Noisy Days in September, 2004

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2004.09.21 (Tue)

Rovo / Imago

 夏が逝く前に聴いておかねば。Rovo の 1st album、1999 年発表。
 Rovo というと人力 trance の代名詞のように語られることが多いのですが、その正体は実験的というかサイケな虹色世界をもこもこと生成し続ける永続音楽機関なのではないかと思ったりする。"Imago" で展開される世界もまた、Neu! の果てなき永続性と King Crimson の統制された混沌とがぎゅるぎゅると掻き回された上で、縦横無尽の improvisation が繰り広げられているのであった。その上で山あり谷ありの焦らしと絶頂が交互に押し寄せ、一気に思考停止のあぱぱな境地へ持っていかれてしまう。この 1st album では、現在のように高度に抽象化されていない分だけ、より直接的な勢いと意気込みが感じられます。
 tr.6 "Kmara" の人力 drum 'n' bass がかなり印象的な出来。d'n'b 黎明期の勢いを、別の視点から再構築したらこうなった、という風情か。やっぱり Rovo は、始めから Rovo でした。

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 哀しいくらいに忙しい。気が付けばもう寝る時間だし。寝る子は育つ。何処が育つかは秘密。一見どこも育ってないように見えても育っている。等価交換なら錬金術とは言わないけどさ。

 薄型 PS2 に萌え。

log modified: 2004/09/22 02:37:11 JST

2004.09.22 (Wed)

[movie] Waterworld

 Kevin Reynolds 監督作品、1995 年。
 世界が水没してしまった未来のお話。帆船で世界を経巡る名も無き男、通称 Mariner (Kevin Costner) は、物資補給のためにとある都市船に立ち寄り、この世界では貴重品である土を物資と交換して立ち去ろうとするが、女を抱こうとしないことから怪しまれ、ついに自分が mutant であることを暴露されてしまう。彼は捕らえられ今にも処刑されようとしていたが、そこを海賊 smokers が襲撃、都市船は大混乱に陥る。その隙を付いて Mariner は脱走、酒場の女 Helen (Jeanne Tripplehorn) と、少女 Enola (Tina Majorino) を連れて外洋へと逃げ出した。一方、smokers の頭 Deacon (Dennis Hopper) は執拗に彼ら一行を追い続ける。Deacon は、Enola の背に掘られた入れ墨が、幻の陸地 dry land への鍵であるという伝説を信じているのだ。かくして海を舞台にしての追撃戦が繰り広げられる……。

 世界の造形は見事です。まずは冒頭、Mariner の立ち小便からこの世界の過酷さと rule を呈示。真水は貴重ですぞ、小便さえ濾過して再利用するべし、と。そして植物や土が貴重品であることもさりげなく示唆しつつ、じわじわとお話が動き始める。この辺りの作りは上手いんだよな。あえて襤褸と retro ちっくさを強調するところも良い。Kevin Reynolds 監督作品と言えば "Robin Hood" が有名?ですが、この "Waterworld" も同じ様な taste を感じます。即ち襤褸布 fantasy。
 でも期待していた程には盛り上がらなかったかな、というのが正直な感想。海ばかりで情景の起伏が無いとか、悪役が humorous で危機に陥っても緊迫感が無いとか、盛り上がらない要素はいくつかあるんでしょうが、Kevin Costner の薄い髪を見るたびに笑ってしまうというのが一番の悪影響なのではなかろうか。まぁ、歳喰っても action 映画やってやるぜ、という心意気だけは買いましょう。でも大根な役者さんであることは今作でも変わらず、終始無表情でのぺーっとしているので、観ていて眠くなること暫し。むしろやかまし娘の Enola の方が目立ってたり。囚われの身でありながら Mariner の勇猛さを敵に吹聴する場面とか、印象的ですな。
 音楽は James Newton Howard が担当。大御所らしい勇壮な strings 使いで、なかなかの美味でした。

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 剛で初勝利付きました。使いにくい割に面白い character かも。

log modified: 2004/09/23 03:35:04 JST

2004.09.23 (Thu)

