Noisy Days in March, 2005

- second 10 days of month -

top / latest diary
topics all / music / book / movie / comp

上旬 / 中旬 / 下旬

<< < 2005/03 > >>
Sun Mon Tue Wed Thu Fri Sat
1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
Ganerated by nDiary version 0.9.4

2005.03.11 (Fri)

[movie] Rollerball

 John McTiernan 監督作品、2002 年。
 命知らずの若者 Jonathan Cross (Chris Klein) は、Marcus Ridley (LL Cool J) の誘いに乗って、世界が熱狂する最も危険な球技 "Rollerball" に参戦、瞬く間に有名選手となる。しかし team の仲間が試合中に事故にあい、それが視聴率確保のために仕組まれたものだと疑い始めた Jonathan は、team owner の Alexis Petrovich (Jean Reno) に直談判するが、Petrovich は Jonathan の話をまともに取り合わない。だが試合中の事故は後を絶たず、Ridley と Jonathan は team を抜けようとするがそれも失敗。Jonathan を疎ましく感じだした Petrovich は、試合中の事故と見せかけて Jonathan を公開処刑しようとする……。

 これの remake 版。元が共産主義的な個人抑圧とその counter としての自由を扱った映画とするなら、この remake 版は media と大資本が個人を手駒として扱い、それに Jonathan が立ち向かうというお話になってます。今風に仕立て直したってことですかね。しかし Jonathan は若手の hope な位置付けだし、金持ちで何不自由ない生活を送っている彼が自由の為に戦う理由ってのも何だか曖昧で、観ていて全然気合いが入りません。Rollerball の描写もとろとろしとるし、どうにも面白がる要素がなくて困りますよ McTiernan 監督。最後の革命も取って付けたような印象、というか何であそこで革命かなぁと。革命起こして得するのか?
 remake したらば余計に詰まらなくなってしまったという映画。McTiernan 監督には頑張って頂きたいと思っている小生ですが、これはちょっと酷すぎた……。

diary

 準備した書類が 2 度の retake 喰らったのでまたも残業。しんどい。

log modified: 2005/03/13 02:58:32 JST

2005.03.12 (Sat)

[movie] Underworld

 Len Wiseman 監督作品、2003 年。
 何世紀もの間続いている Vampire と Lycan の戦いだが、Lycan の長 Lucian (Michael Sheen) の死が伝えられてからというもの、Vampire は優勢な戦いを続けていた。Vampire の戦士である Selene (Kate Beckinsale) は戦いの最中、Lycan が生身の人間 Michael Corvin (Scott Speedman) を狙っていることに気付き、Michael には常人と違う何かがあると直感する。Vampire を束ねる Kraven (Shane Brolly) は Selene の独断専行を諫めるが、Selene は一人で Michael の元に赴き、彼の秘密を探ろうとする。だがそこに Lycan の一団が襲いかかってくる。一団の中には、死んだはずの Lucian の姿もあった。Lucian を仕留めたと言い張る Kraven を信用できなくなった Selene は、眠りに付いている Vampire 族の最長老 Viktor (Bill Nighy) を甦らせ指示を仰ごうとする……。

 近年よく見かける、銃振り回して立ち回るお姉様映画の一つ。Kate Beckinsale は美人ですなー、という事しか印象に残らん映画でした。銃どかどか撃っても基本的にボッ立ちなので動きが少なくて、action 映画って感じがしないんだよな。Vampire なのに血が血がって言わないし、Lycan は変身しても弱い(爆)し、二種族の争いという感じも稀薄。化け物はもっと化け物らしくしてくだされ。長剣振るう Viktor が一番格好良く見えました。あっさりやられましたが……。
 Lycan が Vampire の昼の守護者だったという設定や、Lycan と Vampire 掛け合わせたら最強じゃねーかというお気楽さや、Selene の家族を殺したのは実は育ての親だったという因果なお話とか、微妙に受ける展開もありますが、全体的には盛り上がらん映画です。黒を基調とした dark な雰囲気は悪くないものの、2 時間引っ張るには力不足。
 ええと、続編制作中らしいですが、不老不死の Selene が老けてないことを祈りましょう。

