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滝田洋二郎監督作品、2012 年。
会津藩お抱えの碁打ち安井算哲 (岡田准一) には、数学まにあで天文学好きという側面があった。そこに目を付けた会津藩主の保科正之 (松本幸四郎) は、彼を北極点を日本各地から観測する北極出地隊の一員として送り出す。一年余に渡る行脚の末に戻ってきた安井算哲は、当時使われていた宣明暦が誤差を含む暦であるとの確信に至り、中国の授時暦や大統暦を参照しつつ確かな暦を日本に齎すべく研究を重ねるが、暦を管轄する朝廷は安井算哲と対立する……。
安井算哲、後の渋川春海の一代記。算哲が暦を正そうと奮闘するものの三暦勝負で自分の推していた授時暦が最後の読みを外したり師匠の山崎闇斎 (白井晃) を闇討ちで亡くしたりで色々挫折し、妻の村瀬えん (宮崎あおい) に当たったり、高名な学舎の関孝和 (市川猿之助) に怒鳴られたりもしつつ、最後は水戸光圀 (中井貴一) の後ろ盾を得て朝廷相手の大勝負に出るという、紆余曲折なえんため映画になっておりました。改暦するのにも結構な drama があるもんなんですなぁ。素材は地味ながら documentary ぽさとえんため具合いの丁度いい、何気なく見て楽しめる佳作でありました。
DJ 19 compiled な Trance compilation album。2000 年発表。
今にして思えばこの時代は Trance 夏の時代でしたね。今でもこういう hard trance の movement が生き残っているかどうかは寡聞にして知りませんが、少なくとも 00 年代前半ではこの手の trance compilations が雨後の筍の如く量産されておりました。
アゲアテの四つ打ちに女性 vocal を乗っける王道 pattern で全 16 曲。王道すぎてぐぅの音も出ません。後の Anthems II や III のような色香はありませんが trance ぽい trance という下是話な意味ではこれが一番かも。