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めりけんの hard rock band、Black Stone Cherry の 4th album。2014 年発表。
まぁ 4 作目までお付き合いしている身としては彼らの軸足は解ってるわけで、またべた南部型めりけん modern heavy rock で歌い上げ型なんでしょーと思いつつ聴いてみたらばそのまんまで潔さまっくすであります。信頼を裏切らない、それもまた王道めりけんはーどの安心感。とはいえこの人らの南部性は黒鴉らの泥濘でのたうつ系ではなくてどこかあっけからんとした能天気な color に彩られており、さびで歌い上げるその style もまた青さを感じさせるところが何とも若い。でも結成してもう 10 年以上経ってるんですよねこの band。南部版 Goo Goo Dolls 的な position を狙っておるのでしょうか。
今回は一曲の中にも転調や rhythm の変化を取り入れたりする、prog rock 被れの頃の Black Sabbath 的な展開の曲調が多かったりもしますが、歌い上げ一辺倒な盛り上げ方から一歩踏み出した感があります。その割には scale 感は従来通りだったりもしますが細かいことはいいんです、詰まるところ今までの BSC を受けいられる人には安牌な album、新規さんもいらっしゃいな仕立てであるということです。まぁ、このままいっちゃうと Rolling Stones みたいな化石になっちゃうんじゃないかという不安はありますが、現状南部 rock の modern rock への波及力は低下の一途を辿っておるので、彼らのような band が踏ん張ってくれないと困る、ということで応援したいとは思っているのです。