Noisy Days in May, 2004

- first 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2004/05 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2004.05.01 (Sat)

diary

 引越準備継続中。段ボールの山が着実に増えてます。
 不用な CD-ROM を処分。Linux Magazine の付録 CD-ROM、昔はよく使ってましたが、ADSL 環境になってからはあまり利用価値が無くなってしまった。まぁ、Knoppix 入れてくれるのは助かりますが。

 夕方に友人と飲み。餞別に Zippo の lighter 貰いました。有り難く使わせていただきまする。
 お返しというわけではないが、片付け中に出てきた各種非売品なブツを提供。煮るなり焼くなりご自由にご利用ください。

[movie] Love Letter

 岩井俊二監督作品、1995 年。
 元恋人の藤井樹の三回忌に出席した渡辺博子 (中山美穂) は、彼の母親に誘われて彼の中学時代の卒業 album を見る。そこには藤井の昔の住所が記載されていた。今は国道になっているというその小樽の住所に宛てて、博子は藤井宛ての手紙を出す。それは届くはずのない手紙だったが、返事が返ってきた。差出人は藤井樹。驚いた博子は付き合いのある秋葉茂 (豊川悦司) に相談する。一方、小樽で私立図書館の司書をしている藤井樹 (中山美穂) もまた、見も知らぬ人物からの手紙に戸惑っていた。手紙のやりとりをしているうち、博子の元恋人は、樹の中学時代の同級生であったことが判明する。樹にとっては、同姓同名の異性ということで、あまり思い出したくない過去だったのだが、かつての恋人が忘れられない博子は、樹に昔の思い出を語ってくれるよう依頼する……。

 うわ、少女漫画ですか(爆)。しかし巧妙です。傑作。
 届くはずのない手紙が届くことも、同姓同名同学年同学級の異性がいることも、博子と樹を中山美穂が二役で演じていることも、全て fantasy な仕掛けと言ってしまえばそれまでではある。しかし、この嘘のような仕掛けから嘘のような魔法が生まれることもある。
 love letter を出すのは難しい。届くと気恥ずかしいし、届かないと想いを伝えられないし。中学時代の藤井は、そのもどかしい思いを図書 card に刻んでいったが、想いは伝わることなく、失われた時の中に埋もれてしまった。大学以降の藤井は、かつての想い人と似た面影の女性を愛するが、自身は事故で命を失い、一人残された博子は満たされない想いをずっと抱えたまま藤井の三回忌を迎え、天国の藤井宛に手紙を出す……。届かない想いを伝える手紙。博子が出した手紙は樹に過去を振り返らせる。樹は登場したときから咳をしてますが、樹の父親もまた風邪を拗らせて亡くなっている。やがて樹も高熱を出し、生死の狭間を彷徨う。その頃、博子は小樽を訪れ、藤井の亡くなった山に向かって思いの丈をぶちまけるが、その声が樹を生の方向へ引き寄せる。
 すれ違いや near miss を繰り返しながら、博子と樹の人生は相互に影響を与え合っていく。その手並みの柔らかさが見事。脇役陣も印象的で、関西弁で博子への愛を臆面もなく披露する秋葉や、樹の母親や祖父も個性的。映像も綺麗だし、回想場面では懐かしさも。こういう作品が出てくるなら、邦画も捨てたもんじゃないと思えますなぁ。

log modified: 2004/05/04 04:30:26 JST

2004.05.02 (Sun)

get
[comp] PC case 入れ替え

 電源外出し状態の PC 一号機 (Endervour) 救済作戦に着手。秋葉原で YCC79B10C を購入。Alumi case は軽いのぅ。以前 Feeling White を持って帰ったときは疲労困憊したもんですが、今回は片手で持って帰っても疲れないくらい。まぁ、電源無しだから軽いのかも知れないが。

