|
あけおめっす。今年の目標は今年中に考えます。いや実はなんも考えておらんのじゃよ。
お袋の note pc で数ヶ月前、windows の desktop から freecell の shortcut がいきなり消えたとの症状が起こったらしい。freecell のみならず excel や word も消えたそうな。shortcut だけ消えていて exe は残っておる様子。
フォルダオプションの "ファイルとフォルダの表示" で、「すべてのファイルとフォルダを表示する」にしてやると再表示されたので問題解決でありました。どういう基準で非表示になったのかは不明。よく使う shortcut がいきなり非表示扱いにされるのは問題やと思いますけどねぇ。
Quentin Tarantino 監督作品、1994 年。
金のない二人組の Pumpkin (Tim Roth) と Honey Bunny (Amanda Plummer) は restaurant で飯食ってる最中に銃掲げて強盗をおっぱじめる。それはさておき裏組織の親方 Marsellus Wallace (Ving Rhames) に従っている hit man の Vincent Vega (John Travolta) と Jules Winnfield (Samuel L. Jackson) は組織の金をネコババした雑魚を蹴散らし金を取り戻す。それはさておき Marsellus は落ち目の boxer である Butch Coolidge (Bruce Willis) に八百長試合で負けるように持ち掛ける。Vincent は Marsellus の留守の間にその嫁さん Mia (Uma Thurman) をもてなす。Butch は試合で勝ちを納めて大金を手にする。その金で Fabienne (Maria de Medeiros) と逃げて新しい生活を始めようとの目算だったが、途中で Marsellus とばったり出会ってしまう……。
時系列を多少乱しつつ複数の話を交錯させて進んでいく crime movie であります。つか pulp fiction。わお。久しぶりに観ましたが pulp fiction のくせして名作ですねぇ。
安手の読物は面白くなきゃ読者が付いてこん、〆切が刻一刻と迫る中で面白いもん作ろうとするなら何でも良いから事件起こしてどたばたやらかさにゃならん、それだけじゃネタが尽きるので原稿量稼ぐために阿呆みたいな会話も沢山詰めこまにゃならん、ということで意表を突く展開と津波のような無駄話に翻弄されるわけですが、これがまた面白いので困ります。John Travolta に "Saturday Night Fever" の栄光を再演させ、Uma Thurman に鼻血吹いてぶっ倒れさせ、Bruce Willis に日本刀構えさせるという趣向がたまらんです。あ、掃除屋 Wolf 役の Harvey Keitel も嵌まり役で良好。先祖伝来の尻時計も優秀小道具賞。
無駄な会話の中にも微妙に深い味わいがあったりして小憎らしいのであります。Marsellus が Butch に「Fuck Pride!」と言い放つくだりは痛いのぅ。Vincent が Wolf に「命令口調も大概にして Please の一言でも言ってくれや」と言ったときの Wolf の返し方もかっちょええ。冗長な映画で登場人物も多いんですが、どいつもこいつもキャラ立ちしまくっておるので無駄話も飽きずに観られるんですな。
難点は全編盛り上がりっぱなしで明確な山場がないってことですが、普通の映画を三本観るくらいならこれ一本観る方が楽しめます。その分疲れることも間違いないですが。
Sweden の pop band、Cloudberry Jam の 1995 年作 1st album。
bossa nova は「うだるような暑さの中、冷房で部屋をキンキンに冷やした中で聴く音楽」等と形容されたりしますが、真に言い得て妙であります。ならば逆もまた然りで、Swedish Pop を「吐く息も凍る極寒の世界で、暖房ガンガンに炊いてぬくぬくにした部屋の中で聴く音楽」と称するのも間違いではありますまい。
爽快な疾走感と耳懐こい melody が絶えず畳み掛けてくるこの album は、chanson と punk が北欧の地で違和感無く融合してしまった成果の現れであります。荒っぽく作れば melodic core と呼ばれても可笑しくないような楽曲を揃えつつ、なんちゃって pops な arrange により世間を騙くらかし、図らずも売れちゃいましたよてへへ等と笑っておるのであるよこやつらは。こんなことが許されて良いのか。まーでも pop で cute で melody よし arrange よしとくればこりゃ売れる罠。ちなみに 2nd は更に完成度が高まってしまいえらいことになるのですがそれはまた別の機会に。