diary

 vf4ft、負け負けな一日でした。

log modified: 2005/03/13 03:49:02 JST

2005.03.13 (Sun)

diary

 起きて外見たら雪降ってました。三月だってのに。洗濯物が凍り付いたりしないだろうな。

 vf4ft、初段の同段戦で踏み台にされ、お二方がめでたく昇段、小生は級落ち。んぎゃ。その後、上段者相手に暴れて初段復帰。凹んだまま終わらなくて良かった……。

get
  • Soundgarden / Badmotorfinger
  • Coverdale Page / Coverdale Page
  • Jimmy Page & Robert Plant / Walking into Clarksdale
[movie] 呪怨

 清水崇監督作品、2003 年。
 福祉センターの介護ボランティアをしている仁科理佳 (奥菜恵) は、職員に頼まれて、住宅地の外れにある白い一軒家を訪れる。散らかり放題のその家で寝たきり老人の徳永幸枝 (磯村千花子) の面倒を看ていた理佳は、階上の物音に気付き、tape で締め切られた押入の扉を開ける……。話変わって数日前、その家の主人である徳永勝也 (津田寛治) が仕事から帰ってくると、妻の和美 (松田珠里) が二階の一室で倒れていた。急いで救急車を呼ぼうとする勝也だが、何者かの存在に気付き硬直する。話変わって数日後、勝也の妹である徳永仁美 (伊東美咲) は、職場である TV 局の便所で異様な気配を感じ、それを警備員に訴える。便所を見回りに行った警備員を監視 camera で見ていた仁美だが、彼が黒い霊気に飲み込まれるのを見て恐慌を来す。その後も、その白い家に関わった者は次々に被害にあっていく……。

 怖い映画というより、怖がる女性を見て楽しむという映画ですねぇ。奥菜恵も松田珠里も伊東美咲も、遠山いづみ役の上原美佐も、皆美人さん。で、美人さんが目ン玉ひん剥いて、ぎゃーとかわーとか言うわけです。わお。こりゃ entertainment ですな。それとも新手の能力開発ですか(爆)。supernatural に触れて窶れた理佳やいずみの描写もやけに念入りだし、恐怖に怯える仁美が布団引っ被って震えるという可愛らしい描写もあり。女らしさを引き立ててこそ horror たりうるのじゃ、という意気込みが伝わってきます。で、度々出てくる怖がらせ子役要員の俊雄 (尾関優哉) は、出れば出るほど白塗り子役らしい愛らしさが滲み出てきて次第にキョンシー化していきます。table の下でちょこんと座ってる shot なんて愛くるしさに仰け反ります。段々 horror movie つーより supernatural な日常映画に見えてきて、そのうち理佳と俊雄がおててつないでタリラリラーなんて展開になったらどうしようと真面目に心配しました。そういうわけで、満を持して登場の伽椰子さん (藤貴子) には怖さというより「いやー出てきてよかったよかった、これで安心して眠れます」な幕引き的存在感しかありません。貴方こそ Deus ex machina、いやすんません怨霊なんですよね。
 supernatural な現象に立ち向かう術を持たない登場人物たちは次々にやられていきます。ひたすら負け負けな作りに注力した、ってところがこの映画の特色でしょうか。とはいえ、負け負けな horror movie てのも洋画ではそれなりに作られてると思いますので、奇抜って感じではないなぁ。まぁ、"Ring" が "The Exorcist" 的な、supernatural に立ち向かう人達の物語だったのに比べれば、horror に徹しようとする制作者の姿勢は潔いとも言えます。んが、如何せん女優に美人さん揃えすぎたので、あの子がこの子がウキャーでウヒョヒョーな映画になってしまった、と。続編もこの調子なら見ますよ多分。

log modified: 2005/03/14 03:02:38 JST

2005.03.14 (Mon)