 帰宅後、Endervour からの入れ替え作業を実施。1 時間を目標に進めましたが、終わってみれば 3 時間くらい使ってしまった。mother board の底上げ工作するのを忘れていたのと、front の LED 点灯対応で時間を食ってしまった様子。+ と - を間違えて差してたみたい。見た目で解らないんだよな、ああいうのって……。
 それ以外は順調に進行。入れ替え後の初回起動も問題なく、OS は Endervour 環境時と遜色ない状態で立ち上がりました。LED も点くようになったし。上出来。
 ただ、Endeavour 環境に比べると音が気になりますな。case に備え付けてあった冷却 fan が主な騒音源と思われます。そのうち付け替えよう。
 そういや冷却 fan に ball bearing てのと sleeve bearing てのがあったんですが、店頭で見た限りではその違いが解りませんでした。sleeve bearing の方が安かったけれど、音は静かそうだったし。で、調べてみると sleeve bearing の方が信頼性が低いけれど静音、ということらしい(*1)

 で、PC case も入れ替えてしまったので、旧 Endervour の素材は全て無くなってしまいましたとさ。元々 Pentium III (500MHz) が入っていたものをひたすら延命させてたんですが、その手の苦労から漸く解放されます。いやはや、お疲れさま。

[movie] Le Mari de la coiffeuse

 Patrice Leconte 監督作品、1990 年。邦題「髪結いの亭主」。
 子供の頃から床屋が好きだった Antoine (Jean Rochefort) は、中年になってからその夢を成就し、美しい床屋の女主人 Mathilde (Anna Galiena) と結婚する。幸せな日々が 10 年続き、二人は相変わらず愛し合っていたが、ある日ぷっつりと蜜月は去る……。

 楽しさを表出する踊りもあれば、悲しみの漂う踊りもある。同じ踊りでも、Antoine の置かれた状況に応じて、その踊りは様々な感情を現している。こうした語らざる語りこそ、この映画の語り口。
 視線や仕草の端々から官能的な匂いが立ち上り、妄想は現実になっても妄想のままで、Antoine は大人になっても子供のままである。最後に踊りを披露して、妻の帰りを静かに待つ Antoine の悲哀。sepia 色の情景に包まれたまま、Antoine も黄昏の中で朽ちていくだろう。美しい思い出を胸に留めたまま、ひっそりと消えていくだろう。
 楽しくもあり哀しくもある、ぬるま湯に浸りっぱなしの私小説風恋愛映画。お子様諸氏、大人になってから観てください。

*1: 参考で高速電脳の「技術情報 FAN モーター」、プロサイドの「技術トピックス」
log modified: 2004/05/19 21:13:43 JST

2004.05.03 (Mon)

get
  • Ayro / Electroniclovefunk
  • Miles Davis / Birth of The Cool
  • Takkyu Ishino / Title#2 + #3
  • SNFU / Fyulaba
  • Tad / 8-Way Santa
  • Massive Attack / Protection
  • Tom Petty and The Heartbreakers / Southern Accents
diary

 引越準備継続中。埃にやられて結構辛い。

[movie] たそがれ清兵衛

 山田洋次監督作品、2002 年。
 幕末。妻を病で亡くした平侍の井口清兵衛 (真田広之) は、娘 2 人と母親を養いながら慎ましく暮らしていた。平凡な日々を送る清兵衛の元に、ある日、幼馴染みの朋江 (宮沢りえ) がやってくる。朋江は酒癖の悪い亭主と離縁したという。朋江を家に送った清兵衛は、そこで元亭主の甲田豊太郎 (大杉漣) に言い掛かりを付けられ、彼と果たし合いで決着を付ける約束をしてしまう。その果たし合いで、遣い手と言われていた豊太郎を清兵衛は木刀で打ち倒す。その噂はたちまち城中を駆け回るが、腕の立つ侍と認知されてしまった清兵衛は、意に添わぬ命令を上から押しつけられることになる……。

 寅さんは 1 本も観ていない小生であります、えへん。
 ええと、たそがれ清兵衛。地味です清貧です良くできたパァパです。幼馴染みとの恋という素材もオヤジ心を擽ります。でも、引っ掛かってこない。いい人過ぎるんですね、清兵衛。小生には退屈な映画でした。

log modified: 2004/05/19 22:07:48 JST

2004.05.04 (Tue)