Brian De Palma 監督作品、1987 年。
禁酒法時代の Chicago。密造酒で巨万の富を得ている Al Capone (Robert De Niro) を挙げるべく、財務省 の Agent である Eliot Ness (Kevin Costner) は警察の協力を得て密造酒検挙に精を出すが、警察内の情報洩れもあって仕事は上手く行っていなかった。だが偶然知り合った初老の警官 Jimmy Malone (Sean Connery) の中に正義の警官魂を見た Eliot は、Jimmy に少数精鋭の検挙部隊を作ろうと持ち掛ける。会計士の Oscar Wallace (Charles Martin Smith)、銃の達人 George Stone (Andy Garcia) を加えた検挙部隊は目覚しい活躍を見せ、media は彼らを The Untouchables と呼ぶようになる。Eliot は Oscar の助力を得て、Al Capone に流れる裏金の帳簿から彼を逮捕できると考えるようになる。しかし Al Capone も黙って見ているだけではなかった……。
除雪車突撃の場面をもっと見せんかーい! と言いたいところですがそこは我慢して、ってもう言ってしまいましたのでそれはさておき久々に観直しましたが良作です。小生にとって De Palma の映画つーとこれです。大橋で騎馬隊突撃したり駅で乳母車が落ちたりする映画。
まーとにかく安心して楽しめる映画であります。Al Capone 役の Robert De Niro の悪役振りがまずは素晴らしい。悪役らしい悪役がいてこそ正義の hero も際立つってもんです。Jimmy Malone 役の Sean Connery は爺さんながら動ける役者さんですが、この映画ではあえてのそのそ動いて重厚な雰囲気を出してます。「寒いときは足踏みに限るのじゃよ」って、糞爺めと思いつつ小生も足踏みさせて頂きます。あ、この映画の Eliot Ness 氏には、いくら悪人でも無抵抗の人間を屋上から突き落とすのは犯罪やと思いますよと言っておきましょう。まぁ、帳簿係の口を割らせるために死体に鞭打つ場面もありましたので、この手の過剰な正義が The Untouchables と呼ばれる所以であーるとの主張なのかもしれませんが。
Ennio Morricone の score も素晴らしいの一言。
片渕須直監督作品、2001 年。邦題「アリーテ姫」。
アリーテ姫は世俗の汚れを受けぬよう城の塔に閉じ込められて暮らす少女。しかし彼女は毎日窓から城下町の様子を眺め、懸命に生き自らの役割を果たす庶民に憧れを抱いていた。姫の求婚者には魔法の品を持ってくるよう触れが出されており、城には続々と求婚者が戻ってきたが、いずれも王の座を求める者ばかりで、姫自身を見てくれる者はいなかった。だがそこに、かつて世を統べていた魔法使いの生き残りと称するボックスなる男が現れる。ボックスは姫に魔法を掛け、上手いこと自身の居城に姫を連れてきて監禁する。ボックスには姫を恐れる理由があった……。
眠れる森の美女は王子が現れるまで寝とるだけですが、アリーテ姫は自分の手で自由を勝ち取って生きていたいらしい、ということで童話的な装いながらも現代風な姫様の自分探しのお話なのでした。着眼点は悪くないもののボックス様が阿呆丸出しで、尻掻いて寝とるか飯まだかと言うか下僕グロベールを怒鳴る、といった行動しかしとらんように見えるのがよろしくないですな。まぁ、電化製品の使い方だけ知っていて偉ぶっている現代人の caricature なのかも知れませんが、どうも姫に都合良く話が進みすぎてる気がしないでもないです。
グロベールは蛙のくせに人間味があって良い奴でした。南無。
奥脇正晴監督作品、1994 年。
かつて沈没した豪華客船 Titanic には、ルパン一世が盗み得なかった龍の置物が眠っているらしい。香港 mafia の大物である陳珍忠からその話を聞いたルパンは、陳には手を貸さないものの、次元とつるんで独自にその置物を奪おうと画策。一方、忍者集団に命を狙われる五右エ門は、敵の狙いが伊賀の秘境に安置されている置物にあると喝破し、それを確保する。五右エ門の幼馴染である桔梗はそんな五右エ門に手を貸す。龍の置物と巻物は決して揃えてはならぬ物と五右エ門らは教えられていた。ルパンが龍の置物に目を付けたと知った五右エ門は、それを奪い返すべくルパンを追う。ルパン、五右エ門、陳珍忠、ついでに銭形警部も巻き込んでの戦いが始まる……。
