Noisy Days in June, 2011

- second 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2011/06 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2011.06.12 (Sun)

[movie]Alien: Resurrection

 Jean-Pierre Jeunet 監督作品、1997 年。邦題「エイリアン4」。
 前作で Alien Queen の胎児と共に溶鉱炉に身投げした Ellen Ripley (Sigourney Weaver)、しかし目覚めてみればとある巨大な宇宙船の中で、白衣のおっさんらの好色な目に晒されておりました。何でも彼女は元祖 Ripley の残留血液から生み出された clone の Ripley だそうで、Ripley に寄生していた Alien Queen の胎児は既に摘出されすくすくと育っておるらしい。Ripley を蘇生させたのは軍隊の秘密部隊で、彼らは alien の軍事利用を目論んでいるらしい。そんな宇宙船に輸送船 Betty とその艦長 Frank Elgyn (Michael Wincott) 率いる闇運送屋の一行が合流する。彼らは巨大宇宙船の船長で軍のお偉いさんでもある Martin Perez 将軍 (Dan Hedaya) の依頼で、Alien の床苗になる冷凍睡眠中の民間人を持ってきていた。Elgyn の仲間としてやってきた Annalee Call (Winona Ryder) はしかし、Elgyn らとは別の思惑があるらしく、Ripley の身辺調査に余念が無い。そんな中、宇宙船内で厳重に管理されていたはずの Aliens が脱走し、艦内は panic に襲われる……

 4 って Alien series の中では一番印象薄いよねーという話をしていたら後輩が DVD 貸してくれたので久々に鑑賞。うーんやっぱ微妙やわー。Alien というと外的存在と内的存在の相克が毎度の theme なのですが、今回 Ripley は半分人間半分 Alien、しかも Alien Queen は自分の半身とも言える存在なわけで、Ripley は Alien と戦う理由を半分喪失している状態とも言えるわけです。この奇妙な状況は映画全編を通して貫通しており、Ripley が Betty 乗組員一行と脱出行を繰り広げる後半の展開も、Ripley は敵だか味方だかよく解らない奇行を度々行います。その心情的な不安定さが映画の中で上手く表現出来ていれば名画になっていたかもしれませんがどう観てもそのときの気分で乗り切っているようにしか見えないわけで、映画終盤に自身の半身とも言うべき newborn と対峙した時でさえその始末に躊躇いはなく、しかしやっちゃった後にはゴメンナサイ顔になっているというのはどうにも理解に苦しむ展開であります。まぁ結局は自身の生存本能に忠実に従ったらば Alien は敵と看做さざるを得ぬという結論なのでしょうが、もう少し上手く処理できなかったものかと思わなくも無い。
 Jean-Pierre Jeunet 監督作品らしい倒錯したグロさは流石の一言ですが、"Delicatessen""The City of Lost Children" のような緻密な脚本から立ち上る black humor 色はあまり感じられず、やはり王道 panic movie な趣に仕上がってしまったのは寧ろ残念な気がします。尤も Alien series なら horror 色を前面に出さないといろいろ問題あるのでしょうし、その意味では良く出来た映画と言えなくもないのですが、むしろ Jean-Pierre Jeunet にメガホン取らせたことが問題なんじゃないかと思わなくもないですね。まぁ悪くは無いが良くも無い、Winona Ryder は居ても居なくても別に良い、とまぁそういう映画でした。

log modified: 2011/06/14 02:27:18 JST

2011.06.19 (Sun)

[movie] Iron Man 2

 Jon Favreau 監督作品、2010 年。
 前作でめりけんの平和を担う企業家 hero としてぶっちゃけた Tony Stark (Robert Downey Jr.)、rival 企業も軍部も Tony の鋼 suits を奪わんと虎視眈々だが、Tony は大衆の人気を盾にして敵の要求を跳ね除け、逆に Stark Expo を開催して Stark 社の権威を世に知らしめる。そんな Tony の暴走っぷりに筆頭秘書の Pepper Potts (Gwyneth Paltrow) はおかんむりだったが、Tony はそんな彼女を社長に任命し、自身は放蕩ぶりを escalate させる。だがその一方、Tony の体は自身の体に埋め込まれた arc reactor の毒素で衰弱の一途を辿っていた。そんなある時、Tony が気まぐれで monaco の F1 race に参戦しているその最中に、Tony は arc reactor で出来た suites を身にまとった Ivan Vanko (Mickey Rourke) の襲撃を受ける……。

 めりけんのシンジ君化現象というか内に篭ってうじうじしちゃいます症候群は今だに根強くあるようで、未だに hero は hero らしからぬ弱さを内包しつつ戦うのがこの時代なのですね。その意味では軽薄な笑顔としょぼくれた素顔を演じわける Robert Downey Jr. は時代に選ばれた男優と言えるのではないでしょうか。その一方ですっかりおっさん化した Mickey Rourke は出来る悪役として存在感充分、と言いたいところですが脚本がアレなので残念な仕置きに。敵味方ともに父子の絆が今回の theme になっているような気もしますが何か action への添え物みたいな感じになってますし、S.H.I.E.L.D の Nick Fury (Samuel L. Jackson) や Natalie Rushman / Natasha Romanoff (Scarlett Johansson) も何しに出てきたのか良く解らないので結局顔見せ程度の役回りにしか思えない。いろいろ考えすぎて軸がぶれすぎた、といったところか。
 まぁ action だけ見れば面白い見せものではありました。

log modified: 2011/06/21 15:10:03 JST

2011.06.20 (Mon)

diary

 恒例のお誕生日ですが特に何もありません。

 というのも悲しいので密林の mp3 だうんろーどを初めて体験致しました。普通に使えてありがたやであります。

log modified: 2011/06/21 15:12:36 JST

上旬 / 中旬 / 下旬