diary

 引越準備継続中。CD だの tape だのはほぼ片付いたので、他の小物を処理中。全体進捗は 75% てとこか。
 風呂入りたいなぁ……。

[movie] Aliens

 James Cameron 監督作品、1986 年。邦題「エイリアン 2」。
 Nostromo 号の唯一の生き残りである Ripley (Sigourney Weaver) は、無事救出されたものの、人類は Alien の生息地と思しき惑星に入植していると聞き吃驚仰天する。その惑星との交信が途絶えたというので、Ripley はその調査団の一員に加わる。いざその惑星に辿り着き、colony を調査するが蛻の殻。しかし強酸で融けた床面を見て、Ripley は悪魔がここを襲ったと確信する。住民の唯一の生き残りである少女 Newt (Carrie Henn) を救出した一行はさらに調査を進めるが、その colony が alien の巣であることに気付いた頃には、alien の群れが彼らを急襲していた。一旦身を引いた一行は母船に戻るべく輸送船を呼ぶが、輸送船もまた alien に襲われて墜落爆発炎上。そして colony は数時間後には核爆発で吹っ飛ぶらしい。Ripley たちは生き残るため策を練り、Alien との戦いを延々と続けていく……。

 拡大解釈も度が過ぎれば芸術です。前作の延長線上にありながら、scale でかくしすぎて傑作になっちまった作品ですな。
 前作は 1 対多、でも人間側はトーシロばかりでアチョーとか言ってる間にころころ死んでく恐怖があったんですが、今回は多対多、で人間側も海兵隊で戦のプロなのでちったあ骨のあるところを見せてくれるかと思いきや、やっぱりアチョーとか言いながらさくさく死んでいきます。強そうなのは見かけだけかよオイ。まぁ前半の阿鼻叫喚は alien manner に則った作りなので放っといてもいいです。
 印象に残るのはやはり後半の展開。Newt が隊からはぐれてからの Ripley の豹変振り。座った目で着々と武装を固める Ripley の姿は、娘を救うためなら修羅と化すのも躊躇わぬ母の姿そのものである。Alien series は命を守る者たちの物語でもあるわけで、1 作目では猫が、この 2 作目では Newt が Ripley の burst 着火の起点になっている。そして、守るためなら genocide も辞さないという極端な志向性が迷いなく打ち出されている。まぁ、だからこそ entertainment として満足できる作品に仕上がっているわけですが、この路線のアブない側面に David Fincher は自覚的だったと思いますな。って、そりゃ次作の話か。
 それにしても Bishop (Lance Henriksen) はええですなぁ。この映画初めて見たとき一番恐怖したのは、Bishop が白い血吐きながら上下にぶっちぎられる場面だったりしたんですが、今見直してもやっぱ凄いわ。でもって死なずにあふあふしながら Newt 助けたりもするんだから android もなかなかやるね、って感じです。
 久々に見直しても面白かった一作。何も考えずに楽しめるってのが良いのです。

log modified: 2004/05/19 23:27:07 JST

2004.05.05 (Wed)

Gov't Mule / The Deep End vol.1 & vol.2, Hidden Treasures

 引越準備しながらだらだら聞いてます。2002 年 release の CD 三枚組。うち、CD1 "The Deep End vol.1" と CD2 "The Deep End vol.2" は単品で発表されたものと多分同内容、CD3 "Hidden Treasures" は未発表 live 盤?
 original member の Allen Woody (b) が亡くなってしまったため、様々な guest を招いて作り上げられたのがこの "The Deep End" なわけですが、どんな guest が入っても Gov't Mule は Gov't Mule、southern rock 街道驀進です。何も考えず安心して聴けます。初期の激粘り腰な音こそ退行してますが、音当たりが mild になった分聴き易くなっていて、これはこれで垂れ流し音楽としては良好。おっしゃ頑張んなきゃ、って気分にさせられます。
 あ、CD3 の last track って DJ Logic mix なんだ……。真面目すぎないところが結構良い感じ。

diary

 今日も今日で引越準備。段ボールは 40 箱越えそう……。
 大学卒業後の引越としては今回ので 4 回目になりますが、今回のが一番大変ですな。連休中、ずっと片付けばかりしてたし。物多すぎじゃよ。
 そろそろ PC も片付けます。で、引越先の ADSL はまだ繋がらないと思いますので、当分 offline になりまする。関係各位ご了承ください。って誰に向かって言ってるんだか……。