これは良い。桔梗が可愛いです。こういう姉ちゃんには弱いんじゃよ小生は。
桔梗の相方は五右エ門なもんで、ルパンは良いおじさんな振りせず突っ走っております。なので、お話は危機また危機で action どかどかの entertainment 路線。こういう映画は何も考えずに見られるから楽ですなぁ。衝撃のルパンキャッチャーにルパンピストン、ありえねぇ連発しつつ楽しめるのであります。
難点は桔梗の出番が少ないことですな。散り方もあっけなくて勿体ない。ひいては五右エ門の出番も実は少なめで、ルパンのどたばたに押されてあまり目立たない印象だったりします。まぁ、最後のぶった斬りで見せ場作ったことで辛うじて title を裏切らぬ作品になったというところでしょうか。
そういえば去年 Samurai 7 なる anime を観たですが、あれの機械な人達は図体でかいくせに胴はやたらと細くて、Samurai な人達は細いとこをすぱすぱ斬ってくわけです。刀の長さと機械な人の大きさを考えると幅広な部分は斬れんだろ、という配慮かも知れませんが anime てのは不可能を可能にする表現形式なのでそんな配慮は不要ではないかと。斬鉄剣で高層ビルや stealth 戦闘機を両断できるのは五右エ門的には道理に叶っておるのです。凄いぜ五右エ門。
ガルーダ II、6 面ぼす (石) まで。せせり初越え。仕事さぼった甲斐がありました。嘘です今日は有給消化日です。
年末の種運命 Final を今頃観ましたが、水増ししても結局絶叫しまくりなのは変わってませんねぇ。
ついでに年末のふぁふなー ROL も今頃観ましたが、L 計画の進行で人員がどんどん少なくなって危機的状況に追い込まれる様が充分描ききれてないような気がしますな。主役格の二人が終盤まで生き残るのはお話の都合上必須要素なのかも知れませんが、他のふぁふなー要員は危機的状況の barometer 的な役割しか果たしとらんので、お話も一本槍な調子になってしまうと。まぁ、時間の制約もありますし泣かせる話ではありましたので良しとしましょうか。
犬に一言。眼鏡娘の飯喰ったんだから眼鏡娘の側に居てやらにゃあ駄目じゃろうが。
James L. Brooks 監督作品、1997 年。邦題「恋愛小説家」。
Melvin Udall (Jack Nicholson) は有名な恋愛小説家だが、実生活では極度の潔癖症にして相手を不快にさせずにはいられぬ毒舌の持ち主で、じじいなりかけで未だ独身だった。隣人の画家 Simon Bishop (Greg Kinnear) とも仲が悪く、Simon の飼い犬をゴミ箱にぽいしたこともある。行き着けの cafe では特定の席にしか座らず、waitress の Carol Connelly (Helen Hunt) に叱言を放って嫌がられたりもする。そんな Melvin の日常だが、Simon が暴漢と揉めて重傷を負って入院したため、その飼い犬を預っているうちに、ついつい犬と仲良くなってしまう。また、Carol が病弱な息子を抱えていると知った Melvin は密かに彼女の元に医者を遣わす。絵が売れず破産した Simon は絶縁状態の両親の元へ金の無心に行こうとするが、その運転手の役を負わされた Melvin は、これ幸いとばかりに Carol も一緒に連れていこうとする……。
Jack Nicholson というと恐いおっさんという印象がありますが……って、この書き出しは "About Schmidt" でも使ったっけか。恐いおっさんは野獣な外見からか捻くれて、心を刺々の衣装で飾り立てて近付くものをちくちく刺す。しかし本心は寂しがり屋で愛に飢えておる。ちくちくされつつも言いたいことはきっぱり言ってのける single mother の waitress の中に彼は本当の美女の姿を見出すのであった。うわー。こういう映画を俺に観させるんじゃない。はらわたが三回転半します。
恋愛映画らしく、Melvin と Carol の仲は接近したり離れたり、Simon との三角関係もあったりでじれったい展開も。drive で Van Morrison の "Days like This" を持ってくる辺り、流石に壮年の恋愛小説家だけに上手いもんです。そのくせ肝心なところで毒舌だの潔癖症が邪魔をする。あああっ、もどかしいっ。ということで楽しめました (爆)。
こないだ買い替えた keyboard の調子がおかしく、1 度打ちが 2 度打ちになったり打たれなかったり、方向 key 打ってると '4' が入ったりする。USB keyboard を PS2 変換して KVM に繋いでおるのがいかんのかと思い、PC 初号機に USB で直繋ぎして様子見中です。