Albert Ayler Trio / Spiritual Unity

 とにかく濃ゆくて太い、Albert Ayler (ts) の leader 作。1964 年録音。Gary Peacock (b)、Sunny Murray (ds) との trio 演奏。
 素朴さと混沌が seamless に繋がる Ayler world、この album でも健在です。tr.1 "Ghosts: First Variation" からぐにょぐにょのずるずるの濃い口 free jazz 祭りに突入。でもって相手が誰であろうと飲み込みかねない磁場を持つ策士 Gary Peacock の bass も強烈なうねりで耳を引きつけます。Paul Bley の album や solo 名義作聴いたときも思いましたが、この 60 年代〜 70 年代の Peacock は最強ですな。Murray の drums は二人の巨人に挟まれてやや分が悪いか。
 にしても、やはり Ayler は強烈です。この人は理詰めの free ではなく、自然体の free をやる人なので、その声は力強く、一つ一つの音に揺るぎない必然性が込められてます。自分の胸の内に木霊する声を、肉感の赴くままに放出する Ayler の sax。小手先だけでは決して到達し得ない領域ですなぁ。

オースン・スコット・カード 『シャドウ・パペッツ』
「こう考えたらどうだろう」グラッフが提案した。「ときとして神は、ある偶然のできごとによって、われわれが最悪の計画を実行してしまうのを防ぐという形で慈悲を垂れたもうのだと」
「わたしはそんなこと信じないわね」テレサが冷淡に言いはなった。「もしあなたが人の頭に銃をつきつけ、たとえ弾が不発におわっても、神はあなたを人殺しとみなすと思う」
「そういうことなら」と、グラッフはいった。「われわれがみんな死んで、あの世とやらへ行くことがあったなら、どっちの意見が正しいのか、神さまに訊いてみるとしよう」(page 434)

 早川文庫版で読了。
 ヘゲモンの座に着いたピーターは、あろうことかアシルを手中に収めてその力を取り込もうとする。アシルに命を狙われているビーンとペトラは再び逃亡の日々へ舞い戻り、ヘゲモン配下のスリヤウォングはアシルに唯々諾々と従う。だがピーターは結局アシルの専横を許してしまい、両親共々、宇宙にいるグラッフの元へと逃げ込む。ペトラは逃げ腰のビーンを腰に据えて人工授精によりビーンの子供を身籠もるが、その手助けをしたヴォレスキュは他の受精卵を奪い行方を眩ます。旧友アーライの元に身を寄せたビーンとペトラ、二人の元に、アシルから受精卵を引き渡す旨の知らせが届く。ビーンはアシルと決着をつけるべく敵地へ乗り込む……。

 例によって政治 game だったり家族愛だったり神についての論争だったりで Card らしい作品です。しかしピーターが無様な敗走したり、ビーンがエンダーの方法論でアシルに立ち向かったりで面白い展開でした。スリヤウォング、ヴァーロミ、アーライ、ハン・ツーといったバトル・スクール時代の同志たちの活躍が描かれたり、ピーターの両親であるジョン・ポールとテレサがピーターを救うべく知略を駆使して尽力したりと、脇役陣も頑張ってます。その分、アシルの側の描写が少な目なので、決着つける場面には強引に流れていったような印象もあります。まぁ、流石に盛り上がりますけどね。
 さてさて、アシル退場後にどう話を持っていくのか。ビーンはもう余命幾ばくもないでしょうし。Card の次の札に期待しましょう。

diary

 最近寒くて辛い。この時期に風邪ひくと厳しいだろうなぁ。

log modified: 2005/03/15 02:56:13 JST

2005.03.15 (Tue)