京極 夏彦 『塗仏の宴 宴の支度』
「そう――なのですか」
「そうですよ。織作茜さん」
 男は茜の名を呼んだ。
「何故――私の名を」
「雑誌で御尊顔を拝見しました」
 顋の張った厳つくも精悍な顔。直線的な眉。そして人を脅すような鋭い眼光。
 ――何者だ。
「伊豆は口碑伝承が実に多い。史跡も沢山ありますしねえ。古代、中世、近世、近代と、何処を取っても面白い。私はね織作さん」
「は――はい」
 ――いけない。
 この男は人を呑む。
 茜は心中で身構えた。
 男は目尻に皺を刻んで笑った。(page 941)

 講談社文庫版で読了。
 今回は今までと趣が異なりますな。ぬっぺっぽう、うわん、ひょうすべ、わいら、しょうけら、おとろし、と言った、歴史の中に埋没してしまった妖怪をダシにして、様々な組織が暗躍する様を描いてます。自己啓発と称して洗脳を施す疑いのある団体、みちの教え修身会。健康への飽くなき欲求を刺激して金品を搾取する薬局、条山房。指一本触れずに人を張り飛ばす術を用いる、韓流気道会。風水を用いて大企業を操る経営 consultant、太斗風水塾。不老長寿の秘技を日本に伝えたとされる徐福を研究対象とした、徐福研究会。怪しげな楽器を鳴らしながら気道を通して練り歩く、成仙道。彼らの思惑は様々だが、どうやら以前に戸人村が存在したとされる土地が彼らの行動の鍵になっているようだ。そしてそこは、かつて村人の大量虐殺が行われ、それが何者かに揉み消された可能性があるらしい。しかしそれを照明する証拠は見つからず、土地の人間もそっくり入れ替わっているにも関わらず、その土地の老人たちは昔からその場所に住んでいると言う……。
 で、さらに百発百中の予言者である華仙姑処女だの、警察に協力して次々と巧妙を立てる天才少年の藍童子だの、華仙姑を裏で操る尾国誠一だの、郷土研究家と自称しているが裏のありそうな堂島静軒だのが出てきて、話はさらに混迷の度合いを深めていきます。展開は冒険活劇風ではありますが、個々の episode は mystery として充分な面白さがありますので、一気に読めます。で、大枠の話も吸引力を強めながらどんどん進んでいく。そうなんだよな、これって続くんだよな。
 そんなこんなで、京極堂は今回は坐して動かず。多々良先生との問答も面白かったです。

log modified: 2004/05/16 05:26:05 JST

2004.05.06 (Thu)

diary

 先日は結局 28 時過ぎまで荷片付け。それから寝て、8 時に起床。

 8 時 30 分に引越業者到着、荷物搬出。1 時間半で作業完了。荷物は計 72 点。
 11 時頃にガス屋到着、手続きはあっさり完了。検知器は何故か貰えた。こんなの貰っても、ねぇ……。
 12 時に部屋の管理会社の代理人が到着、立ち会い。壁紙は全て張り替えですが、他は特に損傷無し。見積もりを出して貰って終了。鍵を返却し、ゴミを片付けて住処を去る。
 13 時に駅到着、みどりの窓口で Suica を解約しようとしたら強硬に反対された。曰く、charge が残ってるのに解約なんて勿体ない、急いで解約しなくてもあと 10 年くらいは使える、また東京に来ることもあるだろうからその時に使えばいい、云々。至極尤もだと思ったのでまだ持っておくことにする。で、新幹線に乗って大阪へ。

 大阪で遅い昼食を採り、部屋の仲介業者の所に行って部屋鍵を受領。大阪の地域地図を買って、電車で入居予定の部屋に行ってみる。駅から歩いて 10 分てとこか。
 到着して中に入ろうとすると、いきなり autolock の鍵が使えない。むぅ。裏技使って中に入る(爆)。
 部屋のところに行ってみると、部屋の前に室内装飾屋の兄さんが突っ立っている。話を聞いてみると、鍵が閉まってるので中に入れない、不動産屋が鍵持ってくる言ってるのでそれ待ち状態、とのこと。幸い小生の鍵で開けられたので問題解決。って、これで解決と言っていいのかどうか……。

