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Greg Olliver、Wes Orshoski 監督作品、2010 年。邦題「極悪レミー」。
Motorhead の frontman、Lemmy Kilmister を追った documentary movie。Lemmy の私生活や部屋の様子、行きつけの bar とか slot machine に興じる様とか、息子を交えての interview とか、session とか live とか、Lemmy を知る musician の証言とか live 音響 staff の interview とか、軍事 mania な一面とか戦車に乗ってヒャッホーな絵とか。
とかく mypace なおっさんなわけですが、bass 音へのこだわりは半端なく、bass のくせにぽろんぽろんな tuning にはしないで guitar ばりのぎゅいんぎゅいんな tuning にしているところが Motorhead ですな。Punk にも Metal にも染まらずしかし暗黒街道まっしぐらなその迷いのなさは Motorhead にしか達し得ぬ境地、Metallica の面々もこのおっさんには頭が上がらぬ様子。slash metal な面々も、rockabilly な面々も、new age な面々も grunge な面々も Lemmy はスゲーなお話で盛り上がっております。かくいう小生が Motorhead の毒気に当てられたのは高校生時代でありますが、あれからウン十年経過した今でも相変わらず生ける伝説になっておることにただただ敬服であります。
明比正行監督作品、1982 年。
1999 年。天体観測者の雨森教授は、1000 年周期で地球に接近している惑星ラーメタルが、今回は地球に衝突する軌道に乗っていることを知る。教授の助手で学校の先生でもある弥生は、実はラーメタル人で、1000 年間地球を監視する役目を負っていた。ラーメタル星の接近を知った弥生は、ひそかに準備していた箱舟に人類を乗せて地球脱出を試みるが、ラーメタル星では、人類を追い出して自ら地球に移住する計画が進行していた……。
松本零士原作の劇場版あにめ映画であります。例によって壮大なお話のはずなのに女王の内輪めんばだけで進んでいく風のこぢんまりとした展開になっております。ラーメタルの軍勢に対して歴史博物館の骨董品で戦ったり、歴代女王が戦艦になって戦いに挑む下りは思わず笑いが……。地球人は戦闘民族だからラーメタル人とは共存出来ない、と言ってるラーメタル人も上から目線で地球強奪しようとしてるんだから説得力ないわ。いろいろと残念な映画でした。
音楽は喜多郎が担当。Vangelis 風の白玉ぽよよーんな synth がぽんぽん飛び出します。この人の音は解り易いんですがあにめ向きではないですねぇ。