Noisy Days in February, 2002

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2002.02.01 (Fri)

Susumu Yokota / 1999

 苦手なハズだった album だが、聞き直してみるとそれほど毛嫌いする程ではないという……。funk 魂が炸裂する、Susumu Yokota 作品中でもっともネバネバした一作。とはいえ、独特の time 感と小ネタの使い方はやはりこの人の独壇場である。うーむ、流石だな、と。

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 仕事行って飲み行って帰宅して。

log modified: 2006/10/18 01:17:49 JST

2002.02.02 (Sat)

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  • Susumu Yokota / Sound of Sky
  • A Guy Called Gerald / Black Secret Technology
  • George R.R. Martin 『A Storm of Swords』(One: Steel and Snow)
  • Virtua Fighter 4 (PS2)
  • R-Type Delta (PS)
清涼院 流水 『ジョーカー (清)』

 読了。京都の山の中にある豪邸で起こる連続殺人事件。JDC の探偵連中も奇抜な推理で肉薄するが、犯人・芸術家の奇想はそれを遙かに上回る……。さあさあ、下巻が楽しみぃ。

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 今日は洋書探しと VF4 入手という大目的を掲げて、あちこち彷徨ったり。神保町って初めて歩いたような気が。おかげで探していた G.R.R.Martin の本を見つけることができました。さすがは東京だな。でもこれって分冊だから、明日にでも池袋行って下巻を買うのじゃ。
 VF4 は売り切れなんて事態にもならず、秋葉で楽に入手。帰宅後さっそくやってみた。流石に arcade 版には見劣りするけれど、この再現度なら充分です。じっくり Jacky で楽しもうっと。

log modified: 2003/04/26 18:14:29 JST

2002.02.03 (Sun)

The Ocean - Huge Tunes (compiled & mixed by DJ 19 & Yoda)

 小生は未だに Trance は外野席なので(Party に行ったこともないし積極的に CD 買うわけでもないし、だって CD たくさん出過ぎだよまったく(笑))、Trance について語る言葉もあまりないけれど、やっぱり DJ 19 の CD から Trance に入った身としては、The Ocean も抑えておかないといかんのですよ。DJ 19 も Yoda も、あまり Voltage を上げない曲で繋いで繋いで、曲の良さを appeal しながら山を作っていく type なので、この CD (ちなみに二枚組)でも手堅く盛り上げてくれます。冬仕様なのか、群を抜いて爽やかっ! って感じではないけどね。

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  • The Ocean - Huge Tunes (Compiled & Mixed by DJ 19 & Yoda)
  • George R.R. Martin 『A Storm of Swords』(Two: Blood and Gold)
  • Arthur Conan Doyle 『The Hound of the Baskervilles』
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 昼に起床。外は雨(がっくし)。洗濯物をさっさと取り込んで、入れ替えにまた洗濯して外に干す(笑)。降りが弱そうだし内のベランダには入ってこないだろうと甘い予想して。
 「アームズ」「ギャラクシーエンジェル」見て、ちょいと VF4 やってから外出。
 まずは定期券の更新。係のおっさんに「Suica にしとく?」と訊かれたので、思わず Suica にしてしまった。わお。初体験。
 池袋に到着。目標は G.R.R.Martin の例の本の下巻。無かったら無駄足になるところだったが、無事に前と同じところに置いてありました。それから Tower Record に行ったら Ocean の Compilation が。選曲見た限りでは、うーむ……と考え込むものだったのだけれど、アタマ数曲聴いてみたらやっぱり良い感じだし、目当ての "Trance Anthems III" は置いてなかったので、やっぱり購入。帰りの電車では清涼院流水『ジョーカー』の下巻を読みふける。『黒死館』が伏線と思わせて、実は……な展開。おお、やりますなー。
 食料とビール買って帰宅。ビール取り出したら何だか水浸しで、何かと思えば缶の一つに微小な穴が。あうあう、なんてこったい。一つ無駄にしてしまった。
 「009」「アクエリアンエイジ」見て、リュック・ベッソン監督の「ジャンヌ・ダルク」も観る。神の声を代弁する少女ジャンヌの数奇な人生を描く大作でした。中盤までの合戦描画はまるで黒澤映画みたいで妙に生々しかったし。でも終盤の、自分の信じる「神」への疑惑に身悶えするジャンヌが真に迫っていて、最後まで気が抜けない作品に仕上がっている。上の下。
 さぁ、後は風呂入って寝るだけかな。

log modified: 2002/05/05 21:34:57 JST

2002.02.04 (Mon)

The Ocean - Huge Tunes (Compiled & Mixed by DJ 19 & Yoda) disc 2

 Depeche Mode の曲から入ってくる二枚目。長いよな、Depeche Mode も。小生は高校生くらいに聴いてましたが、陽の New Order に対して、暗い印象があったなぁ。いや、相変わらずネクラな感じ(笑)。しかしこれから DJ 19 の tune も入ってくるぞ。

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 仕事行って帰宅して「ラーゼフォン」観た。これの音楽担当の橋本一子さんって、Jazz やってるあの人ですかね。なんか声もやってるっぽいが。あ、曲は jazz と現代音楽と orchestra の混合。ぱっとしないところが意味深でなかなか。
 あとは VF4 やったり。てゆか平日からゲームやってる場合か(笑)。

log modified: 2002/05/05 21:34:57 JST

2002.02.05 (Tue)

Soft / Art Farmer Remixes

 うーむ、一つの曲でもいろいろな変化を見せる、そこが remix 版の美味しいところってもんです。

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 しごとがしごとが。ううう。

log modified: 2002/05/05 21:34:57 JST

2002.02.06 (Wed)