[movie] The Million Dollar Hotel

 Wim Wenders 監督作品、2000 年。
 The Million Dollar Hotel、それは人生の落伍者たちが群れ集う安 hotel だった。そこに居着いて住人の雑用役をやっていた Tom Tom (Jeremy Davies) の元に、FBI 捜査官の Skinner (Mel Gibson) がやってくる。Skinner は、自殺した Tom Tom の親友 Izzy について、彼が何者かに殺されたのではないかと疑っていて、hotel の住人たちに執拗な尋問を行っていく。hotel の住人 Geronimo (Jimmy Smits) の tar paintings が TV で Izzy の作品として扱われたのを機に、hotel の住人たちは絵を使って一儲けを企む。Tom Tom はあこがれの娼婦 Eloise (Milla Jovovich) と仲良くなることを夢想していたが、そこを Skinner に付け込まれる……。

 大半が hotel 内の撮影でありながら、冒頭で相変わらず堂々と road movie を謳う、流石は Wim Wenders です。人生即ち旅、ですか。Tom Tom も人生語っていたし。
 stupid な Tom Tom と、本好き不思議ちゃん Eloise との love story を中心にして、Izzy の死を巡る mystery と、hotel 住人たちの一攫千金夢物語でくるんだ現代の寓話。Wenders の映画にしては軽いノリで、"Anarchy in the U.K." みたいな曲まで飛び出す始末。とはいえ結果は悲劇的な展開で、Skinner も hotel 住人もそれぞれの賭けに敗れ、Tom Tom の退場により Eloise も取り残される。人生の敗者ばかりが集まる The Million Dollar Hotel、その伝説に偽り無し。美しい瞬間だけが後に残される。
 馬鹿であっても人生は選択の連続であり、過去を忘れて未来だけ見つめて生きるのは難しい。Tom Tom は人の幸福を望んで行動し、その純粋さは欲深き人に利用されてばかりである。その彼が、幸せの果てに辿り着いてから起こした行動は、その純粋さ故に哀しい。そして Wim Wenders は、Tom Tom が退場してもなお camera を回し続け、彼が居た痕跡を Skinner や Eloise が感じ取る様を映し出す。この監督の描き込みは本当に容赦ないなぁ。
 まぁ、Wenders 作品にしてはあまりに直球な love story なので、強烈な印象は残らなかったりもする。Terry Gilliam の "The Fisher King" も聖なる愚者の物語という点では共通してますが、Gilliam 作品は寓話を描く視線に迷いが無いのに対して、Wenders 作品は登場人物の造形や舞台仕立てに過剰な reality を求める向きがあり、それが寓話的でありながら寓話になりきれない歪さを生み出す要因になっているようにも思える。で、それが Wenders 作品らしい味になっていたりもするのだから評価も困るというもの。"The End of Violence" が近年の Wenders 作品の歪さの極みとすると、"The Million Dollar Hotel" は一般向けというか普通というか、毒がなくて中途半端とも言える。Mel Gibson の顔見たからそう思うのかも知れませんけどね。

 音楽は Bono、Brian Eno、Jon Hassel、Daniel Lanois が担当。この映画は Bono の原案を元に作られているので、彼らの参加も納得。この面子から想像できるような冷却度の高い ambient な曲が多くてなかなか良好でした。

diary

 腕時計の秒針がやばい動きしてます。たたんっ、たたんっ、て感じで微妙な速度。それでも時間は早くも遅くもならないんだから大した野郎と言わねばなるまい。
 まぁ電池切れかけなのですよ。

 FT は連戦連敗。遠い……。

log modified: 2004/09/24 02:23:43 JST

2004.09.24 (Fri)

