Noisy Days in July, 2007

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2007.07.01 (Sun)

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 携帯電話、今まで A5407CA 使ってましたが、通話中とか mail 起動中に reset 走ることが多くなったので、機種変更することにしたのです。
 んで新しく W52H が来ましたよ。何年使うか解らんが長生きしてくれや。

[movie] 戦国自衛隊 1549

 手塚昌明監督作品、2005 年。
 2003 年、的場一佐 (鹿賀丈史) 率いる第三特別実験中隊が富士山麓での秘密実験中に消息不明となる。2 年後、的場の元部下で現在は飲み屋を経営している鹿島勇祐 (江口洋介) の元に、神崎怜二尉 (鈴木京香) と森彰彦三佐 (生瀬勝久) が現れる。二人は的場達が戦国時代に time slip しており、数日後に行われる的場達の救出作戦に鹿島を引き込もうとしていた。また、的場達の介入による歴史改変が現代に虚数空間を生む要因になっており、このままでは世界が崩壊してしまう可能性もあった。最初は救出作戦に乗り気でなかった鹿島だが、time slip の揺り戻し時に現代へ転送された武士の飯沼七兵衛 (北村一輝) の言葉に動かされ、作戦への参加を決意する。行き先は 1549 年、現地での活動時間は 74 時間 29 分。作戦が開始され、鹿島達は 1549 年に跳ぶが、そこで彼らが目の当りにしたのは、的場が織田信長を名乗っている世界だった……。

 御存じ "戦国自衛隊" の re-make 作でありますが、福井晴敏の plot による改作と言った方が良いのでしょう。話の展開は大分違います。
 未来が未来がと五月蝿いのは "Lorelei" 同様で鬱陶しいのですが、えんため度はこっちが上ですな。それにしても弾撃つの好きですな皆さん。それから信長のなんとか電池で富士山噴火で関東まっ平ら計画、ありゃ凄いですね悪の総帥ですね脳味噌空っぽですね。鹿賀丈史かっちょええです。あと斉藤道三 (伊武雅刀) のお茶目さに座蒲団一枚。

log modified: 2007/07/02 03:18:08 JST

2007.07.02 (Mon)

DJ 3000 / Blood and Honey

 UR 発の detroit techno な人、DJ 3000 の 2nd album。2007 年発表。UGCD-MT002。
 前作でも垣間見られた民族音楽的な装いや、detroit techno らしい synth strings 使いに磨きのかかった新譜であります。しかし今一つ楽曲に決め手がないってのも前作譲り。印象的な声ねた取り入れたり down tempo にしてみたりといろいろ工夫はしているようですが……。

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  • Michael Rudy, St. Petersburg Philharmonic Orchestra (conducted by Mariss Jansons) / Rachmaninoff: Piano Concertos - Paganini Rhapsody (2CD)
  • Esteban Sanchez / Albeniz: Piano Music (3CD)
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 今日から新しい仕事場です。本決まりではないので明日面談ですが。とりあえずお勉強お勉強。

log modified: 2007/07/03 01:06:30 JST

2007.07.03 (Tue)

Brian Eno / Discreet Music

 Brian Eno の ambient 作品、1975 年発表。EEGCD 23。全 4 曲。
 冒頭の tr.1 "Discreet Music" は 30 分を越える ambient 大作、続く tr.2 から tr.4 までは、Pachelbel の Canon を Eno 風味に調理しております。
 Eno が 70 年代に始めた ambient 音楽探究については、一般には 1978 年の "Music for Airport" が有名かと思いますが、実際には 1975 年発表のこの album で既に ambient な音像への approach が成されておるのであります。その割には空港向け音楽に比べると知名度が低いような気もしますが、その辺、特に ambient と銘打ってないから見過ごされやすいってことですかね。