The Ocean - Huge Tunes (compiled & mixed by DJ 19 & Yoda)

 どっちかっつーと、disc 1 の方がお勧め。Trance な tune が多いし、mix の流れもスムーズなので。

清涼院 流水 『ジョーカー (涼)』

 読了。いやはや凝りに凝りまくった言葉遊びの極地です。途中から解決変になるのだが、二転三転、どーにもこーにも止まらぬ状態になってしまった。源氏の伏線まで出てくると「もーええわ」という感じになったり。
 でもまぁ、ミステリの四大奇書が到達した地平を 90 年代的な感覚で乗り越えようとすると、remix という手法が現れてくるのもまた必然なのだよなぁ、ということを意識させる作品には違いない。

log modified: 2003/04/26 18:14:41 JST

2002.02.08 (Fri)

A Guy Called Gerald / Black Secret Technology

 D'n'B を己の血肉として吸収した artist の中でも、Gerald は格別である。いやはや、小生も探し求めて四苦八苦の状態でした。最新作 "Essence" は随分とポップで洗練された趣だったけれど、この "Black Secret Technology" が出たころは D'n'B 花盛りの頃。ゆえにかなり実験的で荒削りな部分が見受けられる。とはいえそこは Gerald、一筋縄ではいかない sound structure の数々を披露してくれる。そこはかとなく清涼な雰囲気を感じるところも、らしいというか何というか。良作。

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 しごとしごと(笑)。

log modified: 2002/05/05 21:34:57 JST

2002.02.09 (Sat)

Sega / Virtua Fighter 4 Sound Tracks

 ゲームやってりゃいくらでも聴くことはできるのだけれど、それでも CD 買ってしまうのはほとんど性というやつで。VF の音は毎回 rock 色が強いものだが、それでも時代の流れってやつは付きまとうもので、techno っぽい曲も多い。そして匿名性の強いところも相変わらず(笑)。まぁ、どつきあいするのに見合った曲というと、こういう方向性に落ち着いちゃうのも解らないではないが。聴いていて意味もなく高揚させられる曲なのは確か。

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  • Sega / Virtua Fighter 4 Sound Tracks
  • Trance Anthems III - Sexy & Brilliant Vocal Tunes, Uplifting and Funky Tracks (compiled & mixed by Hiro Kuretani)
  • Ryoji Ikeda / Matrix
  • Kirk Degiorgio's Offworld / Two Worlds
  • Asterisk / * 1
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 昼過ぎ起床。ばちゃってテレビ観て、渋谷に行って CD 買って、帰宅してテレビ観て本読んで、そろそろ眠くなってきたので寝ようかと考えているところ。

log modified: 2002/05/05 21:34:57 JST

2002.02.10 (Sun)

Trance Anthems III (compiled & mixed by Hiro Kuretani)

 定番の upper な曲ばかり集めてる Trance の compilation は、一時的には盛り上がるし良く聴くのだけれど、そのぶん熱気が引いて冷静に聴き直した時にはベタベタな歌謡ノリに閉口してしまうということも多いので、安いからといって容易に手出しできない怖さがある。だがだがしかし、この "Trance Anthem" シリーズは album の concept が「歌もの華麗もので chart は度外視で『良い曲』第一」と、土台がしっかりしているので安心して聴くことが出来る。その分、激しいヤマを期待するとちょっと外してしまうところもあるのだけれど、それでも quality の高さは保証できる。
 前作に引き続き、compile は Hiro Kuretani が担当。相変わらずの選曲センスと、見事なドラマの創出力にまずは脱帽。懐の深さと色艶の良さにまずはどっぷりと浸ってください。

清涼院 流水 『コズミック (水)』

 読了。上巻の『コズミック』(清)が密室殺人オンパレードの一大パノラマだったとすれば、下巻の『コズミック』(水)はそれに対峙する JDC の面々の活躍を描く展開となる。
 JDC 本部に届けられた一冊の本、「1200年密室伝説」には、1994年初頭から勃発した密室連続殺人とほぼ同じストーリーが事細かく記されていた。その本の作者は、幻影城事件(『ジョーカー』)で密殺された濁暑院溜水だった。濁暑院は、死ぬ前に未来の予言暑を書き起こしたのか? それとも、その本を手にした何者かが、ストーリー通りに事件を起こしているのか? それに引き続き届けられた二冊の本は、それぞれ『密室密記』『密室紀行』と題されており、平安時代と江戸時代にも同様な密室連続殺人事件があったことを示唆していた。遠大な密室殺人計画が、1200年もの昔から構想されていた?
 イギリスで切り裂きジャッキー事件を追っていた九十九十九はしかし、その話を聞いて言う。「切り裂きジャッキー事件と、日本の密室連続殺人事件、さらに平安・江戸の密室殺人も、同一犯の仕業だ」と。神通理気によって真実を掴んだ十九は日本に戻り、真相をマスコミに公表する……。
 いやはや、良くも悪くもミステリの行きすぎた姿を見せつけられた気がするなぁ。麻耶雄嵩の『夏と冬の奏鳴曲』は、過剰な中にもマニアックなミステリへの執着が感じられる作品だったけれど、この『コズミック』に至っては、「そんなのありか」的な、ミステリの枠に囚われていると足をすくわれるようなオチとなっている。しかしそこにもまた、ミステリを知り尽くした者故の冒険心があるのだろうな。
 さてさて、こんな作品をものにしてしまった清涼院流水、次に行き着く先は何かな? いろいろな意味で先の楽しみな作家さんである。

log modified: 2003/04/26 18:14:55 JST

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