ついでに mouse も USB 繋ぎにしました。今のところはどちらも好調に動いてますな。
ついでのついでに PC speaker の位置を変更。使ってるのは ONKYO の GX-R3(B) で、従来は monitor 側に置いていたのを、PC lack の最上段に配置。座ったときの頭の位置より上になりますが、これで低音も stereo 感も格段に向上しました。こんなに鳴ってくれる speaker とは知らんかった。これなら買い替えんでもええなぁ。
Spike Jonze 監督作品、2002 年。
"Being John Malkovich" の脚本を書いた Charlie Kaufman (Nicolas Cage) は、Susan Orlean (Meryl Streep) の non-fiction "The Orchid Thief" の映画用脚本を執筆するよう依頼される。その本は稀少価値のある幽霊蘭を売り捌く男 John Laroche (Chris Cooper) について語っていた。しかし hollywood movie のようにしたくない Charlie はどのような脚本にしようかと悩む。髪が薄く太り気味で内気な Charlie は恋人の Amelia Kavan (Cara Seymour) に kiss できなくて悩む。同居中の双子の弟 Donald (Nicolas Cage) がおもむろに脚本家を志し執筆し始めたことにも内心むかついている。執筆に行き詰まった Charlie は Susan Orlean に会わないとこれ以上進めないと感じ、New York に赴くが……。
Charlie Kaufman の脚本創作過程がそのまんま映画化したような映画であります。神視点の語り手が作中人物として登場する小説はありますが、それを映画でやってしまうとはねぇ。これが意外にも上手くまとまった出来で感心しきりです。ちなみに Susan Orlean の "The Orchid Thief" も実在の書物で邦訳もされておるようです。じゃあ蘭の華でアレしたり沼地で追いかけっこも実話なのかのぅ、って、その辺は創作なんでしょう。McKee 先生 (Brian Cox) の講義に感化されて hollywood 的展開に開眼したんだろうなぁ。最後は大いに外してますが。ひねくれてるのぅ。
困った原作を渡された脚本家の苦悩が real に味わえる秀作。あんまし笑えんかったけど。
PC 初号機の Savage2000 では mplayer で動画再生するときに全画面表示ができん、ということで名残惜しいものの乗り換え計画中だったのですよ。で、玄人志向の RD96PRO-A256C の bulk 品を購入。ATI 製 RADEON 9600 PRO で DDR 256MB です。ATI 製品使うのも久し振りだのぅ。
付けてみて mplayer を xv 再生させてみると、問題なく全画面表示されました。あとは 3D application 使えば Savage2000 との差が判るんでしょうが、今のところそういうのとは縁が無いから判りません。まぁ、普通に使って不満が無いならそれで良いのです。
にしても、改めて店頭で video card 見てみると、PCI Express 対応の card がもう主流になっとるんですな。知らんかった……。
某試験対策のため、おもむろに MySQL を asuna に install してみようと。本も買ったし。本には for Windows とか書いとりますが、まー何とかなるやろ。
ええと、MySQL-shared-libs-4.1.14-1m が既に入っているから、それ以外の MySQL、MySQL-client、MySQL-devel の rpm を mph-get で投入。で、どうするんやろ。
まずは mysql_install_db を叩く必要があるらしい。
$ su
# mysql_install_db
# mysqld_safe --user=mysql &
# STOPPING server from pid file /var/lib/mysql/localhost.localdomain.pid
ありゃ、失敗。less で /var/lib/mysql/localhost.localdomain.err を見ると、次のように言われておる。
060109 21:12:19 mysqld started
060109 21:12:19 InnoDB: Database was not shut down normally!