Soundgarden / Badmotorfinger

 Zeppelin が聴きたいなぁ聴きたいなぁと思いつつ中古盤屋をふらつくと当然のように Zeppelin の CD は置いてあるわけですがオビ無しじゃ買ってあげないのだ、と拗ねてみせても聴きてぇ衝動は収まらないので仕方なく Zeppelin 的な album を求めてエサ箱を漁ると懐かしや Soundgarden が。1991 年発表の 3rd album。
 band name がイモなお陰で日本での評価はさっぱりな彼らですが、90 年代初頭に盛り上がった Seattle 勢の中では最も HM/HR 寄りな音を出してました。方向性は Led Zeppelin、初期 Black Sabbath。即ち重低音 riff でゴリ押し、加えて Chris Cornell の vocal が高音低音行きつ戻りつでうねうねのたくる、と。
 メリケンの band なのに疑似 southern blues rock な重量感を仄かに漂わせているところがインチキ臭くて、そこがかえって彼らの個性に繋がっている。重低音職人の Terry Date によるもっさりした音圧も良好で、生々しい音塊が気持ち良いです。まぁ、過去の british hard rock の焼き直しやんけ、と言われればそれまでな音でもあるわけで、その辺が rock icon としては物語に欠け、metaller には新味のない band と思われて人気が出なかった要因でしょうか。しかし、この時期の band にしては楽曲構成からして Zeppelin してるところが小生的に point 高し。"Communication Breakdown" の cover でもやったら滅茶苦茶はまったんじゃなかろうか。
 ちなみに既に解散済みであります。合掌。

diary

 仕事は忙しいんですがいろいろあってあまり先に進んでません。調停役なので気長にやれればいいんですが、工期の都合もありますし、ケツ叩きすると逆切れされるし。んが。

log modified: 2005/03/16 02:34:50 JST

2005.03.16 (Wed)

Yuki Kajiura / Madlax O.S.T.

 梶浦由記が音楽担当した、TV animation "Madlax" の O.S.T. 一枚目。2004 年発表。
 最近は印象に残る anime が少なくて、"Madlax" も全話観たはずなんですが既に記憶が薄れてます……と仰るそこの貴方もヤンマーニ唱和でたちまち失われた記憶が甦ることでしょう。そーだったのかぁ俺は偽りの存在だったのかぁてゆかさっさと消えろやコラ。
 梶浦 sound は ".hack//sign" で音の conglomerate 化が究極形態に達してしまって、"Madlax" の音もその延長線上に組み立てられているので、相変わらず quality は高いものの既視感もあって煮え切らん印象です。とりあえずヤンマーニ聴いとけと。
 管野よう子のように album 毎に別次元に飛んでってしまう人も居ますが、梶浦由記の音はある程度予想が付きやすいと思われますので、anime 屋さんは使いやすいのかも知れません。brand 商品みたいなもんですかね。

diary

 仕事? 相変わらずです。
 今日のお勉強、WebDAV。はぁ、あまり恐れる必要はなさそうです。

 早めに仕事を切り上げたので平日 vf4ft。某九段の人に「初段の動きじゃないよねー」と言われました。そういう貴方に 6 連敗。full set match 連続で連敗てのは精神的に辛いっす。
 しかし意外なところで風が吹いて二段に昇段。つい先日は級落ちして泣きを見ましたが、少しは復調してきたってことですかね。

 明日は日帰り出張なので早めに寝ます……。

log modified: 2005/03/17 01:51:28 JST

2005.03.17 (Thu)

