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Louis Leterrier 監督作品、2005 年。
危険物の運び屋 Frank Martin (Jason Statham) は、危ない稼業から足を洗おうと Miami に移住し、そこで連邦麻薬対策委員長 Jefferson Billings (Matthew Modine) の一人息子 Jack (Hunter Clary) の送迎担当運転手として雇われる。堅実な振りから Jefferson の妻 Audrey (Amber Valletta) からの信頼も厚い Frank だったが、ある日 Jack が何者かに拉致されてしまう。運び屋としての pride を傷つけられた Frank は、警察とは別に Jack を取り戻すべく行動を開始するが、敵の狙いは Jefferson だった……。
一作目の続編ですが、stylish ハゲ action ということで前作と同じ路線を踏襲。舞台は Miami ですが car action にしろ登場人物にしろバカさ満開なのでどうにもメリケン映画に見えん……。この軽さを受け入れられるなら面白く見られるでしょうが、小生にはちと軽すぎですな。
techno 界の重鎮 Carl Craig と Moritz Von Oswald による、classical music の再編集盤。2008 年 release。Deutsche Grammophon から。
こりゃ凄い album ですねぇ。原曲の melody は殆ど捨てて音ネタの収集と拡張に精力注ぎ込んだ風の世界になっております。Karajan の指揮した音源が元になってますが、雲上の閣下に聞かせるとどんな顔されることやら。いかにも techno 屋らしい album ではあります。
Reich の minimal や Moritz の stoic な track に抵抗ない人なら楽しめることでしょうが、普通の人には勧められん音であります。
detroit techno な人たちであるところの Octave One、2008 年発表の album。PCD-93180。
前作 "The Theory of Everything" は様々な曲調の中にも detroit 都会派なキラキラ感がたまらん傑作でしたが、今回はほぼ四つ打ち主体でまとめてますな。この人たちらしい独特の urban な雰囲気は健在ですが、四つ打ちなら別名義の RNG でやっとるのだから、Octave One 名義で直球出さんでも……と思わなくもなかったり。とはいえ、detroit follower な人たちのインフレな音に対抗できそうな originator というとこの人たちくらいしかいないのも確かなわけで、その意味では期待を裏切らぬ作品と言えるでしょう。この調子で constant に作品出していってほしいものであります。