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Drum 'n' Base の originator として有名な 4 Hero の 2nd Album。小生にとっての techno の入り口は D'n'B なので、ついつい贔屓目になってしまうのはご愛敬ということで。いやでも久々に聴くとやっぱり格好良い。techno というと時間感覚を喪失させるような minimal な音が真っ先に思いつくが、D'n'B はそこに story 性を持ち込みやすいような気がするし、だから小生もよく聴いていたんだろうな、と思う。
後の "2 Pages" では壮大になりすぎて、Classic を連想させるような展開になっていたが、この 2nd album では、美しい soundscape が繰り広げられる 1 曲目のような曲もあれば、stoic な beat が前面に出てくる abstruct な track もあったりで、かなり起伏に富んでいる。それだけに焦点を絞り切れていない不安定さもあるのだけれど、そこがまた魅力なのだよ。
昔から compilation って嫌いだったんだが、trance は album 単位でというより track 単位で artist の顔が見えてくるものだし、むしろ顔がよく見えないものの方が多いと言っても過言ではないだろう。だからこそ、一つ一つは路傍の石のような存在にすぎない個々の track を再配置して流れの中に組み込むことで、その曲がそこにある必然性を生み出してさらなる大きな流れを現前させるという DJ の仕事が必要となる。で、album の構成上 compilation にならざるを得ない、と。いくら小生が compilation 嫌いといっても、trance を CD で聴くということは結局 compilation を聴くということになるわけだ。それはそれで正しい apploach だと思うぞ。本当の正しさは現場で聴くということだとしても。
今まで使い方を知らんかった(爆)。ogg の comment 修正には oggeditor 使ってたもので……。
vorbiscomment で ogg の comment 修正するには、例えばこういう風に使う。ちなみに in.ogg は入力ファイル、out.ogg は出力ファイルね。
$vorbiscomment -w in.ogg out.ogg
artist=Rei Harakami
album=Red Curb
description=Great!
tracknumber=02
genre=Techno
で、Ctrl + D して抜ける。これで入力した comment が、out.ogg に反映される。なんだお手軽じゃねーか。
ただ、このままだと in.ogg の comment は一旦全て clear されてしまうので、結局 vorbiscomment で記述した内容しか out.ogg には引き継がれない。これじゃーちょっと使い勝手が悪い。in.ogg の内容を一文字だけ変更するってときにも、comment を全て打ち直さなきゃならないわけだから。うー、要改善だな。