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先日の酒乱行水で携帯電話がぶっ壊れたので、ついでに機種変更。au の T003 になりました。
案の定データの救済はできず、故に新携帯の中身はスカスカです。電話番号とメアドは従来通りですが。アドレス帳持ってこれなかったのは痛い。手打ちで何とかするしかないのぅ。
今日の酒、La Cote d'Heux 2006。France は Gascogne 産の白 wine であります。かなり辛口ですが濃厚な味で美味しい一品でした。
Soundgarden が再結成だと……? 嬉しいような悲しいような。
Berlin の techno な人、 Redshape の 2009 年作。Delsin から。
暗い怖いキモいの暗黒 techno であります。この人も重度の Drexciya 病と見受けられますな。全体的に minimal な仕立てで dramatic な展開やきらびやかな synth とは無縁。そこはかとなく acid 臭漂うハッタリ系 effect も随所に組み込んで、あいやーこれは何時の時代の音やねんと言いたくなるのも解らんではない。しかし地味渋とはいえ、緩やかに音を重ねていったり曲調展開させたりと、じっくり聴くとかなり緻密に作りこんでいる様が窺えます。地味渋 techno 界復興のために今後も頑張って頂きたいと思うのであります。
UK の prog rock band、King Crimson の 1972 年作品。live 録音盤。
劣悪な録音で名高い album ですが、いやそんなに悪くないと思うんですけどねぇ。prog rock で整合美や様式美を求めるのは Yes や ELP 辺りにまかせておけばよろしいのであって、元々が chaos な出自の KC であれば noise 成分ぶりばりであっても minus 評価には繋がらない。初期の代表曲 tr.1 "21st Century Schizoid Man" は楽曲構成は奇抜ですが様式美なところもあるので、この曲が KC 初期代表曲になってしまったのは逆にその後の KC の足枷になってしまったとも見て取れる。その筋で考えると、この album での無闇に熱い演奏は KC 自身の原曲破壊願望が如実に現れておるような気がしますな。
この時期の KC は Robert Fripp と他の members との音楽性の違いが顕著になっていた時期らしく、tr.2 "Peooria" や tr.4 "Earthbound" での露骨な soul 〜 funk 志向もまたその内部不一致の奔出なのかも知れない。にしても、Fripp が前に出ると暗黒 impro 絵巻に突入して世界がぐにょぐにょ歪み始めます。tr.5 "Groon" はその最たるもので、頭から Mel Collins が気持ち良く jazz 発現しておる間は Fripp 翁も大人しくしているものの、Mel が息切れしたと見るや万華鏡 guitar 炸裂で free jazz だか shoegazer だかの世界に飛んでいきます。うむうむ、何やかやでマンネリはいかーんと気を吐く Fripp 翁はやっぱ凄え。
原口浩監督、京田知己総監督作品、2009 年。
謎の生命体イマージュと人類が戦っている世界。少年レントンは研究所の中で少女エウレカと共に暮らしていたが、エウレカは政府の手により連れ去れれる。数年後、軍に入隊したレントンは、戦闘母艦・月光号に乗って戦場に赴き、軍の最重要機密の奪取に成功するが、その機密とは幼い頃別れたエウレカだった。その後、月光号は軍の命令を無視し独立行動を取る。月光号の館長ホランドは、エウレカを使ってある計画を遂行しようとしていた……。
TV 版の登場人物を使っての Parallel universe な世界での物語になっております。サブカル色や techno 色は薄くなっていて、せいぜいレントンの故郷がワルサワってくらいでしょうか。
まぁ趣向は面白いんですが、お話としては微妙ですねぇ。レントンとエウレカのやりとりは相変わらずこっぱずかしくて見てられんなぁ。