Noisy Days in May, 2010

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2010.05.02 (Sun)

[movie] Body of Lies

 Ridley Scott 監督作品、2008 年。邦題「ワールド・オブ・ライズ」。
 世界各地で無差別爆弾 terro が発生。めりけんに怒りを募らせる Iraq の terrorist がその実行犯とのことで、CIA 局員の Roger Ferris (Leonardo DiCaprio) とその上司の Ed Hoffman (Russell Crowe) は terrorist の leader を挙げるべく情報収集していた。だが現地で危ない橋を渡りつつ義理人情も厚い Ferris と、めりけん本国で衛星 camera 覗きつつ尊大な指令を下す Hoffman とはあまりそりが合わない。やがて Ferris は手掛かりを元に Jordan へ飛び、Jordan 総合情報部の局長 Hani (Mark Strong) と接触する。Hani の義理堅い性格に Ferris は好感を抱くが、Hoffman は Ferris の預かり知らぬところでちょっかいを出し、Hani の不興を買う。やむなくめりけんに戻った Ferris だが、Jordan に CIA の足掛かりを築くため、架空の terro 組織をでっち上げることで Hani に一枚噛ませようとする……。

 "Black Hawk Down" 以降の Ridley Scott 作品て、story には拘らず、状況の real な描写にのみ腐心しておるような気がしますねぇ。まぁ Spielberg もそうなんですが。00 年代以降で story teller として名が残りそうな監督さんって誰がいるかねぇ。PTA くらいか? まぁ、小生もそれほど映画観ておるわけでもないんですが。
 まぁ例によって尊大なめりけん vs ろーてくな中東 terrorist の情報戦が繰り広げられるわけですが、この映画に関して言えば Hoffman の扱いがかなり酷くて、Ferris が中東現地で切羽詰って電話口で怒鳴っておるのを、めりけん本国で家族 service 中の Hoffman が軽くあしらって、Ferris が逆ギレする……という描写が繰り返し入ります。踊る大なんとかみたいな乗りですが、これは笑う場面なのかねぇ。Hoffman と Hani の板挟みで四苦八苦する Ferris も悲惨ですが。信用もまた商売道具、如何に効果的に騙して実利を取るか、という Machiavellist 達のお話でありました。それにしても Ferris 君、離婚調停の後で現地の Iran 女性と love x 2 になるのは情報局員としてどうかと思うぞ。そういうのは 007 にでもやってもらいなさい。
 同じ中東情報戦映画としては "Syriana" より面白く観られたのは確かであります。

log modified: 2010/05/03 23:47:25 JST

2010.05.03 (Mon)

Yoshihide Otomo / Cathode

 引越してから二週間程経過しておりますが、物置部屋に段箱が多すぎて開く気が起きない。という感じで CD もどこに何があるやら状態であります。そろそろ digital 移行していきたいところではありますが、CD は CD で捨て難い魅力がありますからなぁ。
 ということでとりあえず手近な箱から取り出した一枚。大友良英の 1999 年作。1999 年発表の TZADIK 盤、TZ 7051。
 即興にもいろいろありますが、楽曲としての frame であるとか共演者との反応であるとか、とかく音を一つの形に留めようとする西洋音楽的な約束事からひたすら遠ざかろうとしたところに浮かび上がる風景を描いた作品のようであります。50 年代の前衛映画音楽の趣。まぁ今でも現代音楽というやつはこんな音なのかも知れませんが。野放図な free impro でもなく、個々の部分は秩序だっているように聞こえますが、総体として見ると随分と歪な姿を呈してしまう、そういう類の音であります。制約の中の自由。俳句か。この project での大友良英の stance てのはダンドリストみたいなもんですな。
 tr.1 "Modulation #2" では今堀恒雄が acoustic guitar 弾いてますが、Sachiko M の sine wave と石川高の笙が通奏低音よろしく場を支配する音響となっております。tr.2 "Cathode #1"、tr.3 "Cathode #2" は overdub や sampling による編集音楽ですがやはり sine wave がきゅいんきゅいんと鳴り渡り、上物が点描のように乗っかる風情。tr.4 "Modulation #01" は Sachiko M と石川高の二重奏。白玉勢による ambience。
 これを「音楽の体を成してない」と言うのは簡単ですが、これもまた composition の一つの在り方、音楽の自由さを突き詰めた結果の一つと考えることも可能ではないかと思います。まぁ、小生は嫌いではないのですよこういう音。武満徹はあまり聴かないけど。

diary

 今日も仕事。今週はずっと仕事。

log modified: 2010/05/04 02:33:23 JST

2010.05.04 (Tue)

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  • Christian Prommer / Drumlesson Zwei
  • Kunihiko Ryo / Letter Bee Original Sound Track Nocturne - a destiny -
log modified: 2010/05/05 02:11:11 JST

2010.05.06 (Thu)

John Tejada / Daydreams in Cold Weather

 solo 名義では今や click house 野郎となってしまった John Tejada の 2002 年作。発売当時は熊ジャケに恐れをなして買えず仕舞いでしたが、密林の stock を発見してポチとなさせて頂いた一枚。
 I'm not a gun と solo 作との切り分けは、今では結構明快なわけですが、2002 年当時はまだそれほどきっちり差別化されていなかったようで、この album でも I'm not a gun 的な minimal 音響がちらほらと聞き取れます。この人ならではの melancholic な melody が全編で鳴り響く listening techno な一枚。この頃の John Tejada は本当に良い仕事してますなぁ。するめいかな作品でありました。

log modified: 2011/04/19 10:01:51 JST

2010.05.09 (Sun)

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  • Faust / The Faust Tapes
  • Faust / IV
  • 神林 長平 『敵は海賊・短篇版』
  • 夢枕 獏 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ三』
  • 夢枕 獏 『沙門空海唐の国にて鬼と宴す 巻ノ四』
  • 森 博嗣 『λに歯がない』
  • 西尾 維新 『クビシメロマンチスト 人間失格・零崎人識』
  • 伊藤 計劃 『虐殺器官』
[game] 箱版ケツイ、AC mode、Type-B で初 1 周 all

 score は 111,789,639。2 周目には行けず。Type-A より先に B で越えるとは思いませなんだ。
 AC 版の pattern は覚えているものの、箱版は事故死が多いのでなかなか満足な play ができないのが現状。やはり勝手が違うのぅ。

log modified: 2010/05/10 03:23:59 JST

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