 入居は明日からなので、今日は別に宿を探す。開けたところだから宿も直ぐ見つかるかと思っていたが意外に見つからない。新大阪近辺に多いってだけなのか。飲み屋通りの裏に旅館を見つけたので、そこで一泊。22 時過ぎに就寝。

log modified: 2004/08/05 00:02:23 JST

2004.05.07 (Fri)

diary

 7:45 起床。先日は 22 時くらいには床についたのに、寝過ごした。荷物を纏めて 8 時に宿を出る。
 途中で食料を補給し、転居先には 9 時前には到着。本を読んで待つ。
 9:30 頃、引越業者から携帯に着信。下で呼び出ししたがここまで繋がらないとのこと。むぅ、どういうことだ? 荷運びの準備は進めておくとのことで、了解。
 9:40 頃、仲介業者の方来訪。autolock の鍵が使えないとのことで、立ち会いの元で実施。やはり使えない。業者の方、管理会社に連絡を取って、新しい鍵が今日の昼までには到着するとの連絡を貰う。それまではまた裏技で autolock 解除。で、引越業者の手引き。
 荷物搬入。1 点 1 点荷物を確認しながらの搬入で、何気に小生も忙しい。1 時間ほどで全ての作業が完了。段ボールの山が後に残されました。

 まずは AV 機器の setting。配置考えながらやっていたら時間が掛かるのぅ。昼過ぎには TV も見られるし CD も聴けるような状況にはなりました。あ、BS 取ってないのか。そこまでは確認するの忘れてた。まぁいいや。

 CD の山と文庫本の山はそれぞれ別に分けて配置。幾分はすっきりしたか。

 昼過ぎに電気屋到着。洗濯機の取り付けを行って貰いました。特に問題なし。
 その後、ガス屋到着。こちらも問題なし。

 外出。区役所へ行き転入手続き。意外と近いんだよな、区役所。手続きはあっさり終了。何も貰わなかったので拍子抜け。区民ガイドとか無いんですか。ゴミとか勝手に捨てちゃいますよ。
 住民票だけ貰って去る。

 続けて警察署へ行き、運転免許証の住所変更手続き。写真が必要と聞いて焦る。と、そういや某試験を受けるときに写真撮ったんだわさ、鞄の中に入ってるわ、と思いだす。助かった。これも恙なく手続き完了。

 帰宅して片付け続行。TV 録画もばっちり。PC はまだ出してないがとりあえず寝る場所を確保して就寝。

log modified: 2004/05/10 02:02:52 JST

2004.05.08 (Sat)

diary

 引越後 2 日目。相変わらず片付け中。
 PC の setting に着手。電源 tap は 7 つ接続できるものを新規購入。少しは余裕が持てるような配線にした。
 で、2 台の PC も無事接続完了。起動も OK。とはいえ、ADSL が繋がらないので当分 main 環境のみで充分だったりします。

 外出して、物干し竿と curtain を新規購入。南向きの窓は 3 枚入ってるので、1 枚分足りなかったのである。今まで使っていた lace の cuatain も、長年の喫煙生活で黄ばんでるし。今は新しいものに差し替えて、部屋の中も心持ち reflesh。まぁ、気分だけですが。

 寝る前に網戸を閉めようとしたら網戸が外れた(爆)。填め直すのは翌日に持ち越そう……。

[movie] Crusher Joe

 安彦良和監督作品、1983 年。
 何やら良く解らんが Crusher て危険仕事代行業みたいなものなのか。で、若き Crusher の Joe が、元お姫様の Alfin、巨漢玄人 Talos、小僧 Ricky といった仲間と共に休暇を楽しもうとしていたところ、飛び込みで仕事の依頼が来る。大企業の跡取りで、病気の為に冷凍睡眠されている Elena という女性を、ある星へと移送するというのがその内容。Joe は依頼を承諾し、愛機 minerva 号に Elena と依頼人を乗せて旅に出る。しかし旅の途中、warp に入ったところで計器が異常を示し、気付いたときには目的地から遠く離れたところに飛ばされており、しかも Elena と依頼人の Valenstinos は消え去っていた。通りかかった連合宇宙軍に掴まった Joe らは色々と怪しまれるが、Joe の父親で Crusher 評議会の長でもある Crusher Dan の尽力で解放される。しかし腹の虫が治まらぬ Joe らは酒場で乱闘。そこに宇宙軍情報部の Bard という男がやってきて、Valenstinos が海賊の一味で、新興惑星に逃げ込んでいるという情報を Joe らに吹き込む。謹慎処分を受けているにも関わらず Joe らは新興惑星に乗り込んでいく……。

