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Philip Kaufman 監督作品、1978 年。邦題「SF/ボディ・スナッチャー」。
公衆衛生調査官の Matthew Bennell (Donald Sutherland) はある日、同僚の Elizabeth Driscoll (Brooke Adams) から、彼女の付き合っている彼氏 Geoffrey Howell (Art Hindle) の様子がおかしいとの相談を受ける。顔形は同じだが中身は別人のようだ、と。Matthew は Elizabeth を精神科医 David Kibner (Leonard Nimoy) の元に連れていき落ち着かせようとする。Matthew の友人の Jack Bellicec (Jeff Goldblum) は、自分の経営する美容風呂で休んでいるうちに妻 Nancy (Veronica Cartwright) に叩き起こされる。風呂の控えの寝台に繭入りの死人が眠っており、その顔は Jack そっくりだったのだ。Jack から連絡を受けた Matthew は、何者かが秘密裏に人々と入れ替わっていることに気づき、それと戦おうとする……。
P.K.Dick の好きそうな話やなーと思って観てましたが、原作は Jack Finney の「盗まれた街」だそうな。へええ、こんな話でしたか。
侵略ものの SF らしく途中からはどんどん悲壮な方向に向かいますが、この映画は最後までその調子で突っ走って救いなしで終了。人類は乗っ取られました。ああめでたいめでたい。他人と関わりを持ちたがらない都市住民の潜在的な恐怖を素材にしたってところでしょうか。今観てもそれなりに怖い映画でありました。
人面犬はビビリましたねぇ。次観たら笑ってしまいそうですが。