InnoDB: Starting crash recovery.
InnoDB: Reading tablespace information from the .ibd files...
InnoDB: Restoring possible half-written data pages from the doublewrite
InnoDB: buffer...
060109 21:12:19 InnoDB: Starting log scan based on checkpoint at
InnoDB: log sequence number 0 43634.
InnoDB: Doing recovery: scanned up to log sequence number 0 43681
InnoDB: Last MySQL binlog file position 0 79, file name ./localhost-bin.000001
060109 21:12:19 InnoDB: Flushing modified pages from the buffer pool...
060109 21:12:19 InnoDB: Started; log sequence number 0 43681
060109 21:12:19 [ERROR] /usr/sbin/mysqld: Can't find file: './mysql/host.frm' (errno: 13)
060109 21:12:19 [ERROR] /usr/sbin/mysqld: Can't find file: './mysql/host.frm' (errno: 13)
060109 21:12:19 [ERROR] Fatal error: Can't open privilege tables: Can't find file: './mysql/host.frm' (errno: 13)
060109 21:12:19 mysqld ended
host.frm がない、ってどういうことじゃい。web で検索しても今一つ理由が解らん。
結構悩んで試行錯誤した挙げ句、うちの環境で動かんのは /var/lib/mysql/ が root の持ち物になっとるから、らしいことが判明。
mysql の group と user は rpm 投入時に自動で追加されていたので、手動で /var/lib/mysql/ を mysql の持ち物にしてやればええと。
# chown -R mysql /var/lib/mysql/
# mysqld_safe --user=mysql &
これで成功でした。
つまるところ、server daemon の mysqld は /var/lib/mysql/ を datadir として使おうとしており、その直下に mysql.sock を作ろうとするのだけれど、/var/lib/mysql/ が root の持ち物だとそこに作る権限がなくて失敗する、という落ちですな。
# exit
$ mysql
Welcome to the MySQL monitor. Commands end with ; or \g.
Your MySQL connection id is 2 to server version: 4.1.14-log
Type 'help;' or '\h' for help. Type '\c' to clear the buffer.
mysql>
そうそう、これを出したかったんよ。で、勉強はこれから地道にやってく予定……。
mysql.com の "MySQL 4.1 リファレンスマニュアル" を参考にさせて頂きました。
ガルーダ II、6 面道中まで。せせり戦で燃え尽きてるのが如実に現れた結果となっております。
radioparadise 聴いておったら急に Steve Hillage を彷彿とさせる techno trance が流れてきて吃驚したわけです。rock な選曲の radio と思っていたもんで。Ozric Tentacles の "Aura Borealis" て曲でした。
調べた限りではこの人たち、Gong に影響受けとるらしい。そりゃ Hillage ぽくなるのも解りますねぇ。
Eric Dolphy (as, fl & bcl)、Freddie Hubbard (tp)、Bobby Hutcherson (vib)、Richard Davis (b)、Anthony Williams (ds) の面子による 1964 年録音、Blue Note 4163。
free jazz にもなりきれず、orthodox な jazz にもなりきれなかった Eric Dolphy は、その境界線をふらふらしておった訳ではなくいきなり明後日の方向へ飛翔してしまい一人で jazz 第三の波を体現した挙げ句に孤独な死を迎えるのですが、"Out To Lunch!" は Dolphy が世を去る 3 ヶ月前に録音されたブツであります。全 5 曲、全て Dolphy の Original で構成されたこの album を一言で形容するなら妙竹林 jazz。変拍子ぶりばりの謎めいた theme、焦点が定まらないように見えつつ妙に緊張感漲る各人の solo、噛み合ってるのか噛み合ってないのか判然としない ensemble。飯食いに行ってますとか言いつつ何やらかしとるのかねこの不良達は。しかし時折現れる感傷的な phrase と、そこから seamless に繋がる混沌の情景の中に、ただならぬ妖気が感じられる作品です。
Freddie Hubbard は小生の中ではただの hard bop 親父だったりしますが、この album では Dolphy の奇天烈爆裂と上手く synchro していて好印象。mysterious な Bobby Hutcherson の vib も妖しさ満点で素晴らしいですなぁ。