Noisy Days in July, 2002

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2002.07.01 (Mon)

Jeff Mills / Purposemaker Compilation

 Jeff Mills にしては随分と floor like な minimal techno album。ギシギシと重い音を立てながら、多重の層を成しつつ突き進んでいく beat。それでいて mellow な synthesizer の音が人間らしい感情を引き寄せる。millsart 名義作とはまた違う硬派な世界でありながら、決して突き詰めすぎないしなやかさも併せ持つ track の数々である。
 いやぁ、いい。Jeff Mills、見直した。

[news] Kondara Project 解散

 寝耳に水。ををを(涙)。
 Kondara 自体はデジファクから他会社へ移管されるようだけど、Kondara Project 無くして Kondara とゆーのはいかがなものか(これ一度言ってみたかった)。7 月 1 日から路頭に迷うの心境。大手のディストロに乗り換えるかのぅ、と思っていた矢先に。

[news] Momonga Linux 始動

 とゆーことらしい。いろいろとシバリが多くなってしまった Kondara から心機一転で 1 からやり直そう、と。
 小生も早速 ml に登録しました。adsl 環境になったことだし、小生も commit していこうかなぁ。

 マスコットはモモンガペンギンだっ!(嘘)

log modified: 2002/07/02 01:25:33 JST

2002.07.02 (Tue)

James Ruskin / Point 2

 どんつくどんつくどんつくどんつくどんつくどんつくどんつくどんつく。
 ぴっぴはっぱぁぴっぴぱっぱぁぴっぴぱっぱぁぴっぴぱっぱぁ。
 んもももぐもももんもももぐもももんもももぐももも。
 ……とまぁそんな感じで(をいをい)、やっぱり sharp な beat に恍惚としてしまうのである。ざくざくと突き進む beat の果てに見えるのは何だ?
 こういう album を聴いていると、techno は暗闇の音楽だよなぁと思ってしまう。感情を殺ぎ落とし、音そのものが増殖し世界を浸食するという恐怖に満ちているような。そしてそこから目を背けられず思わず注視してしまう自分もまた怖かったりする。

diary

 朝起きると首が痛い(笑)。いや笑っている場合ではない。仕事に差し支えること甚だしいので。お陰で仕事は溜まる一方じゃよ。わはは。いや笑っている場合ではない。

 仕事中の BGM は、Frankie Knuckles の live で。うーん、volume 上げられないのが辛い……。

log modified: 2002/07/03 01:40:28 JST

2002.07.03 (Wed)

Various Artists / LTJ Bukem presents Logical Progression level 1

 久々に聴いたら、D'n'B て感じがしない。空間演出の美しさには定評がある Good Looking の有名コンピ。Tr.3 "Music" の ambient な世界に、思わず時の経つのを忘れてしまう。そして今だから解る Jungle と Detroit techno の近似性。根っこには Soul があるんだなぁ。
 Compilation なのに見事な統一性を示してくれる点も強調してみたり。まだノスタルジーを感じるには早すぎる。

[misc] ウェブページ翻訳サイト

 エキサイト@niftyで出来るみたい。ちなみに二つとも翻訳エンジンは共通のものを使っているようだ。
 試みに Detroit Electronic Music Festival のサイトを見てみると、変なものが出てくるわ出てくるわ。デラ魂さんやデリック五月さん、それにグレン地下さんといった蒼々たる面子に思わず苦笑してしまうのであった。嗚呼、罪深い小生を許したまへ。

log modified: 2003/04/26 18:59:35 JST

2002.07.04 (Thu)

Masaki Kurihara / Azumanga Daioh Original Soundtrack vol.1

 だ〜つ〜りょ〜〜くぅ〜〜ぅ。
 ほよよんと漂う Recorder の柔らかい響きが脱力を誘う。上手いのか下手なのか解らないがとにかく萎える。なえなえ。
 サザエさん路線と侮るなかれ。pop です。黄昏です。手に汗です。眠いです。ぐぅ。

log modified: 2005/09/26 02:21:55 JST

2002.07.05 (Fri)

Dan Curtin / Art & Science

 Dan Curtin、1996 年の Peacefrog 作。この頃の Dan Curtin は Detroit からの影響を受けつつも、jazzy な雰囲気にも片足突っ込んだような作品になっている。この人の音響感覚も良い感じで、聴いていると時間の経過を忘れてしまう。

竹本 健治 『ウロボロスの偽書 (下)』

 読了。互い違いに進んでいた物語はいったん収束の気配を見せつつ、それを再度逆転させて物語は拡散する。
 しかし serious になりすぎないところが竹本の強みか。

log modified: 2003/04/26 18:13:20 JST

2002.07.06 (Sat)

Oliver Ho / Sentience

 tr.1 "Birth" の出だしから Oliver Ho の音と解る、Ho 節全開の album である。Ho の album に通底する、technology と土着性の融合はここでも様々な形で変奏されている。ただの minimalist と思って聴いては見境を失うことになるだろう。暗くて stoic だが、James Ruskin の track のように剛球一直線ではなく、futuristic なシンセの音が水面で光が反射するような幻惑感をもたらしている。聴けば聴くほど脳味噌がとろけていく、強烈な album だ。

get
  • DJ Rolando a.k.a. The Aztec Mystic / Jaguar
  • Oliver Ho / Sentience
  • The Detroit Escalator co. / Black Buildings
  • Peshay / Miles from Home
  • Model 500 / Classics
  • Unreal / Transonic Archives - Unreal (1994 - 1997)
  • Speedometer. / Sense of Wander
  • Paul Bley / Solo Piano
diary

