つきで憑かれたように仕事してるらしい。むぅ。

南極条約

 って何じゃらほい、という話になったので調べてみると、「南極はみんなのものだから好き勝手すんなよ」という条約らしい(*1)
 ガンダム用語でもあるそうな。知らなかった……。

log modified: 2003/09/11 03:11:14 JST

上旬 / 中旬 / 下旬