 さて、今でこそ ambient music というと一般の人でも音像が目に浮かぶほど人口に膾炙するようになった……かどうかは定かではありませんが、そうした ambient scene 作りに Eno の所作が大いに貢献したのはまず間違いないところでありましょう。しかしながら、どうも Eno の作る ambient は単なる癒し系 ambient とは異なる視点で作られたような気がしたりもするのです。不協和音な音でも無頓着に音を重ねたり、上物の入ってくる timing が若干ずれてたりして、只の癒し系音楽では排除されがちな汚れ要素もちらほら。で、その汚れた部分が実は面白かったり。
 Eno は Eno なりに、ambient という枠を利用して、現代の polyphonic music を追求しようとしたのではあるまいか、等と妄想は広がる。複数の短い phrase を delay や echo を駆使して様々に組合せることで、定型の音楽では出てこない変な和音の妙を偶発的に産出すると。Pachelbel の Canon をこういう形で脱構築している点からも、この試みはかなり意図的だったんじゃないかと思われますな。とはいえ、そうした実験精神を声高に主張せず、あくまで pop な形で呈示するってのも Eno らしい奥ゆかしさの現れか。
 まぁ、小難しく考えずにぼんやり聴いても心地よい album でありますゆえ、けたたましい音に食傷気味な時にでも聴き直すと良いでせう。

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 営業と上司に連れられて客先面談。
 それにしても皆さんよく食いますな。小生は既に夏バテ気味であります。

log modified: 2007/07/04 02:18:08 JST

2007.07.04 (Wed)

Hyakutaro Tsukumo / Broken Thunder

 九十九百太郎が主作曲担当を務めた、架空 game の soundtrack、だったはずですが本編が出てしまったことにより別の意味で伝説を作ってしまったようであります。まぁ小生は PC での game はやらんので騒動のこともよく知らんのですが。
 音の方は guitar と synth 主体の九十九節な hard rock 調で、Thunder Force V の続編の為に用意された楽曲だけあって音素材にしろ曲調にしろ似たような雰囲気になっております。勢いがあるのはええんですがあまり新味もないのでそんなら TFV 聴くわいと思われるのも無理ないか。あと arrange 曲も大量に入ってますがそんなにたくさん要りません。という感じで実は印象薄めな album なのでありました。とはいえこういうべたべたな game music も最近はあまり聴かんので、たまに聴く分にはよろしいかと。

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 雷電 IV は小生には難し過ぎるですよ。

log modified: 2007/07/05 02:22:28 JST

2007.07.05 (Thu)

Staatskapelle Dresden (conducted by Herbert Blomstedt) / Beethoven: Symphonies 7 & 8

 Herbert Blomstedt 指揮 の SKD による、Beethoven の交響曲第 7 番と第 8 番の set 盤。1975 年と 1978 年の録音。Brilliant Classics の CD 五枚組交響曲全集からの一枚。型番は 99927/4。
 あにめ版のだめ完結記念ということで聴いております。それにしても Beethoven の交響曲は傑作揃いですなぁ。交響曲嫌いの小生も思うところあって最近はいろいろ聴いてますが、Beethoven の作品は別格の存在感があります。solo の器楽曲でさえ喜怒哀楽が大波のように押し寄せるというのがこの人の作風でありますが、その熱量をオケという爆音装置で全力稼働させるのだから、えらいことになるのは必定か。
 端正かつ理知的な指揮で知られる Blomstedt にして、第 7 番の演奏は前に前につんのめりながら走っているような塩梅であります。とはいえ、そういう風に曲に飲まれた演奏が悪いということではなく、曲の磁力が強力ならばそれに乗っかって勢い良く行ってしまうのもまた一つの解釈でありましょう。第 8 番はもう少し冷静な捌き振りですが、これはこれで Blomstedt & SKD 本来の持ち味が活きる演奏になっております。
 機会があれば他の交響楽団の演奏も聴いてみたいところであります。

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 また水泳あにめかよ。競泳選手にしちゃあ胸大きすぎやしないかね。それからスク水は通気性悪いから下着代りにするのはやめるがよろし。って、最近の事情はよく知らんのでスク水にも劇的な技術革新があったかも知れん。いやあえて知りたくもないですが。

 仕事場ではちまちまと課題の appli 作っております。まあ順調かのう。

log modified: 2007/07/06 02:30:16 JST

2007.07.06 (Fri)

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  • The Detroit Escalator Co. / Soundtrack [313]
  • As One / Celestial Soul
  • Arturo Toscanini, The NBC Symphony Orchestra, etc / Arturo Toscanini (10CD)
log modified: 2007/07/07 14:34:39 JST

2007.07.07 (Sat)

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  • Hitoshi Fujima / TV Animation sola Original Sound Track soukyunohate
  • 高橋 葉介 『手つなぎ鬼』
[movie] Macross Plus: Movie Edition