 しごとしごとしごと。土曜日で人も居ないので、Masters at Work の DJ Mix 流して一人和んでいました。不良社員。

 帰りに RECOfan に行ったのがマズかった(爆)。

log modified: 2002/07/07 01:58:16 JST

2002.07.07 (Sun)

Peshay / Miles from Home

 のっけから hard に攻められて吃驚。D'n'B 界の才人 Peshay の 1st。jazz と D'n'B というと、特に jazz side からはそんなに抵抗のない組み合わせのように思うけれど、それでも D'n'B side からこういう真顔の jazz album が出てくるってところが面白いところだ。tr.2 "Live at 2:37" なんてもろ jazz だし。
 しかし jazz が一面的な genre ではないのと同様に、この Peshay の album も一筋縄ではいかない。tr.3 "End of Story" では rap、tr.4 "Truly" では歌モノを取り込み、tr.5 "Pacific" で空間を生かしたラテン乗りの down tempo 曲をモノする。うーん、この全方位性は大したもの。cyber な音響空間とぶっとい bass が metalheadz 勢を思わせる tr.8 "P vs P" で、jazzy であってもこれは D'n'B の album なのだよと自ら刻印するのも男だなぁ、と。
 ジャケットは "Cecil Taylor / Unit Structures" のパクリかな。でも Peshay の album って free jazz とは縁なさそうだけど……。

diary

 無為なる一日。

 新番の anime が多いのですよ。溜まった video 見るので一日使ってしまった。まぁ第一話だけ見てやめてしまうのも少なくないので、「そこはそれ」と気分を収めましょう。なんてね。

 Beta Lounge で Kenny Larkin Live from Optimal SF を聴く。最近 album でませんね、Larkin さん。後半は Deep house になります。意外。

 ふみこさんでようやく 3-1。いや、きつい。

log modified: 2002/10/27 15:32:14 JST

2002.07.08 (Mon)

Speedometer. / Sense of Wander

 "Private" 以来、2 年ぶりの new album なのだけれど、そんなにご無沙汰感がないのは間に "Tourist N.B." と "Out of Order" があったから。そして speedometer こと高山純が、変化の兆しを窺わせない様子で飄々と音楽を作り続けているからなのだろう。
 昔から、極々私的な世界の中で音を紡ぎ続けてきた人なのだ。例えば夕暮れの神社の中で風にそよぐ梢の囀りに耳を傾け、人の居ない廃棄工場のがらくたの中で耳を側立てるとき、確かに耳はとらえていたはずだ、その音を。何事もなかったかのようにその光景から立ち去り、それでもそこに流れ続けていた音を、心の隅にしまい込みながらも思い返していたはずなのだ。それらの古い記憶を揺り起こすような、緩やかな sound。仙人ですかね。まったく。

log modified: 2002/07/09 00:50:22 JST

2002.07.09 (Tue)

Model 500 / Classics

 Detroit techno の夜明けを告げた "No UFO's" を含む、Model 500 の初期音源集。こうして耳を傾けていると、Kraftwerk の影響って大きかったんだなぁと思ったりするわけだ。小生はあまり Kraftwerk 好きじゃないんだけど。middle tempo でズンドコズンドコ進みながら、シンセの壮大かつチープな音が被さっていく点はトロンちっくな趣と言うべきか。ここからいろいろな経路が見えてくるぞ。Detroit techno は勿論だが、last track の "Sound of Stereo" なんて body music と言っても通ってしまいそう。
 む、"KMFDM / Money" が聴きたくなってきた。実家にしかないんだよな〜。

diary

 いやぁ、眠い(爆)。

 ふみこさんで 3-1。壁だ。

log modified: 2002/07/10 01:53:08 JST

2002.07.10 (Wed)

DJ Rolando a.k.a. The Aztec Mystic / Jaguar

 "Jaguar" には否応なしに物語が付いてまわるけれど、それを差し引いても気になる album なわけです。DJ Rolando の original mix は勿論、Jeff Mills、Octave One、それに UR 総帥 Mad Mike の remix work も収めた album なわけで。原曲は minimal な phrase に壮大な synthe strings が絡む UR 印付きまくりの名曲なので、mix の鉄人達による変奏を味わうにはもってこいですな。いや他の original tarck も良い感じですよ(笑)。
 小生は Mad Mike mix に一票。non beat で空間を UR 色に染め上げて、焦らしに焦らした挙げ句に bass drum が満を持して押し寄せてくるあの瞬間が、べたべたに演歌で演歌は soul で soul は spiritual で univarse なので rave 魂が燃え上がること必至な killer track なのです。とりあえず見かけたら買いなさい。

diary

 む、眠い。

log modified: 2002/07/11 02:12:23 JST

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