Various Artists / Magnolia: music from the motion picture

 映画 "Magnolia" の soundtrack、1999 年発表。Aimee Mann が 9 曲、Supertramp が 2 曲、Jon Brion による original score の編集曲が 1 曲の構成。
 普段 singer/songwriter の album を聴かない小生ですが、これにゃーやられっぱなしです。普通は映画サントラなんて映画抜きで聴くと萎えてくるもんですが、"Magnolia" は映画自体が Aimee Mann の音を下地にして組み上げられているので、album だけ聴くと逆に映画の風景が仄かに甦るような感覚に捕らわれます。でも本当のところ、甦ってくるのは映画からの印象ではなくて、日々の生活の中での感情の揺れだったりする。まぁ、そういう佇まいが singer/songwriter ぽい Aimee Mann の曲と上手くはまっていたわけだ。
 tr.1 "One" は映画の title back で使われていた曲で、最近も何かの CM で使われてました。不安定な melody line に Aimee Mann の whisper voice が被る佳曲。曲間なしで続く tr.2 "Momentum" は晴れ空で泣き面で空威張り、な雰囲気の微泣き pop song。この冒頭 2 曲の流れが美しい。流れと言えば、映画では登場人物達が次々に口ずさんでいた tr.8 "Wise Up" と、続く tr.9 "Save Me" の流れも良いです。Aimee Mann の曲は、acoustic sound に拘っているわけではないようですが、押しつけがましさがないので electric な音さえ柔らかく響いていて、それが whisper 気味なのに芯の強さも感じさせる Aimee Mann の声と上手く噛み合ってます。
 彼女の曲以外の 3 曲は、まぁ付け足しですね。全体的には聴きやすくて良い album です。

diary

 日帰り出張。新幹線の中で寝て、雨の品川をふらついて、会議に出て、帰りの新幹線で寝て、某所で vf4ft やってから帰宅。疲れましたが、久々の私服出勤だったので気が楽でした。この歳になっても、背広は性に合わんのじゃよ。

log modified: 2005/03/18 02:43:17 JST

2005.03.18 (Fri)

diary

 昨日は昨日、今日は今日。

 へこへこ仕事。んでゲセン。根城は三国志大戦のおかげで配置換えしたらしく、vf4ft は目立たない一角に。誰もやってなかったので一人寂しく式神 II とか。玄さんで 5-1 まで。いつまで経っても越えられんのぅ。

[movie] Battlefield Earth: A Saga of the Year 3000

 Roger Christian 監督作品、2000 年。
 文明崩壊後の地球で、人間は原始的な生活を送っていた。未開の土地に住む若者 Jonnie (Barry Pepper) は、豊かな土地を探すべく、村の掟を破って外の世界へ飛び出す。旅の途中、彼は Psychlo 人と呼ばれる異星人に捕らえられ、彼らの奴隷として働かされることになる。かつて Psychlo 人は地球文明をわずか 9 分で壊滅させ、その後は地球の支配者として君臨していたのだ。地球での司令隊長を務める Terl (John Travolta) は母星への帰還を心待ちにしているが、帰還命令は下りない。副官の Ker (Forest Whitaker) から金塊の情報を入手した Terl は、Jonnie に Psychlo 人の教育を施し、彼に金塊採掘の指揮をとらせようとする。だが Jonnie は、受けた教育を逆手にとって、Psychlo 人の手から地球を取り戻そうと画策する……。

 何というか、"猿の惑星" と "Independence Day" を足して 10 で割ったみたいな映画ですなぁ。緑の色調が多いのは"Matrix"っぽいし、Psychlo 人の母星は "Blade Runner" か。
 小狡い悪役を楽しげに演じる John Travolta、いやアンタが楽しいのは解るが観てる方は楽しくないぞう。Forest Whitaker はどうにもやりにくそうな顔してますが、トラボル太に虚仮にされる役回りだから困り顔オッケーということか。Barry Pepper はあの顔なので人類軍の leader にゃちと荷が重そうだし。まぁ、主役はトラボル太なので、主役より目立っちゃいかん立場なんでしょう。
 お話は、虐げられている人間が反乱起こして成功させて万歳てな感じです。Psychlo 人の母星が滅茶苦茶脆くて爆笑。高度な科学文明持っていても肝心の所が抜けている、そこが Psychlo 人の個性ですな。あの学習機械にしても、視覚情報をぎゅんぎゅん脳に送り込んで未開の人間に知識を強制挿入するという凄まじい装置なんですが、そんな大それたものを用意する前にまず洗脳機械を作らんかい。まぁ、仮に洗脳機械を作っても六畳ひとまには勝てんだろうから結局トラボル太の負け確ですが。
 良くできてるとは言えませんが金はかかってるよなー、と思わされる映画でした。