 悪くはないですがばたばたしてて今ひとつですな。作り込みすぎて本筋が見えなくなってしまった、みたいな。高千穂作品というとどれもそういう印象だったりするんですが、映像化されてもその辺は変わらず、か。
 よく動く絵は、当時としては頑張ってる方じゃないですかね。他に言うことはなし。

log modified: 2004/05/20 01:07:11 JST

2004.05.09 (Sun)

diary

 引越後 3 日目。流石に腰が痛くなってきた。
 まずは網戸修理。上部の留め金を緩めて、網戸を填め直してから留め金を調整。何とか元に戻った。

 CD の山を再整理。どの皿も直ぐ手に届くところに置きたいと思ってますが、既に整理してしまったものをまた取り出すのも面倒。なので、現状ではまだ箱詰め状態のまま平積みにしてます。まぁ、上から除けばどういう類の CD が入っているかどうかは確認できますので、当分はこの環境で凌ごうかと。

 連休は引越の片付けばかりしてましたが、本読んで逃避しまくっていたのも作業が長引いた一因ではあります。まぁ、連休なんだから長い話でもいいじゃないの。

京極 夏彦 『塗仏の宴 宴の始末』
「いったい――」
 青木は尋いた。
「一体何が起きているのです?」
 敦子は表情をなくした。
 それは青木のことを心配しているようにも、不審に思っているようにも見えた。感情が消えてしまったかのようにも見えた。
 どうとでも取れた。人間の気持ちなど所詮受け手側が決めるものなのだと、青木は痛感した。どんな相手のどんな行為でも、仮令相手がどんな気持ちでいようとも――好感を以て臨めば概ね好意として取れるものである。逆に嫌悪感を以て見れば大抵の者は悪意を発している。強迫観念に見舞われてしまえば周囲は凡て敵なのだろうし、逆を云えばだから人は必ず騙されるのだ。この場合――青木は態度を保留せざるを得ない。敦子には好意を持っている。しかし――。
 ――これは本物の敦子なのか? (page 676)

 講談社文庫版で読了。
 はてさて宴です。かつて戸人村のあった土地を目指して、ゲームの参加者達が参集する。青木は襲われ、鳥口は師匠を信じられなくなり、益田は榎木津不在でてんてこ舞い。関口は壊れ、敦子は操られ、多々良は光保の中国話に感激し、木場修と榎木津は対決する。ゲームに参加しないよう注意を払っていた京極堂は、しかしこのゲームが無効だと判断し、遂に黒い着流しを羽織る……。
 催眠術がこの話の中軸になってますので、その時点で犯人当ての mystery としては読めない仕組みになります。が、この大掛かりな仕掛けを纏めていく展開がとにかく面白い。随所に散りばめられた衒学的な趣向も、絶妙の長さでおいしい引きに繋がるので、自然と話の続きが気になってしまう。で、ゲームの主役、補佐役、そして主催者の意外な顔が明らかにされる際の怒濤の展開にはひたすら昂揚させられる。こりゃ確かに宴です rave です日の出前の狂騒です。
 そしてこの物語は、非日常を日常へと還元し、二つの家族を再構成するという構成で終わる。とはいえ、皆幸せで万々歳とは行かない所にこの作家の冷徹な現実認識が垣間見えたりもします。まぁ、京極堂を「甘っちょろい」と一蹴する子供まで出てくる始末ですから、まだ京極堂が鳥口言うところの「善い人」側の人間であることは示唆されていて、それが救いと言えば救いなのかも知れませんなぁ。

log modified: 2004/05/11 01:38:43 JST

2004.05.10 (Mon)

diary

 新しい職場での初日。いきなり待ち合わせ場所を間違えて焦る。
 PC の setup だの仕事内容の説明だので色々忙しい。とりあえず作業できる環境だけ整えて今日は帰宅。明日からはまた早起きで。

log modified: 2004/05/11 01:43:31 JST

上旬 / 中旬 / 下旬