 河森正治総監督、渡辺信一郎監督作品。1995 年。
 惑星エデン。軍の次期主力戦闘機の test pilot に選ばれたガルドとイサムは、かつては歌好きのミュンと三人でつるんで遊ぶ親友だったが、ある事件が元で三人は別々の道を歩むことになり、今や rival 同士の関係になっていた。virtual idol のシャロン・アップルの公演がその星で開かれることになり、シャロンの producer を務めるミュンがエデンにやってくる。三人は再び微妙な三角関係に陥る……。

 OVA 版も先日観てますが、劇場版にしたからといって話の筋は同じ……というか端折っている分だけ一層解りにくくなっているような。軍の機体を私用で乗り回したり、市街地で建物壊しまくりながら喧嘩したり、シャロン暴走の根拠付けが弱かったりと、どうにも観ていて腑に落ちない展開であります。
 絵は流石に美麗なので観賞用には良い作品であります。

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 飲み会。寿司と辛いものと ice cream。辛いのは強烈でしたな。

log modified: 2007/07/09 02:48:03 JST

2007.07.08 (Sun)

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  • 京極 夏彦 『続巷説百物語』
  • 萩尾 望都 『ポーの一族 1』
[movie] Barton Fink

 Joel Coen 監督作品、1992 年。
 1941 年、New York の若き演劇脚本家 Barton Fink (John Turturro) は小市民を素材にした演劇で当たりを取り、今度は映画脚本を書くため Los Angels に赴く。映画制作会社の社長 Jack Lipnick (Michael Lerner) から B 級 wrestling 映画の脚本を書くよう指示された Barton だったが、着想が湧かず hotel で悶々とした日々を過ごす。隣部屋の住人 Charlie Meadows (John Goodman) や先輩の脚本家 W.P. Mayhew (John Mahoney) からも意見を貰うがなかなか筆が進まない。進退窮まった Barton は社長に outline の説明を行う前日、Mayhew の秘書 Audrey Taylor (Judy Davis) を部屋に呼んで泣き付き、成行きで二人は一夜を共にする。しかし翌日 Barton が目にしたのは、寝台の上で血塗れになって死んでいる Audrey の姿だった……。

 という感じで mystery 調に進むように見せかけて全然そういう方向には向いていかず、悩める作家がのぼせたり落ち込んだりしているうちに映画が終わってしまうのであります。ううむ何だったんでしょうなこの話は。Barton の心理状態を現すかの如くあれやこれやの事象が現れますが、あまりあからさまではないので現実とも幻想とも判別しがたい微妙な描き方になっており、それがどうにもすっきりしない印象に繋がっております。まぁ、この解り難さが Cohen 映画の持ち味だったりもするんでしょうが、今作はちと狙いすぎか。
 炎の通路で Charlie が銃ぶっ放す場面はなかなか強烈でありました。

log modified: 2007/07/09 02:14:53 JST

2007.07.09 (Mon)

Quince / En.vi.sion

 Holland の techno artist、Quince による 1st album、2007 年発表。delsin からの release。
 相変わらず目の付けどころが delsin ですなぁ。ぽやんぽやんした synth に緩めの四つ打ちで、いかにもな感じの detroit techno 風味。新しい音には興味なさそうな風情が漂っていて大いに好感触であります。
 modern jazz が既に modern じゃなくなっても modern jazz であるように、detroit techno もまた新旧入り乱れつつそういう音として成り立ってしまう時代に入っておるのですな。というわけでなかなかの良作。

log modified: 2007/07/10 03:06:59 JST

2007.07.10 (Tue)

Charles Mingus / The Clown

 Charles Mingus (b)、Curtis Porter (as, ts)、Jimmy Knepper (tb)、Wade Legge (p)、Dannie Richmond (ds) による 1957 年録音作。邦盤 WPCR-25030。
 Mingus の album 聴くと、その表層の粗雑な ensemble と深層の灼熱溶岩とに挟まれて身悶えしてしまう小生であります。この album でも tr.1 "Haitian Fight Song" と tr.4 "The Clown" はその底無しの情念模様にひたすら慄かされることに。一方の tr.2 "Blue Cee" と tr.3 "Reincarnation of a Lovebird" はかなり真っ当な modern jazz。伝統と革新の狭間で熱く主張しておる親方の勇姿が拝める一枚でありました。

log modified: 2007/07/11 03:06:11 JST

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