log modified: 2005/03/20 03:14:19 JST

2005.03.19 (Sat)

get
  • Ralph Towner / Solo Concert
  • Brian Eno / Discreet Music
  • Phish / Farmhouse
diary

 今日のぐわんげ、初 5 面到達。速攻でヌッ殺されましたが。漸く 2P のレバー修理してもらえたようで有り難いっす。

 今日の vf4ft、調子ええなーと思ってたらスコスコにされました。2P を三回立て続けに喰らって、たまらず出した中段肘当てを避け投げ……。上手く踊らされた格好ですな。まだまだ修行が足りん……。

[movie] Broken Arrow

 John Woo 監督作品、1996 年。
 米空軍所属の Hale 大尉 (Christian Slater) と Deakins 少佐 (John Travolta) は stealth 爆撃機乗りの相棒同士だが、Hale は Deakins に boxing で勝てない性分だった。二人は軍上層部から核搭載の stealth 爆撃機での test flight を命令される。何事もなく flight していた二人だが、急に Deakins が銃を Hale に向け発砲しようとする。抵抗する Hale だが、Deakins に無理矢理機外に放り出され、stealth 爆撃機は荒野に墜落。だが爆撃機の残骸からは核が消えていた。Deakins は核を盗み、それを政府に売りつけることで巨万の富を得ようとしていたのだ。公園監視員の Terry Carmichael (Samantha Mathis) の助力を得た Hale は、Deakins とその一味から核を取り戻そうと行動する……。

 昨日に引き続きトラボル太映画です。というか小生、John Travolta という俳優を初めて意識したのがこの映画だったと思います。Travolta の出演作とはあまり縁がなかったので。で、この映画と "Face/Off" で「トラボル太 = 悪役」の印象が植え付けられてるんですな。まぁ、"Broken Arrow" に関しては、「あれぇ、トラボル太って悪役だったんだ!」という純粋な驚きが印象的だというのもありますが。てゆか Christian Slater が善役に見えなくて困る。トラボル太が悪役だと相方も強力でないと釣り合わんのですが、若い版 Harrison Ford を彷彿とさせる Slater ではちと普通すぎるか。その辺も含めて "Face/Off" は凄かったな、と再認識。Slater 主演映画では "Hard Rain" という映画でも観ていて困った記憶があります。へらへら笑うとキツネ目の男と化すのがいかんのだろうか。
 お話としては核 2 個盗まれてヤベェよ、何とか無効化せねば、で Hale と Terry が奮闘して主犯の Deakins をやっつけました、という感じです。John Woo にしては普通に真っ当な娯楽映画で、これなら Renny Harlin か Jan de Bont あたりにやらせてもええんじゃないかと(失礼)。素材もありきたりだし。こないた TV で "The Peacemaker" をやってましたが、あれも核盗まれてウキャア、な映画でしたな。あっちの方が話のめまぐるしさでは上やと思います。
 で、John Woo らしい作りに思えるのは、核が盗まれるという大風呂敷な話を、米軍の相棒同士が戦いあうという個人の話に収めながら展開していくところですかね。Hale と Deakins が sparring で殴り合う scene で始まるこの映画は、その後も勝った負けたで 20$ 札を押し付け合ったり、爆撃機の中で人生について語りあったり、核の暗証番号について無線で丁々発止のやりとりをしたり、最後はやっぱり二人して殴り合ったりと、冒頭から結末まで二人の掛け合いが続く。冒頭の sparring で Deakins が Hale に feint についての講釈を垂れる場面、そして Deakins が Hale に「テメェは勝負への執念が足りねぇ、だから俺に勝てんのだ!」と言い放つ場面、それをへらへら笑って受け流す Hale はしかし、その Deakins の台詞に臆することなく戦いを挑み、勝利する。そう、この映画において核とねーちゃんは殴り合いの添え物に過ぎない。そして策士 Deakins を見事に出し抜いた Hale の成長物語でもある。男の子はこういう映画に弱いのですよ。でもってこういう映画を Hollywood 的素材でやっつけてしまう John Woo も凄ぇなぁ、と。とはいえ、核を素材にしているのに個人間の戦いを描いたのではお話が小さくまとまってしまうのはやむを得ず、それがこの映画を中途半端な出来にしているのは確か。ねーちゃんの再三の突撃も無理ありすぎ(笑)。まぁ、ねーちゃんはトラボル太に意地悪される場面が良かったので悪くないです。って、follow になってない?
 この映画のトラボル太はええですなぁ。ふてぶてしいという言葉がぴったりはまる演技です。悪役も善玉もやれるなら一緒にやってまえ! と "Face/Off" に繋がるわけですが、その発想もやはり "Broken Arrow" あってこそ生まれてきたのでしょう。総合評価はいまいちですが、悪役トラボル太の魅力は充分伝わる作品でした。