[movie] Resident Evil

 Paul W.S. Anderson 監督作品、2002 年。邦題「バイオハザード」。
 世界有数の大企業 Umbrella Corporation の秘密研究施設 Hive が、ある日突然外界との接触を断った。Alice (Milla Jovovich) は館の中で、記憶をなくした状態で目覚めるが、そこに武装集団が入り込んでくる。武装集団は Hive へ突入し、mother computer の red queen を止めるため、その入り口である館へ入ってきたのだった。彼らの話では、Alice もまた Umbrella Corporation の一員であるらしい。彼らと共に Hive へと進入した Alice は、遅い来る危機を乗り越えながら、次第に記憶を取り戻していく……。

 先日に続き Milla Jovovich な映画で。この女優さんは苦手なんだよな。いや、つるぺただからじゃなくて目付きがアレで。Angelina Jolie は如何にも action star てな nice body な姉ちゃんでしたが、Milla Jovovich で銃弾どげげげ映画なんて大丈夫かいな……と思いながら観てました。結果? Milla Jovovich さん動き少なすぎでっせ。
 まぁ、zombie 映画なんて昔も今も変わらんなぁ、というのが正直な感想。前半の対 red queen 戦が面白かったです。あの熱光線、Ethan Hunt ならどう避けるんだろぅ……わくわく。
 ちなみに監督は "Mortal Kombat" 撮った人。すっかり B 級色は抜けちゃいましたなぁ。

log modified: 2004/09/26 03:39:49 JST

2004.09.25 (Sat)

get
  • Force of Nature, Nujabes, Fat Jon / Impression
  • Tsutchie / Playlist
  • Yuki Kajiura / Madlax O.S.T. 2
  • Stephen King 『The Dark Half』
  • George R. R. Martin 『Dying of The Light』
[news] Querida "Object Orient EP" coming soon

 Querida は Ian O'brien の別名義だそうです。わお。Kanzleramt からですか。
 Peacefrog から新譜出す予定もあるそうな。頑張ってけろ。

log modified: 2004/09/26 03:52:06 JST

2004.09.26 (Sun)

[movie] The Exorcist

 William Friedkin 監督作品、1973 年。
 北 iraq にて古代遺跡の発掘にあたっていた Merrin 神父 (Max von Sydow) は、ある日、禍々しい魔像を発掘し、不吉な予感に囚われる。一方、Washington D.C. 在住の女優 Chris MacNeil (Ellen Burstyn) は、娘の Regan (Linda Blair) や house keeper たちと何不自由ない生活を送っていたが、屋根裏の怪しげな物音や、Regan の部屋の窓が何故か開いている等の現象を訝しく思っていた。やがて Regan は不審な言動や行動を取るようになり、Chris は娘を医者に診せるが、異常は見つからない。そのうち精神科医まで引っぱり出されてくるが、Regan は 12 歳とは思えぬ声音で精神科医を脅し上げる。そのうち、Chris 主演の映画を監督していた Burke (Jack MacGowran) も怪死を遂げ、その死に他殺の疑いがあるとして Kinderman 刑事 (Lee J. Cobb) が死体発見現場に近い Chris の家に目を付け始める。精神的に疲弊し始めた Chris は、近くの教会で神父の counselor をしている Damien Karras 神父 (Jason Miller) に助けを求める。Karras は Regan に悪魔が取り憑いているとして、悪魔払いを教会に申請。そして、数少ない悪魔払いの経験者である Marrin 神父が Chris の家を訪れる……。

