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アミノテツロ監督作品、2008 年。TV 映画。
不二子の依頼で魔法のランプを盗み出したルパンだったが、銭形の妨害により次元との合流に失敗。困ったときのランプ頼み、とばかりにルパンがランプを擦ると、中から妖精さんが現れて、望みを叶えると言い出す。ただしその代償として、人生の半分を失うのだという……。妖精に抱きつこうとしたルパンは突然白昼の街中に飛び出してしまう。どうやら半日分の記憶を失ってしまったらしい。そしてルパンを追う謎の美女は、以前の妖精さんそっくりだった……。
毎年恒例の TV special も今回で 20 回目とのことで、そりゃ増山江威子の声も衰えるわなぁと。銭形も開幕で良いところ見せた後はどーでもよい扱いになってて哀しい。
記憶がネタになっている分、お話に派手さがなくて損している感じ。戦争屋のおっさんも何しに出てきたのか解らんし、妖精さんの過去話は紛争根絶から記憶処理まで飛躍して何じゃこりゃと。
去年のに比べれば良い方ですが、さりとて褒め所もあまりないという作品でした。
Karyn Kusama 監督作品、2005 年。
致死性の virus により人類の大半が死に絶えた未来。科学者 Trevor Goodchild (Marton Csokas) の開発した薬で生き延びた人々は、Bregna と呼ばれる閉鎖都市で、Goodchild の管理下での生活を強いられていた。そんな Goodchild の体制に反乱する Monican という一派の工作員 Aeon Flux (Charlize Theron) に、ある日 Trevor Goodchild の暗殺指令が下る。首尾よく Trevor の元に辿り着いた Aeon だったが、彼女を一目見た Trevor は、彼女を別の名で呼ぶ。混乱した Aeon は、さらに Trevor から街の秘密を教えられる……。
これは何という "Ultraviolet" ですか? という映画でありました。まぁ、あっちほど派手さはなくて、黒尽くめの Charlize Theron がかさこそと G の如く這い回るのがやけに印象的な映画となっておりました。他に見るべき箇所がありそうなもんですが、いやしかし、他には何も言えませんよう。
観ている間はとにかく眠かった……。残念な映画。