log modified: 2005/03/21 04:33:20 JST

2005.03.20 (Sun)

get
  • Can / Monster Movie
  • Minamo / Shining
  • 笠井 潔 『ヴァンパイヤー戦争 9』
  • 夢枕 獏 『陰陽師 龍笛ノ巻』
  • 森 博嗣 『捩れ屋敷の利純』
diary

 今日の vf4ft、とりあえず心中突 (236P+K) 出しまくって裁き判定を体で知るの図。でもバレバレで 2P で止められまくり……。

[movie] Saturday Night Fever

 John Badham 監督作品、1977 年。
 塗料店で働く若者の Tony (John Travolta) は、踊りの上手さから週末の disco king として名の知られた存在だった。しかし家では父親が失業中、信心深い母親は牧師になった兄の自慢ばかり、そして Tony はそんな両親に反発ばかりしていた。disco の contest が数週間後に近付いたある日、Tony は華麗に踊る新顔の Stephanie (Karen Lynn Gorney) を見かける。彼女と組めば contest の優勝も確実と踏んだ Tony は彼女に近付き、partner になる約束をするが、Stephanie は事あるごとに自分が Tony らのようなチンピラとは違うのだと主張し、Tony を苛立たせる。そんな中、兄の Frank (Martin Shakar) が家に戻ってきて、急に牧師をやめると言い出す。Frank が自分の人生を変え、Stephanie からは将来のことを考えるよう諭された Tony は、彼なりに悩み始める……。

 またまたトラボル太映画。いやぁ若いなトラボル太。1977 年の映画なので若いのも当然か。まぁ、うちの親が踊り狂ってたかどうかは知らないがその頃の映画ってことで。
 この映画観たのは初めてですが、もっと享楽的な映画なのかと思ってたら、当時の若者の悩みや人生観を描いた青春群像劇だったんですね。友達が襲われたと聞かされて仕返しに行ったり、ねーちゃん孕ませてどうしようと悩む者もいたり、Tony も兄や Stephanie を見て自分の将来を考え始めたりする。多分、theme だけ取り上げればこういう映画は何時の時代でも作ることができるんじゃないですかね。で、音と fashion だけ取り上げればその時代の空気を感じられて nostalgie に浸れる、と。disco って何やねん、と思ったときにはこの映画を再見すべし。音楽も名曲揃いでええ感じです。
 お話はあまり面白いものではないんですが、こういう時代もあったんやなぁと思わせられる分には成功していると言える映画でしょう。

log modified: 2005/03/22 02:43:09 JST

上旬 / 中旬 / 下旬