 有名な作品ですが観るのは初めて。ふむむむ、こういう映画だったとは。
 この映画、素直に観れば「娘に取り憑いた悪魔を、神の威厳によって取り除いてめでたしめでたし」というお話なんですが、それだけだとどうもすっきりしないんですな。Karras 神父がお袋さんと話する場面とか、映画監督が死ぬ展開なんて、本当に必要なのか? 悪魔払いと直接関係してるとは思えないしなぁ。単に冗長にしてるようにしか見えないぞ。
 ……などと観ている間は思っていたんですが、見終わると妄想が。即ち、Chris と Regan は母子家庭で、元夫は europa に居るらしい。Chris と映画監督の Burke は軽口を叩きあえる関係。で、Regan がおかしな行動を起こし始めたのは Burke の映画撮影に Chris が参加している間であり、しかも Regan は Burke を殺した疑いもある……少なくとも Chris はそう思っている様子。これって、Chris と Burke の姦通を Regan が認めなかった、と読めなくもないような。んじゃあ Burke が死んだ時点で Regan の悪魔憑きは終わっていたのか? そう、この時点で Regan にとっての悪魔憑きは終わっていた。しかし Karras 神父にとって、Regan はまだ悪魔憑きの存在と見えていた。
 Karras 神父は足の不自由な母親を気遣い、たまに母親の家に立ち寄って面倒を見ていた。しかし母親は叔父によって精神病院に送られてしまい、それを神父は悲しんでいた。この場面、叔父が神父に向かって「テメェが神父なんぞにならず精神科医になってりゃ、お袋さんも楽できただろうに」と言う scene があります。また、その直後には間接的に Karras 神父の母親が死んだことが知らされます。そこに詳細な描写はなし。そして、悪魔払いをしている際、Karras 神父は Regan に「お前が母親を殺したんだ」と言われて酷く動揺している。それを悪魔の虚言と一蹴できないような何かの負い目が Karras 神父にあったのだろうか。Regan は Karras 神父の罪の意識そのものとなって彼の目前に現れていた、との解釈も可能だろう。Karras 神父は、展開上は Regan の中に宿っていた悪魔を自らの内に取り込み、意識が支配されないうちに窓から身を投げて悪魔と共に死んだということになっている。Karras 神父にとって、自己の内面に対する悪魔払いは成功したのか失敗したのか。いずれにせよ、Chris の身辺が綺麗になり、Karras 神父や Merrin 神父が退場したことにより、Regan は元の少女に戻る。これはこれで自然な成り行き。
 とまぁ、一見怪奇映画に見えて実はどろどろの心理劇だったりする映画なんじゃなかろうか、と妄想させられる映画なのです。思えば、Chris や Karras や Merrin の視点からの描写は数多くあるのに、Regan の視点からの描写ってのは殆どなかったような。悪魔そのものの実在を描いているようでありながら、本当は悪魔とは見られることによって存在させられるものなのである……などと言うと格好良すぎるので止めます(爆)。首 180 度回転でウキャー、Merrin 神父かっちょええー! という視点で観るのが正しい。
 さて、"The Exorcist" と言えば Mike Oldfield の "Tubular Bells" が有名ですが、怖い場面で使われるのかと思いきや、何だかフツーの場面で使われていて興ざめ。もっとウキョキョな所で使ってくれ。そういや album も持ってたりしますが押入に仕舞いっぱなしだなぁ。まぁ、そのうち聴き直そう。

[news] Psyvariar 2 Ultimet Final、2004.12.09 out

 やっと来ますか PS2 版。Special DVD 付きとの事。

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 VF4FT、アビオンで野試合。うひゃあ、勝てません。

 Trizeal、初 play。なんとなく 4 面まで。
 画面下端からでも弾撃ってきたり、Taito ちっくな放射弾が飛んできたりと、何だか懐かしさを感じる STG ですな。時計回り避け連発してしまいました。
 近場のゲセンには入らなさそう……。

log modified: 2004/09/27 03:02:09 JST

2004.09.27 (Mon)

Fabrice Lig / My 4 Stars

 Kanzleramt から出た Fabrice Lig の album、2004 年発表。
 Kanzleramt と言うと detroit techno 寄りの german minimal な label、という印象があるんですが、Fabrice Lig のこの album は label 色に染まらず我が道行ってますな。この人も detroit techno の影響を多分に受けてるのは間違いないんですが、何というか、音が丸っこくてまろやかなんですわ。春先の陽光のように柔らかく、蒲公英の綿毛のようにふわふわしている、といった風情。tr.2 "In My Arms" では Buggles ネタまで飛び出す始末で、この人のどう見ても尖ってない sense を見事に煽ってくれます。
 個人的にはちとまろやかすぎて聞き込めない album ですが、この人らしい peaceful な暖かさを感じられる作品です。

diary

 仕事場の会話にて、subliminal 効果 〜 "The Exorcist" 〜 Mike Oldfield、と繋がって、leader な人が実は Mike Oldfield 好きな人であることが判明。つか「Tangerine Dream は "Tangram" 以降だよねー」などと仰る方がおられるなんて吃驚ですわ。"Rubycon" や "Phaedra" は論外? はぁ……世の中広いな。

 vf4ft、某 item をゲトして当面の目標達成。今後は地味にやってく予定。

log modified: 2004/09/28 02:29:08 JST

2004.09.28 (Tue)

Moodymann / Black Mahogani II

 Moodymann の 2004 年作、peacefrog から。
 いつも通りのドス黒 house ……と思いきや、もはや house ですらないという勢いです。しかし、どろりとした黒い groove はさらに粘りを増して濃厚な闇を演出しているのであります。
 bass がしっかりと土台を形成し、drums が空気をじわじわと煮詰める。electric piano は控えめに自己主張、そして sax や voice が時折乱入しては消えていく。音の連なりはどことなく茫洋としていて、それが集中したり拡散したりする様に、どうにも生々しさを感じてしまう。反復を反復と思わせないような不安定さ、未完成さ。その微妙な揺れが、soul の響き合いを喚起する。
 まーとにかくこの bass の音に浸っていれば 30 分が刹那に思える展開なのでありました。良いかな Moodymann。

[anime] 陸奥圓明流外伝 修羅の刻

 あー観た観た、おなかいっぱい。
 決めの場面が剣士と陸奥の一騎打ちと決まっているので、流石にそればかりやられると面白みが欠けていくのでありました。回を追う毎にどんどん興味の薄れていった一作。
 寛永御前試合編は将軍暗殺やら御前試合やらでそれなりに楽しめたんですけどねぇ……。

diary

 暑かったり寒かったり雨降ったりで体調優れず。食堂で昼飯食ったあと、食器片付けのときに弁当箱をひっくり返してしまったり。注意力も散漫になっているらしい。
 こういうときは早めのパブロンで寝るに限りますわい。

log modified: 2004/09/29 02:17:43 JST

2004.09.29 (Wed)

Matthew Dear / Leave Luck To Heaven

 click house というと変態で retro で cheap で click house なんですな。良く解りませんが Matthew Dear の 2003 年作。
 全体的に humorous で軽みのある音作り。jelly 状の固形物をぷにぷに触ってその弾力と指に吸い付く粘着感が楽しめる……ような気がします。青っぽくもありエロっぽくもあり、手堅そうな作り込みに見えて中身はスカスカ。その微妙な balance 感覚から生み出される groove が funky な粘りに直結してるんでしょう。
 まぁ Akufen や Max Tundra に比べれば変態度は低めですが、その分とっつきやすい album じゃないですかね。

diary

 今日も今日で喉が痛くてたまらん。仕事も苛烈でへろへろです……。

log modified: 2004/09/30 02:21:06 JST

2004.09.30 (Thu)

Naruyoshi Kikuchi / Degustation A Jazz

 菊地成孔 (sax, org, etc...) の solo 名義作、2004 年発表。
 全 41 tracks での jazz つまみ食い大会。DCPRG 的な展開も、Spank Happy 的な風景もあり、似非 hip hop も似非 cool jazz も盛り込みながら、矢継ぎ早に様々な曲が入れ替わり立ち替わり現れる。
 もっと長い曲でやってくれ! と言いたいところですが、菊地成孔の sax は相変わらずエロくて良好。jazz を内側から崩していくことで、より jazz 的な雑食性を発露させるという concept の様子ですが、随所に織り込まれた jazz の cliche と菊地の微妙な pop sense の相乗効果により、意外と聴きやすい album になってます。お勧め。

get
  • Domu / Discotech EP
diary

 相変わらず体調不良で疲れ切ってますが、仕事は今週の山場を越えたので一安心。

 んで飲み。程々で。

log modified: 2004/10/01 02:28:28 JST

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